2008年8月1日(金)  日立港
              午後6時半〜午後8時半
ノビタの釣り天国



         久々の大漁


                                    
    釣り開始
ぼやき
連日30度の暑さ。
太陽が地上を焦がし、熱波が人間を焼き殺そうとしている。
魚ものぼせて、餌なんぞ見向きもしないはず。
こんな日は、へたに魚を釣ろうなんて欲を出さないことさ。
良寛も言ってるぞ、
「欲なければ一切足り
  求むる有れば万事窮す」
と。

涼しい部屋(?)で、ゴロ〜ンと寝そべり、本でも読んでいた方が懸命ではないかい。
こんな日に釣りに行く人間の気がしれないネ。
でもいるんだな〜これが。
「雨ニモ負ケズ
風ニモ負ケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモ負ケズ」
という”天下無敵のバカ”が。
愛すべき天下無敵のバカが。
ノビタもバカになり、唯一の社交場ヘ行くか。

同志に会う
空はオレンジ色に染まっていた。
真夏の太陽は、まだ西の空にあったが、勢いは大分衰えている。
東からの爽やかな風が心地よかった。
ゆったりとうねる海は、無数の小波が降り注ぐ陽射しを砕き、眩いばかりに輝いていた。
堤防には天下無敵のバカが点、点、点・・・・・・、と20人ほど。

「ノビタさ〜ん」
と呼びかける人がいる。
見ると、前方に、真っ黒けっけの異性人のような人間が。
よく見ると、tommyさんだ。
これから穴釣りと、アジの二兎を追うそうだ。
なんか嬉しくてたまらんような表情をしている、花金なのだ、今日は。

あとでまた会いましょうと、別れて先を行くと。
今度は、「どなたもご自由にお入り下さい」の、オープン・ザ・ドアの顔をしているおじさんが、ノビタにお辞儀をしている。
ーFさんだ。
2年ほど前、冬の堤防でノビタとよくサビキ釣りをした名人だ。
「もう永眠したのかな〜と思っていましたよ」
と声をかけると、
「まだ永眠できませんよ、三途の河よりこちらの方が釣れるようなので」
と返された。
久々の曹禺なのでもっと話したかったが、黄昏も濃くなってきたので先を急いだ。

アジはいた
ポイントには浮子釣り士が2人。
その間が、大分開いていたので入れさせてもらう。
ちょうど左側の人が20センチくらいのアジを1匹、海面から引き上げる所だった。

  
使用サビキ
それを見て気合を入れ、磯竿1号5.3メートルを1本出す。
仕掛けはコマセ籠の下に、白スキンのサビキ(針8号)、その下に5号の錘を。
コマセ袋は、写真の糸製の物がお薦めである。
理由は、コマセが少しずつ海中に蒔かれ、回遊魚を効果的に集めてくれるからだ。
プラスチック製のコマセ籠は、一度にドバッと出るか、全然出ないかで、効果的な蒔き餌ができない。
但し、糸製はフグに穴を開けられるので、フグが多い時はプラスチックのコマセ籠を使用するしかないのだが・・・。

釣りを開始したのは、午後6時半。
堤防際に仕掛けを落とし、コマセ籠を海面から1メートルくらい沈めた所に棚を取った。
仕掛けを投入して2〜3分、竿先が踊った。
初めの1匹は20センチオーバーのアジ。
このあともポツリ、ポツリと釣れ続く。
                                              
使用コマセ袋
この間、両隣りの浮子釣り士には、釣果なし。
ーアジは浮子釣りと思っているのは、○○の一つ覚えじゃないかい。
と胸の中でつぶやく。

良形アジ、ゲット!
午後7時。
ガタン、ガタ、ガタと竿先が振動した。
ハッとして振り向くと。
竿先が海面まで張り倒され、さらに足でドン、ドン踏みつけられるようにおり曲げられ・・・。
慌てて竿を持ち、リールを巻いて。
ようやく堤防に引き上げたのは、28センチの今年最大のアジだった。

アジ釣り秘伝
右隣りの人が、
「まるで独壇場ですね〜。凄い!」
と言いながら近ずいて来た。
彼も浮子釣りを止め足元を狙ったが、さっぱり釣れないという。
サビキは何を使っているのか、棚はどれくらいか、聞かれたので。
自慢じゃないが、いや自慢だが、釣り方を教えてやった。
今度は逆に、同じことを彼に聞くと。
髪の毛が逆立つほど腹が立った。
サビキがハゲ皮なのはただの馬鹿でいいが、棚を底にしているのは許せない。
せっかく海面に浮上してきたアジを散らすだけなのだ。
迷惑なのだ。
                                    
堂々28センチ
彼が素直に棚を上にしたので。
ーま気にしないでいい。人間は完全ではないのだ。
とつぶやきながら、様子をそれとなく見ていたが。
最後の最後まで彼は1匹も釣れなかった。
サビキが悪い。

暗くなったら、白スキンじゃないと勝負にならんのだ。
午後7時半。
彼は、
「次回は必ず、白スキンを持ってきます」
と言いながら、きれいに後片付けをして帰って行った。

納竿
午後8時。
周囲に誰もいなくなり、静かな闇が広がった。
爽やかな風が吹いていて、夜釣りには最高の夜である。
ポツリ、ポツリと釣れ続くので、そのままズルズル釣り続けていると。
背の高いジイさんが、闇の中から登場した。
彼とは、此処で旧知だ。
話し方が朴訥で、気の良いジイさんだ。

武勇伝を少々大げさに言うが。
それは文学的素養がある者の常で、物事を効果的に伝えようとしているだけなのだ。
ー許す。
彼は訥々、トツ、トツと、30センチクラスのワカシと25センチクラスのカンパチを合わせて6匹釣ったと言っていた。
時刻は午後5時〜6時。
釣り方も教えてもらったので、次回にでもトライしようと思っている。

午後8時半、納竿。
帰りにtommyさんに会って様子を聞こうと思ったが、暗闇で穴釣りをしている釣り士は10人ほど、どの人がtommyさんか分からないのでそのまま帰って来た。
でも彼、ちゃ〜んと釣ってたんですね。−−>こちら

本日釣果
アジ  17〜28センチ  42匹
メバル 16〜18センチ  5匹
タナゴ  20センチ前後  4匹


















The END
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