2008年8月10日(日)  日立港
              午前5時半〜午前10時
ノビタの釣り天国



         泳がせ釣り初戦


                                     
どんよりとした空
予定変更
まだうす闇が混じる道をロシナンテに跨り、風を切って走って行く。
どんよりとした雲が空を覆っていたが、真夏の釣りには恵みの雲である。
今日はドラマチックな、餌の泳がせ釣り。
狙うは、もちろんカンパチだ。
ただ今日は長潮、あまり期待できないのだが・・・。

昨夕、アジさんから電話があり誘われたのだ。
この釣りは、餌の確保が難なので二の足を踏むが、アジさんの話しでは大丈夫だと言う。
アジさんとの電話が終わったあと、慌ててふったさんに電話した。
ふったさんとは明日の朝、ルアーでカンパチを狙う約束だったのだ。
ふったさんも餌の泳がせ釣りに、即、了解してくれた。
やはり泳がせ釣りの魅力は、半端じゃないのだ。

現場に着いたのは、午前5時10分。
ふったさんと、ふったさんに誘われたQさんも来ていた。
彼らも今着いたばかりだった。
アジさんはいない。
電話をかけると、
「ウッソーーー。もう行ったの?」
と、まだアジさんは自宅にいた。
確かに昨日の電話では、そんなに早く行っても・・・と現場6時集合としたのだが・・・。
なんせ眼が早く覚めてしまったのだ。

    
  餌はいた
餌釣り
午前5時半、餌釣り開始。
コマセ籠の下に、5号のサビキ針を8本付け2〜3分シャクっていると、プルプルプル・・・と竿先にアタリ。
仕掛けを引き上げると。
ー餌が!
「あなたに逢えて よかった
 あなたは希望の匂いがする♪」
のハナダイを2匹ゲット、サイズは7〜8センチ。

早速、磯竿2号5.4メートルの竿を2本出し、ピチピチ跳ねる元気なハナダイの背に針を付け、
「元気に泳いでくれ!」
と、足元の海にポチャーン!
そのまま置き竿にして、餌釣りに専念する。

隣りのおじさんの置き竿が、大きく湾曲した。
強烈な引きに耐えながら海中から引き上げられたのは、30p強のカンパチだった。
それを見せ付けられると、一気にエンジン全開。
竿をシャクリまくると、ハナダイに混じって。
世の中になくても良いと思っているフグまで釣れてきた。

アジさん連続ヒット!
午前6時。
餌を12匹ほど釣ったところに、アジさん登場。
アジさんは、隣りのおじさんとノビタの間で釣ることに。
それから10分ほど経過したか。
アジさんが、
「キターーー!」
と叫びながら海に落ちそうになった竿を掴んだ。
竿が張り倒されている。
なかなか起き上がらない。
竿が右に、左に、振り回され。
やっとのことで、引き上げたのは30センチほどのカンパチ。

その直後。
アジさんのもう1本の竿が、海に突入しそうに。
なんと、アジさん連続ヒットだ。
そして、2匹目も無事ゲット。
後からきたアジさんに、先陣を切られたのだ。
ー今に見ていろ僕だって。
と竿を見ていたが、餌が時々、竿先をヒクヒクさせるだけ。
焦る気持ちを、
「気楽にやれ、人生長いんだから」
と励ましながら、その時を待っていたよ。
                                     
46センチ
予想外の・・・
どれだけ時が流れたのであろう。
アジさんや、ふったさんと話しをしていた時だった。
と・・・。
「ガガガガ・・・・」
と異様な音が。
「何ダ?」
ノビタが振り返ると同時に、
「落チル、落チル、落チル」
とアジさんが叫んだ。

ナント!、ノビタの磯竿2号の竿尻が80度近く持ち上がり。
そのまま逆さまに海に飛び込んで行く。
一瞬、心臓が破裂しそうになったが。
竿は予めナイロンの紐で海水を入れたバッカンに結わえていたので、辛うじて堤防下の宙で紐にすがっていた。
ーホッ。
竿を持ち上げようとすると、漬物石のように重い。

そして、ドスン、ドスン、ドスンと、一撃、二撃、三撃。
ジワ、ジワと竿を起き上がらせようとすると、またまたドスン、ドスン、ドスン、と強烈な追撃。
カンパチの引きとは、こんなにも凄かったのか。
これぞ釣りのダイゴミ。
慎重に、引きには逆らわず、かつ容赦なく、ギリ、ギリと引き上げてくる。
「アッ、ヒラメだ!」
とアジさんが叫んだ。
誰もが予想していなかった展開だった。

「タモ、タモ、タモ」
ふったさんが、
「誰かタモを持っている人いませんかーーー」
と叫びながら堤防を走った。
まさかヒラメが釣れるとは思っていなかったので、誰もタモを持って来なかったのだ。
ふったさんが借りてきたタモで、アジさんが無事タモ入れに成功し引き上げた。
サイズは46センチ、堤防の上で無念そうにバッタ、バッタと跳ねている。
ヒラメを釣ったのは5年ぶりだろうか、しばらく興奮が冷めなかったよ。

カンパチも来た!
午前6時半を廻っていた。
釣りを開始してから1時間。
アジさんの隣りにいるおじさんだけが好調で、すでにカンパチを5匹ゲットした。

「ガガガガ・・・」
と、またノビタの竿が海に突っ込みそうに。
竿を起こそうとするが起きない。
強烈な引きだ。
でも今度の引きは、さっきと違う。
竿が大きく足元の堤防側に湾曲し、引きこまれて行く。
そのまま引き込まれると道糸が切れそうなので、引き込みに耐えていると。
今度は沖に向かって走った。
猛烈な引き。
やっとこさっとこ堤防に引き上げたのは、30cmのカンパチだった。

納竿
このあと26センチと小ぶりなカンパチを追加する。
アジさんの釣友であるヌキさんが来たのは、この後だった。
「人生は、いつもちょっとだけ間に合わない」
ヌキさんが来たのは、すでに祭りが終わったあとだった。

午前7時半過ぎ。
仕掛けにつけた餌が逃げようとする前アタリは時々あるのだが、そのあとの本アタリがない。
いつか雲が裂け、凄みをはらんだ太陽が顔をのぞかせ、その陽が身に喰らいついてきた。
午前10時、潮止まりとなった所で、納竿。

「ひとつの刺激が終われば、次の刺激は必ず、それより大きくなければならない」
                    (『巨人と玩具』by 開高健)
次回は、数では2桁のカンパチを。
(チャン、チャン♪)

本日釣果
  ヒラメ  46センチ  1匹
  カンパチ 26〜30センチ 2匹




















The END
SEO [PR]  ローン比較 再就職支援 バレンタイン 無料レンタルサーバー SEO