2008年10月16日(木)  久慈川河口
             午後4時〜午後6時半
ノビタの釣り天国



      今年初、石持の数釣り


                              
        久慈川河口の夕日
静かな黄昏
西の空を赤く染めながら日が沈んでいく。
鏡のような川面に、夕日が赤い光の帯を刷いていた。
河口には澄んだ温かい空気が流れていて、わりと暖かい。
堤防には14〜5人の釣り人がいたが、みな眠っているように静かだ。
フエンスに沿って伸びる枯れ草から、
「リリンリリンリリン・・・」
と聞こえてくる鈴虫の鳴き声が、やけに大きく聞こえる。

堤防の上で浮子釣りをしている7〜8人は、石持とセイゴを狙っているようだ。
中に、コマセ籠を付けたサビキ仕掛けで、17〜8センチのアジを釣っている人もいた。
彼らが、夕陽に赤く染まっている。
子供達が歌う童謡が聞こえてくるような夕暮れだった。
「ぎんぎん ぎらぎら 夕日が沈む
 ぎんぎん ぎらぎら 日が沈む
 まつかつかつか 空の雲
 みんなのお顔も まつかつか♪」

秋田のSZさん
ノビタの隣りで、今朝3時に秋田の自宅を出てきたというSZさんが観戦している。
SZさんは秋田からキャンピングカーで、奥さんと2人で日立に来た。
彼は、38年間、工業高校の電気科で教鞭をとられ、現在リタイヤし、第二の人生を釣りとドライブで楽しんでいるとのこと。
メールで、日立でアジ釣りをしたいと連絡してきたので、こちらに滞在している間、ノビタが案内役を買ってでたのである。

石持がいた!
釣りを開始したのは、午後4時。
海がベタ凪だったので、吹流し2本針仕掛けにした。
初めは投げ竿1本でやってみた。
午後5時半までは、フグに餌を取られるだけだった。

午後5時40分。
日が地平線に隠れ。
残光が、雲の裂け目を血を流したように一筋だけ赤く染めていた。
突然、
「リリリーン、リリーン」
と竿先に付けた鈴が、2回鳴った。
「・・・・・・?」
ー石持のアタリにしては弱くないか?
半信半疑で竿を持ち上げてみると。
ゴトゴトと、魚の動きが確かに竿を持つ手に伝わってきた。

胴突き仕掛けに石持が掛かった時の、ドアを蹴破るようなアタリのイメージが強いので、吹流し仕掛けが伝える小さいアタリは、どうも本物ではないような気がする。
初めの1匹は、20センチほどと小ぶりな石持だった。

ここで竿をもう1本追加。
2本目の仕掛けが川にドボーン!と落ちたと同時に、ガタガタと竿を持つ手に振動が。
ー入れ食いだ!
2匹目も20センチほどだった。
SZさんは、ノビタが2匹目を釣り上げた所で帰って行った。
SZさんとは、明日の夕刻、アジとメバルを釣る約束をしている。

納竿
この後、パタパタと釣れ続いたが。
午後6時10分に、最後の1匹を釣ったあとは、石持の気配は川から消えてしまった。
午後6時半、納竿。
今年は、何度かこの石持釣りに挑戦してみたが、一番釣れてもたった2匹だった。
それからすると、今日は大漁である。
ー良かった。

でもね〜、カンパチの泳がせ釣りのダイゴミを知った身には、なんか物足りないのである。

本日釣果
  石持   20センチ前後   7匹

















The END
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