2008年12月15日(月)  日立周辺
                 午後1時40分〜午後6時半
ノビタの釣り天国



       なんとか釣れたけど

                               
         青い空の下で
不景気
いきなり番外編。
世の中は『轍鮒之急(てっぷのきゅう)』を叫ぶ人が多くなってきた。
『轍鮒之急』とは危険や困難が目の前に迫っている意で、中国の下記故事から生まれたという。
荘子が食に困り人に援助を求めたら、近く年貢が入るからそうずれば大金を貸せると言われた。
それに対して、自分がここへ来る途中、車輪の跡のくぼみにたまったわずかな水の中で苦しんでいる鮒に、そのうち長江の水で助けてやろうと言ったら、水が欲しいのは今だと鮒が怒ったという話しを聞かせて憤慨したという。

我が家はどうか。
『釜中之魚(ふちゅうのうお)』かもしれない。
火にかけられる釜の水の中で、魚が煮られることも知らずに泳いでいる様。
   (「資治通鑑(しじつがん)」 漢紀)
たとえ煮られるとわかっていても、魚は釜の中から逃げられない。
いまさらジタバタしてもしょうがないと思っている。

それにしても、アメリカのGMとフォード、クライスラーのビッグスリーが、経営破綻の救援願いに専用ジェット機で議会に出席、かつ彼らの年収が30億円という話しには驚かされた。
救援を訴える資格などないのでは?
JALの西松社長は、バスで通勤し、社員食堂で従業員と一緒に行列にならび、年収は960万円だという。
この清廉、11月にアメリカのCNN放送で紹介されたようだが、経営トップクラスはこれが普通であるべきでは、でも世の中はビッグスリーの経営者のような行動を取っている方が多いようだ。

いずれにしてもこの不景気、鼎(かなえ)の軽重が問われる会社が山ほど出てくるのかも。
<参考>
「鼎の軽重を問う」の意。
名にふさわしい実力を持っているのか、うたがわれること。
周の定王のとき、楚の荘王が周を軽んじ、周王室の宝である九鼎(きゅうてい)の大小、軽重を問うた故事から。(「新選第八版 国語辞典」小学館)

タコ天仕掛けはクリスマスバージョンで
抜けるような青空の下。
陸の稜線沿いに数朶の白い雲が向か伏している。
陽射しが暖かく、寒くはない。
南風が吹いていたが弱く、気にするほどではなかった。
モスグリーンの海は、生き物が横たわって呼吸をしているようにゆったりとうねっていた。
「根掛かりした〜」
とかたさんが叫んでいる。
タコ釣り仕掛けを海に落とした途端に根掛かりとくやしそうだ。

     
クリスマスバージョン
ノビタの今日のタコ天仕掛けはクリスマスバージョンである。
昨日、ダイソーに行って仕入れてきた、クリスマスツリーの飾りをタコ天仕掛けの上に取り付け、タコを誘いだす作戦なのだ。
これでタコが釣れないはずはない、の大自信作だった。
タコ釣り用の竿は3本。
1本は足元狙いの錘50号を付けたタコ天仕掛け用。
残り2本は、30〜40メートル沖狙いの錘30号を付けたタコ天仕掛け用。
全ての竿を並べ終わったのは午後2時だった。

嵐もセンベイも乗り越えて
釣りを開始してから30分ほどの間に、根掛かりでタコ仕掛けを2個ロスト。
”嵐もセンベイも乗り越えて”と、めげずに新たな仕掛けにサンマを結わえてドボーン!。
午後2時40分。
遠投していた右側の竿を持ち上げて、タコが掛かっているか様子をみると・・・。

                                        
 穏やかな海
ー重い!
リールを巻きながら竿を倒し、ガーンと持ち上げると、グワーッと海底から重しが浮き上がった。
「ソレーッ今だ!、フアイト一発、リポビタン・デー!」
とリールを5〜6回巻いたところで、
「カルカッタ!」
途中で重さが消えたのである。

”嵐もセンベイも乗り越えて”と、今度は遠投していた左側の竿を持ち上げて、タコが掛かっているか様子をみると。
ー重い!
今度こそは、
「フアイト一発、リポビタン・デー!」
とまた必死になってリールを巻いた。
敵は海底を剥がれた。

ーけど。
期待の重さではない。
隣りの釣り士にタモ入れしてもらい上がってきたのは、かわいい700グラムほどのタコだった。
「お気の毒に」
と隣りの釣り士が言いながら戻って行った。
ードキリ。
気の毒なのは、ノビタ?、タコ?。
確かに、ノビタも納得できない小ささだったけど。
ともかく。
ーナムアミダブツ、ナムアミダブツ。チーン!
と唱えながらスカリに入れた。

       
かたさんのメバル
本命をかたさんが
それから1時間、2時間・・・海は沈黙したままだ。
「タコや〜い」
と声を出さずに呼びかけても応えてはくれない。
青黒くなった海に、ピンク色に染まったカモメの群れが浮かんでいる。
「いつも群れ飛ぶ かもめさえ
 とうに忘れた 恋なのに♪」
と、都はるみの歌う『涙の連絡船』が聞こえてくるような情景だ。

午後4時。
磯2号5.3メートル竿を1本出し、メバル釣りを開始。
午後4時45分、青黒くなってきた海に電気浮子の赤い灯りがズブズブと沈んで行った。
足元まで引き寄せ、海面から引き上げようとしたところで逃げられる。
逃げたのはアジだった。
それから数分後、また電気浮子が沈み。
上がってきたのは20センチほどのアジだった。
                                    
いつも群れ飛ぶかもめさえ♪
午後4時50分、かたさんが20センチほどのメバルを釣り上げた。
午後5時5分、かたさんが25センチのメバルを釣り上げた。
「もうくる頃 もうくる頃」
と、黒々とした海面で揺れる電気浮子の赤い灯りを見ていたが。
「今日も 待ちぼうけ♪」
となる。

納竿
午後6時半、納竿。
今日もメバルに振られてしまった。
「奮闘努力の甲斐もなく
 今日も涙の
 今日も涙の
 日が落ちる
 日が落ちる」

本日釣果
  タコ   700グラム  1ハイ
  アジ   20センチ   1匹















The END
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