2009年5月7日(木)  久慈川河口 石持釣り
              午後5時半〜午後8時半
ノビタの釣り天国



     久々に、GAKUさん、きむさんと石持釣り


                                        
うねり&濁りあり
ぼやき                          掲示板にも投稿のあった日立港の立ち入り禁止の件。

日立港沖堤で、一昨年、釣り人の転落死亡事故が起きた。
この3月には日立港新堤で、釣り人の転落死亡事故が起きた。
そして、転落事故防止の日立港湾管理所の工夫が、「立ち入り禁止」。
結果、日立港の98パーセントほどが、立ち入り禁止区域となってしまった。
”転落して死ぬのを防止するため”と言う理由だそうだが、これはあまりにも短絡的な結論ではないか。
立ち入り禁止のコンクリートの壁や、そのフェンスを作るために、われわれは税金を納めているわけではない。
これこそ税金の無駄使いではないか。
その費用を、転落事故防止の柵を設けるとかに工夫できないのか。
多くの釣り人の怨嗟の声は、日立港湾管理所には届かない。
届いても無視されているのか。

山で転落事故が起き登山者が死亡したとたん、登山入り口に「立ち入り禁止」のフェンスを張り、永遠にその山に登れないようにするか。
信号のない交差点で事故が起き運転者が死亡したからと、交差点に「立ち入り禁止」のバリケードを張り永遠と車が通行できないようにするか。
デパートのエスカレータで死亡事故が起きたからと、そのエスカレータの出入り口を「立ち入り禁止」にして永遠に乗れないようにするか。
事故が起きても、その存在意義を考えそのような事故が起きないように、山ならば転落防止柵を、信号のない交差点では信号機を、エスカレータは階段の隙間に挟まれないようにするのではないか。

思うに、日立港を管理する役所の人間は、面倒なことに係わりたくないだけに見えてくる。
確かに転落事故が起きると、その回収作業に多くの役人の手をわずらわせ、その費用も結構かかるだろう。
でもそれが役人の仕事、それがための税金ではないのか。
役人は善良な市民の僕ではないのか、その僕が主人の意向を無視して「立ち入り禁止」にする理不尽さはなんだ。
もし設置した転落防止柵を越えた輩が事故を起こしても、それは本人が悪いのである。
それで役所の責任をとやかく言う馬鹿はいない。
それはあくまで自己責任である。

転落防止柵を越えないで、その他の不注意で堤防から落ちて死ぬ人もいるだろうが、そんな心配をしていたらこの世に生きていられないのではないか。
司馬遼太郎の「竜馬がいく」の中に、こんな記述があったような気がする。
竜馬が、心配する姉にあてた手紙で、勤皇の志士はいつも危険と背中あわせだが、風呂場の縁にけつまずいて死ぬ人もある。
この言葉を借りれば、危険な堤防で落ちて死ぬ人もいるが、風呂場の縁にけつまずいて死ぬ人もいるのだと。
                                            
使用した仕掛け
朋遠方より
ぼやきの続きだが、これは自業自得。
6年前に購入したデスクトップパソコンの、システムが壊れたので、リカバリーデスクでシステムを出荷当初の状態に戻した。
この作業に2日ほど要し、システムは正常に復帰したのだが、なんと、メールアドレスや、貴重なメモ、iーTyunsに保存した1000曲あまりの音楽など全てが消滅、データ退避の手順を誤ってしまったのだ。
また一から再スタートである。−ああ。

話を本来の釣り日誌に戻そう。
5月7日の那珂湊の海水温は16.1度、とうとう海水温は16度を超えた。
「飛び出せ釣り仲間!」の時。
まるでその時を待っていたかのように、昨日、久々にGAKUさんから釣りの誘い。
きむさんも一緒だという。
場所は久慈川河口、狙いは石持。
「朋遠方より来たるあり、喜ばしからずや」
もともと混雑する連休を避け、石持に挑戦する予定だったので、即、了解した。
GAKUさんやきむさんとは12年ほどのつきあいだが、昨年は一度も会っていなかったので
久々である。

GAKUさんの一人舞台
ノビタが釣り場に着いたのは、午後5時20分。
すでにGAKUさんも、きむさんも釣りをしていた。
閑散とした堤防には、一人、2人・・・、5人の釣り侍がいた。
小康状態なのか、皆さん竿を堤防に立てかけたままである。
空は、やる気を押しつぶすような鉛色をした雲で覆われ、北東からの冷たい風にも戦意を殺がれたが。
GAKUさんのクーラーボックスに入っていた良形の石持3匹を見て、また元気が沸いてきた。
   
竿を2本並べ釣りを開始したのは、午後5時半。
「風はビュービュー
 波はドンブリコ 誰か私を呼んでるうような♪」
昔、昔、こんな歌を聞いたような・・・、そんな天気だった。
今日の仕掛けは、ノビタオリジナルの胴突3本針で、その下に30号の三角錐の錘を使用した。
川の流れは速く、仕掛けが堤防添いに沖の方に流され隣のGAKUさんとお祭り。
仕掛けを回収してみると、3本の針に付けた餌は無くなっていた。
おそらく餌泥棒はフグ。
これでは餌を消耗するだけと、1本の竿の仕掛けは陸に上げておいた。
午後6時過ぎ、GAKUさんが良形の石持をバタバタと釣り上げる。
きむさんと、ノビタには来ない。
午後6時半までにGAKUさんは新たに5匹を追釣。
ーくやしい!
今に見ていろ僕だって、とジッと竿先をみつめていた。
                                         
30センチ
始めの1匹
午後6時35分。
堤防に闇が這い、空気に細かい水の粒が混じり始めた。
その時、
「リリーン、リリーン、リリーン・・・」
と竿が大きくお辞儀を繰り返した。
待望の大アタリだ。
竿を握り、リールを巻く。
ズッシリと重い。
途中まではおとなしかったが、堤防近くに寄せたところで、グワーッと反撃された。
なんとか陸に引き上げたのは30センチの石持だった。

悲劇
すっかり堤防が夜の闇に包まれた午後7時過ぎ。
「リーーン」
と鈴の一声、鶴の一声ではない。
竿尻が宙に浮いた。
慌てて竿にしがみついた。
竿を起こす。
ー重い!
リールをゆっくり巻いて来る、そして堤防の際に。
竿先が満月のように曲がっている。
そのまま一気に引き上げようとすると。

ナンタルサンタルチア、仕掛けが強烈な磁石にピタリと貼りついたように動かなくなってしまった。
堤防の壁をよじ登り、堤防下をヘッドランプの灯りで照らすと、石持が宙釣りとなっている。
その状態で、仕掛けはピクリともしない。
ー南無八幡台菩薩。
を唱えながら竿先を強引に引っ張ると仕掛けは外れたが、その勢いで石持も闇に飛んで行ってしまった。
石持は、九死に一生を得たのである。ーああ、悲し。

納竿
このあと、ポツリ、ポツリと午後8時までに良形の石持を5匹釣り上げたが、以降アタリが遠くなってしまった。
午後8時半、潮も止まる時間。
しばらくは、釣れないだろうと納竿。
GAKUさんと、きむさんに残った餌を進呈して帰ってきた。
今日、針掛かりしたのは、9割が3本針仕掛けの一番上の針。
この時期、石持は上層を泳いでいるようだ。

本日釣果
  石持  23〜30センチ  5匹




















The END
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