2009年7月11日(土)  鹿島灘某ヘッドランド
              午後7時10分〜午後11時
ノビタの釣り天国



       久々の石持戦


                                      
暗くなるまで待って
石持リベンジ戦
先日、読者の”きくまるさん”から貴重な石持情報を頂き、欣喜雀躍、ふったさんと火の玉となって出撃したのだが・・・。
河豚軍に鎧袖一触、わずか10分で無条件降伏の辛酸をなめた。
切歯扼腕していると7月10日、かたさんが夜討ちに行き尺石持を電気浮子仕掛けで仕留めて来たとのこと。ーー>こちら

ノビタの胸中情熱の藁に、再び火がついた。
そして本日(7月11日)。
天下無敵のかたさんを味方に、ふったさん、その相棒のQさん、とノビタの4人で再挑戦。
ヘッドランドには午後6時前に到着、まだ明るい。
明るいうちは河豚との不毛戦となるので、映画のタイトル『暗くなるまで待って』である。

  
使用浮子
ヘッドランドには6〜7人の釣り人がいた。
塩を含んだ空気が海から陸に流れる程度の微風、わりと涼しい。
空は雲で蓋されていたが青く透けているところもあり、雨の心配はなさそうだ。
海はベタ凪、わずかに膨らんだ波がテトラ際でザーと砕け、青く澄んでいた。
石持釣りにはもう少し濁りと、波気がないとダメではと思ったのだが・・・。

ノビタだけ待ちぼうけ
四方からたそがれが押し寄せてくると。
地元の釣り士たちが、仕掛け(電気浮子)を一斉に海に投入した。
午後7時10分。
我々も戦闘開始。
そして5分後、右側にいたかたさんが、本日第一号の良形石持をゲット。
かたさんは7時半までに2匹追釣。
                                  
      石持電気浮子仕掛け
今度はノビタの左側にいたQさんに、そしてその隣りのふったんにもきた。
このあとも、ノビタを除く全員がポツリ、ポツリと釣っていた。
ノビタは、釣り開始から30分、40分、50分、60分・・・アタリすらない。
いつの間にか河豚に、すっかり餌を食われているだけ。
「追いかけて 追いかけて
 すがりつきたいの
 石持が 消えてゆく 夜の海」
  (『恋のフーガ』)
と声を出さずに泣いていたのだ。

始めの1匹
午後9時。
「お前の不幸には訳がある」
 (ビートたけし)
ノビタのいた所は、河豚部隊の集合地点であったのでは。
ノビタはその戦場を放棄し、景気の良いふったさんの隣り(陸側)に移動。
これが良かった。
心機一転、一発必中の一振り。
岸から14〜5メートル沖のドス黒い海上にポチャ〜ン!
と落ちた電気浮子が、数秒後に海中を赤く滲ませ沈んだ。

ーおお!
浮子が沈んだ直後から1、2、3、4・・・10とカウントアップ。
海中に沈んでいる電気浮子の赤い灯りが大きく旋回し、そして消えた。
ー今ダ!
道糸にテンションをかけ、仰け反るようにして竿を振り上げると。
「ズン!」
と反動が竿を持つ手に。
海中から引き上げられたのは曇華一現の石持(23センチほど)。
第2回WBCで最後の最後で、決定打を放ったイチローもかくもあらんやの1匹だった。

           穏やかな海
ノビタの一人舞台
このあともポツリ、ポツリだが釣れ続け。
今度は、ふったさん、Qさん、かたさんが静かになった。
午後9時半以降は、ノビタの一人舞台。
いよいよノビタの時節到来だ。

スーッと水中に電気浮子が沈み。
そのまま放置しておくと、電気浮子の灯りが水中をボーッと赤く染めながら彷徨い、数秒後、漆黒の海に溶けるように消えていく。
その直後に、竿がグググッと海に引き寄せられ。
「ソレーッ」
と竿を振り上げると、闇の中を石持が空を飛び。
堤防に激突、脳震盪を起こして転がる。
光芒一閃のドラマが、何度も繰り返された。

終焉に近づくと、ほとんど入れ食い。
餌が無くなり、堤防に転がっていた青イソメの切れ端を餌に戦った。

納竿
午後11時。
もう1匹釣ると20匹と粘ったが、餌なしでは戦えず納竿。
先日の雪辱は十分晴らした。
まだ、とくとくと体を走り廻る血の音が聞こえてくる。
今日も「Spice up your fishing life!」であった。
上々吉であった。
完璧などこにも傷のない稀な日であった。

本日釣果
石持  22〜24センチ 18匹
     20センチ     1匹


















The END
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