2009年9月10日(木)  某堤防 カンパチ釣り
                 午前7時45分~午前9時
ノビタの釣り天国



        久々のアジの入れ食い


                                  
ガラスの破片のような半月
恋は終ったのか?
堤防を駆け抜ける風が清々しい。
小波起つ海面に、陽光がギラギラと乱反射していた。
澄みわたる青空。
その空に。
白く輝く太陽と、ガラスの破片のような半月が競演している。

堤防には、先客が6~7人いた。
カンパチ狙いのようだが。
一人、また一人、と歯が欠けるように帰って行く。
皆さん手ぶらだ。
やはり越路吹雪の『サン・トワ・マミー』か。
「カンパチとの恋は 終ったのね
 許してさえ くれないカンパチ
 さよならと 顔も見ないで
 去って行った カンパチの心」

絵の具を水に落としたように、闘志が薄れていく。

  
使用サビキ
熱烈歓迎!
午前7時45分。
ーともかく餌を釣ろう!
と餌のハナダイ釣り開始。
いつもの白スキン5号のアジサビキ6本針に、コマセ籠を付け、足元の海にドボーン!。
仕掛けを海底まで落とし、リールを巻きながら一シャクリ、2シャクリ。
と・・・。
ググッ、ググッ、ググッと元気な引き。
「・・・・・・?」

ーハナダイにしては元気が良すぎないか?
リールを巻き続けると竿先がペコ、ペコとお辞儀を繰り返す。
今日の初物を、慎重に堤防上へ引き上げると。
「オーーッ!」
この瞬間。
頭上に、巨大なビックリ・マーク(!)がおん起ったのである。
なんと!アジが2匹、堤防の上で跳ねているではありませんか。

思わず、和田アキ子の『あの鐘を鳴らすのはあなた』だ。
「あなたに逢えてよかった
 あなたは希望の匂いがする
 つまずいて傷ついて泣きさけんでも
 さわやかな希望の匂いがする」
                                 
このゴミが幸いしたか?
入れ食い
慌てて、仕掛けを海に戻すと。
仕掛けが海底に落ちる途中で、竿先が浮き元気に踊りはじめる。
ー入れ食いだ!
バタバタとアジが釣れた。
「ラッキーカムカム」
もう今年はだめだとあきらめていた。
そのアジが入れ食い。
わずか10分ほどだったが。
至福の一時だった。
このアジは、まぐれ?奇跡?偶然?
「聖人は微を見て以って明を知り、
 端を見て以って末を知る」
  (韓非子)
このアジ、明なのか末なのか凡人のノビタには分からない。

納竿
このあともアジだけ狙い続けたが、釣れるのはハナダイばかり。
形も大きくカンパチの餌には規格はずれなので、全て却下。
午前9時納竿。
ノビタにとって、アジの未来を予測することは、ダ・ヴィンチ・コードを解するより難しいので。
明日、今度は朝まずめにもう一度アジの復帰を確かめたい。
乞うご期待。(チャン、チャン)

本日釣果
  アジ  16~18センチ 14匹






















The END
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