2009年10月16日(金)  某沖堤防 タコ釣り
                 午前6時40分~午後2時50分
ノビタの釣り天国



        今日もタコ10匹

                                    今日も釣り日和
新天地で
「やめろと言われても 今では遅すぎた
 激しい恋の風に 巻き込まれたら最後さ」
  (『激しい恋』by 西城秀樹 歌)
と、今はタコに夢中である。

午後2時過ぎ。
青い空に白いわた雲。
陽射しが海面でギラギラ乱反射し眩しい。
照り返しで火照った顔を、弱い北風が冷ましてくれた。
この堤防には、落とし込みでアイナメを探る釣り士とノビタの2人だけ。
テトラで砕ける潮騒の音だけの静かな昼下がりだった。

すでに真タコを9匹釣っていた。
あと1匹で”つ”抜けと、タコ天仕掛けをヒョコヒョコ海底で踊らしていると、
「ピタッ!」
と仕掛けが、磁石に吸い付くように停止した。
脳回路に流れる電流が、一瞬逆流する。
ー根掛かり?
軽症なら、竿を右か左にやや強く引くと外れるのだが。
ピクリともしない。

         
要チエックポイント
タコが仕掛けを抱いて、岩に張り付いている可能性大だ。
毎度のことながら、この一瞬、二瞬がたまらない。
ここで。
道糸を弛ませ、竿を堤防の上に置き。
焦る気持ちを抑えて、タコが油断して足を岩から離すのを2分ほど待つ。
そして、相手に感ずかれないように竿を持ち、道糸のたるみを取り、竿先を下げ。
「エーーーイッ!」
と掛け声を上げながら渾身の力で竿を振り上げると。
海底から漬物石のような物体が持ち上がってきた。
この瞬間、爆発する喜びが・・・。

そのまま、
「エッサ、エッサ、エッサ・・・」
と一気にリールを巻いて物体を持ち上げてくる。
すると。
水面に、朽葉色のコウモリを逆さに広げたようにしてタコが浮かんだ。
ここからは、トルネード釣法だ。
竿を走りながら斜めに振り上げると。
10匹目のタコが宙を飛び、グシャッと堤防の上に落下した。

                                       
湖のような海で
記録を残す
釣りをはじめたのは午前6時40分。
周囲には誰もいない。
午前6時47分。
400グラムほどのタコが釣れた。内A10。
タコの住まいは全タコ共通なので、空き家が放置されていることはない。
新たな住人は、先の住人が何処へ行ったのかなど気にせず棲むのだ。
鴨長明の『方丈記』の一節を思い起こさせる。
「朝(あした)に死に、夕(ゆふ)べに生まるるならひ、ただ水の泡にぞ似たりける。
 知らず、生まれ、死ぬる人、いづかたより来たりて、いづかたへか去る」
これをノビタは利用した。
釣れたポイントを、一つ、一つ、手帳にメモしておき、次回釣る時の参考にする。

以下は、そのメモ。
7:25。
バラシ。外B32より北へ3メートル。
8:52。
良形1匹。外B38。
9:05。
小ぶり1匹。外B43。
9:20。
良形1匹、外B45。
9:25。
バラシ。外B56.58間。
9:45。
小ぶり1匹。外B56.58間。(9:25にバラシた奴だと思う)
10:40。
良形1匹。外B+35より5メートル南。
このBポイントで計5匹をゲット。

納竿
12時に。
先端でタコ釣りをしているかたさんに電話、なんとかたさんも6匹釣っていた。
このあとも、タコが釣れるたびにポイントをメモしておいた。
午後2時40分、納竿。
午後3時の迎えの船で帰ってきた。
驚いたことに、かたさんも”つ”抜け。
かたさんのホームページは。--->こちら

本日釣果
  真タコ   400グラム~1.2キロ  10匹



















The END
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