2009年10月31日(土)  某堤防 アジ釣り
                 午前2時~午前6時半
ノビタの釣り天国



         何とか良形アジ8匹

                                     夜が明けると強風に
期待は大きかった
草木も眠る丑三つ時。
ロシュナンテに跨り、闇の中に飛び込んで行く。
薄い靄がかかった夜空。
白くかすむ星くず。
地平線上に上弦がぼんやりと欠けたオレンンジ色の月があり、後方に消えて行った。
制限速度オーバーで走る、でも寒さは感じない。
今朝は潮の動きがよろしい。
ー大潮だ!
満潮が午前2時01分、干潮は午前7時50分。
朝まずめの好機に潮が動く。
これで釣れなきゃ可笑しいと、期待は大きく膨らんでいた。
ーそう。
一足も夢ではないと。
世の中そんな甘くはなかった。

期待外れ
午前2時半、釣り開始。
1時間、2時間、3時間・・・。
竿先に付けた呼び鈴は、沈黙したままだ。
期待はみるみる痩せていき、枯れていく。
ーどうなってんだ!
  何処にいるんだ?
海は、しだいに白んできた。
「もう来るころ もう来るころ
 今日も 待ちぼうけ」
で終るのかい。
「ゴッド・オンリー・ノーズ(神のみぞ知る)」
-ああ。
                                   
バーバラ・ストライサンド 拡大画面
音楽を聴きながら
何もやることが無いので。
携帯電話に保存しておいた音楽を聴く。
いつもは釣りが忙しく、聴いている暇がなかったので久々に聴いた。
耳に流れてくるのは、バーバラ・ストライサンド作詞・作曲の『Woman in love』。
この歌を、バーバラ・ストライサンドとロジタ・ボンネルのそれぞれの歌声で聴いていた。
聴く者の特権で、以下、言いたい放題。
やはりバーバラ・ストライサンドは過去の女、今はロジタ・ボンネルが良い。
どんないいものでも、結局、あきが来る。
一言で申すならば。
バーバラ・ストライサンドは既に賞味期限切れ、ロジタ・ボンネルはまだ新鮮なのかも。

                                 
      ロジタ・ボンネル  拡大画面
バーバラ・ストライサンドは洗練された淑女、彼女が歌う『Woman in love』は、内気な婦人が彼への想いを切々と歌い上げる感じ。
対し。
ロジタ・ボンネルは、まだ悪女になりきっていない不良少女のようだ。
歌っている時に鼻をヒクヒクさせているところはまるで雌豹。
彼女は、『Woman in love』を、生きものの特性(さが)そのものを具現しているかのようにして歌い上げる。
ー良い。
しばらくはロジタ・ボンネルでいこう。

暗いうちはアジは足元に
午前3時過ぎ。
ノビタの隣りに釣り人が来た。
赤い電気浮子にサビキ仕掛けを、20メートルほど沖にドボーン!
せかせかと竿を出し、赤い電気浮子とサビキ仕掛けを同じように遠投していく。
竿を6本出した。
「アジは足元にいますよ」
と声を出さずに声をかけたのだが・・・。

結局、彼はアジ釣りどころではなく。
自分の竿にお祭りを繰り返し、最後の最後までアジに縁はなかった。
ビート・たけしは云う。
「お前の不幸には、わけがある」
と。
                                       
ノビタのアジ釣り仕掛け
夜のアジ釣り士は、浮子を遠投してアジを釣ろうとするけど・・・。
アジは岸壁に寄っていて、岸から離れた所にはいない。
”灯台下暗し”、信じる者は救われます。
だまされたと思って、迷わず足元に仕掛けを落として待ってみてはどうですか。
ノビタのアジを釣る仕掛けは右図。
その仕掛けを、足元の海面から1メートルほど下にケミホタルが見えるように沈め、置き竿にして待っているだけだ。


やっと来たけど・・・
午前5時半。
夜が明けてくると同時に、ビュービュー風が吹いてきて。
激しい風が波頭を切り取り、飛沫となって飛んでくる。
置き竿がガガガーと岸壁の上を押され、ビニール袋がバタバタ大騒ぎ。

と・・・。
「リリリーン」
待望の呼び鈴が。
暗い谷間に、一条の光が差し込んだような嬉しさ。
そして、
「遅くなってごめんね」
と、20センチオーバーのアジが、ザブン、ザブンの海から舞い上がった。

いつもならこのあと、爆発したような入れ食いとなるのだが・・・。
今日は。
忘れたころにポツリ、またポツリと追釣するだけ。
沸騰も、爆発もなく、午前6時を過ぎるとアタリは消えてしまった。
隣りの釣り人は、懲りずに手前お祭りを繰り返している。

納竿
午前6時半、納竿。
堤防を歩いて帰って来ると、他所で釣りをしていたアジさんが駆けてきた。
アジさんの狙いはヒラメだが、餌のアジが釣れずサッパを餌にしていると言う。
彼の話しでは、近くにたけさんもいるようだが。
やはりアジは釣れなかったらしい。

皆さん、ひょっとすると、電気浮子仕掛けを岸から10メートルほど沖側に遠投し、アジを狙っていたのかも。
帰宅したあと、たけさんから携帯メールに、マトウダイを釣った報告あり。
マトウダイは狙って釣れる魚ではない。
よほど運が良かったのか。

本日釣果
 アジ  21~23センチ  8匹



















The END
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