2010年4月3日(土) 午後6時~午後9時 アイナメ狙い
那珂湊 水温 
ー.ー度 <潮>中潮 満潮19:44 干潮 0:20
ノビタの釣り天国


         腕の違い

                                  本命が釣れたけど・・・
ボーズの日々
「君の行く道は 果てしなく遠い
 なのになぜ 歯をくいしばり
 君は行くのか そんなにしてまで
かみさんが、いつも皮肉をこめて歌っていた。

最近は歌わない。
忘れたのか。
歌詞が真にせまり過酷だと反省したためか。
ボーズになりヘロヘロになって帰宅すると。
歌のかわりに、
「釣れないのにいつまでも海にいるんじゃない!」
とストレートに言葉のムチが飛んできた。

平助さんとアリケンさん夫妻に曹禺
これまで頭の中はカレイでいっぱいだった。
でも、このままでは傷口が広がるばかりとカレイへの未練を断ち、相手をアイナメにチエンジした。
今夜はアイナメと1本勝負、アイナメとのデス・マッチだ。
アイナメ釣りは根掛かり覚悟と、錘も20個用意してきた。

駐車場から堤防への道を、タラタラと歩いていた。
まだ日が暮れるまで間がある。
雲多き空の隙間から、朱色が溶けた青空が覗いていた。
途中で偶然、平助さん、アリケンさん夫妻と曹禺。
一緒に戦場に向かう。
アリケンさん夫妻とは途中で別れ、平助さんとノビタは別の戦場へ。

カレイは釣れていたけど・・・
午後6時、釣り開始。
アイナメ釣りの仕掛けは胴突1本針、その仕掛けを付けた竿4本を出し終ったのは午後6時15分。
冷たい北風が吹いていたが、厚着で来たせいかさほど寒さを感じない。
そして・・・。
夜が周りから押し寄せ、闇が港を包んだ午後6時半。
隣りにいた平助さんが、35センチほどのマコガレイをゲット。
平助さんはこのあと、30~40センチのアナゴを2匹追釣。
携帯から平助さんに入った連絡では、アリケンさんも30センチオーバーのカレイを釣ったようだ。
アリケンさんの勢いはこのあとも続く。

ところがどうだ、ノビタはいつものようにこの賑わいとは無縁であった。
ノビタの竿は沈黙したままである。

メトロさんの電話と同時
午後6時45分。
クマのプーさんのメロデーが鳴った。
上着のポケットから携帯を取り出すと、メトロさんだった。
彼と携帯で話しをしていると平助さんが、
「アタリですよ」
と知らせてくれた。

見ると、暗闇で1本の竿がリンリン鈴を鳴らしお辞儀を繰り返している。
本命らしいが小物のようなので、そのまま放置しておいた。
メトロさんとの電話が終わったあと鈴を鳴らしている竿を上げると、22センチのアイナメが掛かっていた。
午後7時10分に21センチのアイナメを追釣したが、それが最後だった
このあとできればもう1匹と粘ったが、あとはなかった。

カレイ釣りは腕なり
午後9時納竿。
帰りにアリケンさん夫妻の所に寄ってみた。
アリケンさんが選んだ戦場は、ノビタが何度もカレイに振られたポイント。
ー驚くなかれ!
そのポイントで、午後9時までにアリケンさんは、30、37、38、39センチと4枚ものカレイを釣っていた。
1匹なら、奇跡か、偶然か、まぐれであろう。
これは間違いなく腕である。

さて・・・。
相手のいない相撲はとれぬと、カレイを追うのは止めたのだが・・・。
実は相手はいたのだ。
ーあなたならどうする?
もう一度挑戦してみるか、己の実力を知りあきらめるか。
平助さんも、アリケンさんご夫妻も、午後11時ころまで続けるという。
おそらく潮が動き出す10時~11時ごろ、少なくとも3~4枚は追釣したのではなかろうか。

本日釣果
アイナメ  21~22センチ 2匹

The END
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