2010年4月27日(火) 午前5時半~午前11時 某堤防
那珂湊 水温 
10.3度 <潮>大潮 満潮 15:34 干潮  8:56
ノビタの釣り天国


       浮子釣りのダイゴミを満喫

                                         久々の釣果
ボーズは続く
連日、見果てぬ夢を追い東奔西走するも。
ボーズ街道一直線だった。

雨にも負けず風にも負けず。
東に座布団カレイがいると聞き、行くとなぜか今日は釣れないと言われ。
西にサヨリがいると聞き、行くと今日は水が濁っているから釣れないと言われ。
南にチアユがいると聞き、行くと今日は水温が下がったからいないと言われ。
北に尺メバルがいると聞き、行くと今日はうねりがあって釣れないと言われ。
決して怒らず。
いつもしずかに笑っている。
かみさんの念仏に耐えながら、1日1缶の発泡酒を飲み。
コタツで寝てしまうと、叱られ。
そういう者にわたしは・・・。

昨日、かたさんとイチさんから”タナゴが入れ食い”の朗報あり。
昼過ぎ様子を見に行くと。
ナント!、2人ともクーラーボックスが、これ以上は入場お断りの満員御礼状態。
それを見たとたん燃えましたね。
まるで乾燥したわらに火が点いたようにメラメラと。
イチさんに釣り方をレクチャーしてもらい、昨日のうちに準備万端疎漏なし。
                                        
遠矢うき 0号、1号、2号
はじめの1匹
午前5時半、釣り開始。
誰もいない海。
ー貸切だ!
鈍よりとした空、冷たい北風が容赦なく吹いている。
寒かった、でも気にならない。
準備は5分足らずで終え、コマセをパッパッパと撒き。
”ここに幸あれ”と祈りつつ第一投。

開始して10分、遠矢浮子0号がスーッと海中に消へ。
磯1号5.3メートルの竿が大きく撓った。
ーああ。この引き。
久々の、本当に久々の、浮子釣りのダイゴミである。
そして格闘、数十秒。
熱烈歓迎の一匹目は、良形26センチのタナゴだった。

あとが続かない
ところがこのあとが続かない。
海は沈黙した。
仕掛けを回収してみると、餌の沖アミはきれいになくなっていた。
このあと目を皿のようにして浮子を見ていたが、浮子は海面に突き刺さったままだ。
浮子下を調整してみた。
10分、20分、30分・・・、1時間、2時間、3時間・・・。
状況変わらず。
「お前の不幸にはわけがある」
  (ビート・タケシ)
その不幸の原因がわからない。
まるで一寸先も見えない霧の中を歩いているようだ。

知恵比べ
そうだ、タナゴはスレたのだ。
グレたのだ。
スレッカラシになったのだ。
素直な女ではなくなったのだ。
「こんな女に誰がした!」
ーノビタじゃないぞ!

さて・・・。
賢くなったタナゴをどう攻略するか。
もう一度、仕掛けを見直してみた。
そして・・・これか?
「頭とチンポコは生きているうちに使え」である、仕掛けの1部を修正した。
                                              
海は沈黙
ハレルヤ~
午前9時10分。
新作戦にて、再挑戦。
仕掛けを投入し、道糸のたるみを取り・・・。
とたんに浮子が1センチほど沈んだ。
反射的に竿を振り上げると、ズシンとした手応え。
ーヤッターーー!
敵艦に弾丸が見事に炸裂したのだ。
このあとは、
「ハレルヤ~ もえる想いを
あなたにぶっつけた だけなの」
とドラマは一気に好転し、ほとんど入れ食い状態。

納竿
午前10時半ごろからアタリが遠くなり、午前11時に納竿。
久々の、
「完璧な、どこにも傷のない類稀な日であった」
(開高健)
帰り際、栃木の益子から来られたという読者に会った。
チアユを100匹ほど釣ったという。
今度はチアユもターゲットにしよう。

大漁のタナゴは、すり身ダンゴにしてお吸い物、煮付け、なべ物にする。

本日釣果
海タナゴ 22センチ~28センチ 22匹


The END
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