2010年5月25日(火) 午前11時50分~午後3時  涸沼川
那珂湊 水温 
ー.ー度 <潮>中潮 満潮 14:42 干潮  7:52
ノビタの釣り天国


       今日もモンスターに逢えず

                                       今日も3匹
久々の釣行
かみさんが足をくじいて動けなくなった。
医者の診断では全治2ケ月とのこと。
涸沼川のモンスターとの対決、今がその好機なのに・・・。
ーああそれなのに。それなのに!
炊事、洗濯から家庭菜園まで、かみさんの仕事が一気に押し寄せてきて。
このままでは窒息と、久々に出陣。

昨日、号泣した天が、今日は笑っているような真っ晴れ。
川は思ったほど濁ってはいなかった。
日の光を浴び風に揺れる雑草、むせるような草いきれだ。
「あらたふと 青葉若葉の 日の光」
 (芭蕉)
湿度が高いのか、風が止むと途端に全身から汗が滲み出てくる。
釣り場にはノビタしかいなかった。

今日も川辺は小鳥の大合唱だ。
「チチチチチ・・・」
「キキーキキー」
「ギーコ、ギーコ」
どうやら、また政治が話題のようだ。
今日も翻訳をこころみると。

      
笑っているような真っ晴れ
第2回鳥の川端会議
「ハトポッポ首相、普天間基地の移設先ではいつも迷子になっていたけど。
とうとう行先明示版に辺野古と記されたね」
「腹案があるという話しに、期待をよせていた国民をあっさり裏切った感じ」
「昨年の国連気候変動首脳会合で、”2020年までにCO2排出量を1990年比25%削減する”とスピーチしてたけど。
おそらくこれも土壇場で謝罪会見だね」
「人間を深慮遠謀型と軽挙妄動型に大別するならば、ハトポッポは後者だね」

「その点、ブルドッグ幹事長は前者だな」
「なぜなら、問題の辺野古に近い土地(約1600坪)を、5年前に個人名義で購入していたというぜ」
「土地高騰を見込んでいたんだね」
「そもそもブルドッグの頭には毛頭から普天間基地を県外、国外に移設するなんてなかったんだね」
「彼はそうではないと弁明するかもしれないけど・・・。
中国に、
『李下(りか)に冠(かんむり)を正さず。
 瓜田(かでん)に履(くつ)を納(い)れず』
という諺があるそうな」
「その意味は知っつてるよ。
すももの木の下で冠をなおそうとして手を上げると、すももの実を盗むと疑われる。
うり畑で履をはこうとかがむと、瓜を盗むと疑われる。
要は、人に疑いをいだかれるような行動はするなということさ」
「ブルドッグはこの諺を知らないのかな」
「いや知っているのさ、そしてまた身の潔白を吼えまくるのさ」

                                      
      招かれざる客
招かれざる客
今日の干潮は午前7時52分。
予想では、川の流れが止まるのは4時間半後だ。
この時間は干満の水位差により変動する。
それから30分後に、川はそれまでとは逆に流れるがその時が釣期だ。

釣りを開始したのは、午前11時50分。
竿は3本出した。
川はまだ下流から上流に向かって流れていた。
午後12時15分。
「チリン、チリン、チリン」
と来客のお知らせ。
「いらっしゃいませ」
と戸を開くと、招かれざる客のマルタ、サイズは25センチほど。
ー即、却下!

はじめの1匹
川の流れが止まったのは、予想より30分遅れの午後1時。
おそらく前日の雨で水かさが増し、逆流の勢いが負けていたのであろう。
川が逆流をはじめたのは、午後1時半。
これから1時間ほどが釣期。
ーさ~かかってこい!
と竿先に全神経を集中し、その時を待った。

午後1時45分。
右端しの竿が、
「リリリーン、リリリーン、リリリーン・・・」
と悲鳴を上げ、竿先がバタバタと大暴れ。
ーなんと素晴らしい世界だ!
 この瞬間がたまらない。
リールを巻く。
すると竿が、張り倒され、引っ張られ、突き放され。
手に汗握る長い戦いが続く。
実際は、ほんの1~2分なのだが、これが長い。
岸に引き上げたのは、44センチの限りなくフッコに近いセイゴだった。

       
それほど濁っていなかった
2匹追釣
このあと午後2時に40センチオーバーを1匹追釣。
午後2時50分。
家のことも気になり、アタリも遠くなったので納竿にしようとした。
その時だ。
竿を2本並べた本陣から40メートルほど離れた所に、3本目の竿を置いていた。
その竿から片付けようとすると。
竿は下流を向いているのに、道糸は上流を向いていた。

一瞬、「?」
リールを巻くと。
まるで重力がかからない。
道糸が弛んでいたのだ。
しばらく巻くと、やっと道糸に重さが加わり。
そのまま岸に寄せてくると、岸際でドドドド・・・・。
思いがけなく、40センチオーバーのセイゴがついていたのだ。
すっかり弱っていた。
おそらく、ずーっと前に掛かかり、30号の錘を引き摺り廻していたのだろう。
午後3時納竿。

本日釣果
セイゴ  41~44センチ 3匹

The END
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