2010年6月1日(火) 午後5時半~午後7時15分  某堤防
那珂湊 水温 
13.6度 <潮>中潮 満潮 20:05 干潮 12:30
ノビタの釣り天国


       きみに逢えて良かった

                                       今年初!
朗報着信
「アジが釣れた!」
の朗報を、たけさんと栃タコさんから着信。
(「ノビタの釣り天国」は読者によって支えられています。感謝、感謝、感謝)
ーヨッシャー!
我も行かんと。
全治2ケ月の怪我をし、身動きできないかみさんをほったらかしにしてロシナンテに跨った。

初めの1匹
午後6時20分。
日が落ちようとしている。
北の空に浮いている細い雲が赤く染まっていた。
地上を走る風はだいぶ穏やかになり。
寒さも和らぎ、波もひところの勢いを失ってきた。
20メートルほど沖で、10号の赤い電気浮子が波に揉まれて阿波踊りを繰り返している。
そろそろあきらめて帰ろうと思っていた。
と・・・。
「!?」

浮子がコテンと波の上に横倒しになり。
起き上がると同時に、半分まで沈んだ。
そしてまたコテンと転んだ。
竿を起こしながらリールを巻くと。
ー手応えアリ!
慌てず、ゆっくりリールを巻いてきてそのまま地上へ。
ピチピチと地上で跳ねたのは、17~8センチの豆アジだった。
ー小さい、小さいって?
 ナメちゃいけない、芸術はセンチではないぞ。
「また逢えた 元気なきみに 乾杯!」

      
10号電気浮子
連続のバラシ
その5分あとに、今度は勢いよくズボッ!と浮子が水中に消えた。
竿立てながらリールを巻くと、さっきとは比較にならない引きが。
と、その直後に・・・。
そして認めたくない真実が戻ってきた。
バレたのだ。
すぐ仕掛けを20メートルほど沖にドボーン!と戻すと同時に、浮子が海中に消えた。
そしてまたバラシ。
2度あることは、3度ある。
立て続けに3度もバラシが続いた。
                                         
いるのかいないのか
ーふざけるのもいい加減にしろよ!
とぼやくと。
これがきいたのか、このあと次々とアジが掛かったが。
今度は岸から地上に上げる途中で、3匹落下。
ーああ。

この入れ食いは。
午後6時20分から午後6時45分まで。
海に黒い闇が這はじめると、アジの気配が海から消えてしまった。

納竿
午後7時15分。
「ノーサイド!」
日本語で、
「試合終了!」
かたさんに電話すると、カレイを追っていた彼に良形のキスが釣れたらしい。
(アジが)朝も釣れるだろうか、と聞かれたが神のみぞ知るである。
「Veni,Vidi,Vici(我来タリ、我見タリ、我勝テリ)」

かみさんに、夕飯を食べたか聞くと。
這いながら皿1枚にごはんとおかずを載せて運び、食べたらしい。
やれば出来るじゃないか。
と言ったら、怒られた。

本日釣果
アジ  17~23センチ 11匹


The END
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