2010年6月11日(金) 午前2時20分~午前6時  某堤防
那珂湊 水温 
16.6度 <潮>大潮 満潮  1:42 干潮  9:09
ノビタの釣り天国


       ヒラメに接近した日

                                          満身創痍
歯形をつけて
朝5時40分。
2本出したヒラメ狙いの竿の、最後の1本を片付けていた。
20メートルほど沖から仕掛けを引き上げると、餌のアジが堤防の上に転がった。
ーなんと、オソーレ・ミーヨ!
餌(アジ)の背中が、ガブリと齧り盗られ、アジはショックで死んでいた。
「惜しい!」

見ると。
齧られた所は針からわずか3ミリほどそれていた。
この3ミリが、ヒラメの生死を分けたのだ。
アタリは気がつかなかった。
さっき、お疾呼をしている時に食いつかれたらしい。
きむさんが、
「ヒラメは居たんだ!」
と言いながらアジの傷口を見ていた。

落胆は大きかったが。
にわかにヒラメが現実味をおびてきた。
歯形がついた餌の向こうで、大ヒラメが笑っている。
笑っていられるのも今のうちだ。
ーアジの仇は必ずとるぞ!
明日こそは・・・。

   
  餌は釣れるのに・・
誰もいない海で
かぎりなく夜討ちに近い朝駆けだった。
海も陸もまだ深い闇の中に沈み。
夜空は薄い靄で覆われ微かに星が数個瞬いていた。
北風が吹いていたが気にするほどではない。
堤防には誰もいない。

午前2時20分。
ヒラメの餌となるアジ釣りを開始した。
サビキ仕掛けを足元に垂らし、そのまま置き竿にしておいた。
しばらくすると、チリン、チリン、チリンと鈴が鳴りヒラメの餌サイズが釣れた。
餌サイズのアジが2匹釣れたところで、それを餌にしてヒラメを狙う。
ヒラメ用の竿は、今日も2本出した。
アジは切れ目なくポツリ、ポツリと釣れ続く。

きむさんとGAKUさんも来た
午前2時40分。
暗闇から黒い影法師が2つ近づいてくる。。
声をかけると、きむさんと、GAKUさんだった。
昨日、きむさんから電話があり急遽、彼等も参戦することになったのだ。
彼等も、もちろんヒラメ狙い。
                                             
きむさんの塩焼きサイズ
うすれていく暁の闇と、明けそめてくる朝の気配のなか。
もう来るころ、もう来るころと、神経のゴムを張り詰めて竿をみつめるのだが・・・。
釣れるのは餌のアジばかり。
ならば塩焼きサイズのアジをと期待するのだが、こちらも餌サイズのアジばかり。
日も昇り、大分明るくなりアジのアタリも遠くなったのでアジ用の竿を仕舞うと。
きむさんが、塩焼きサイズのアジをパタパタと釣り始まった。
ー皮肉なもんだぜ、お富さん!

納竿
午前6時。
前述のヒラメの歯形を見た所で、仕切りなおして戦うことにし撤収。

本日釣果
 アジ 17~18センチ 42匹

The END
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