2010年8月14日(土) 午前4時40分~午前8時半 某堤防
那珂湊 水温 
20.1度 <潮>中潮 満潮  6:30 干潮 12:33
ノビタの釣り天国


        餌が釣れなかった日


                                     餌の分だけ釣れた
男のロマンとは
「カンパチの泳がせ釣りを知らずして、釣りを語るなかれ」それが常磐の海の常識さ。
ーウッソー!?
知らぬまま死ぬのも人生、知って豊かに死ぬのも人生。
海の雷獣と云われるカンパチ、そのカンパチとの対決こそ男のロマン、”ザ・釣り!”では。
ーあなたならどうする?

ただし、
熱中症の人、心臓の小さい人、体力に自信のない人は、お控えなすって。
釣り方は以外とシンプル(お手軽)。
釣りのヘタな人、うまい人、初心者、ペテラン、関係なし。
カンパチが入れば、誰でも釣れます(?)。

かたさんと共に
というわけで、
「今日も飛ぶ飛ぶ 常磐の海へ
 でっかい希望の雲が湧く」
(予科練のメロデーで)
まだ暗い夜明け前。
待ち合わせ場所で、かたさんを待っていた。
空は厚い雲で覆われ、空気の流れもないほどの無風。
ただ立っているだけでも汗が湧いてくる。
やがて闇の中に、白いヘッドランプが。
「おはよう!」
かたさんだ。
二人で釣り場に着くころには、東の空が白んできた。

   空は厚い雲に覆われていた
餌が釣れない
まだ暗い、ヘッドランプの灯りをたよりに準備をしていた。
カンパチ釣り用の竿を3本用意したのだが、
2本で足りるなんて・・・、知らぬ仏のお釈迦さまでも予測がつくめェ。
釣りの準備が終るころにはすっかり白み、ヘッドランプは不要になっていた。

午前4時40分。
餌釣り開始。
無風。
海は鏡の面のような真っ平ら。
サビキ仕掛けの竿をシャクリ続けた。
釣りを開始して、・・・5分、10分、20分・・・。
まったく反応なし。
ー神様、仏様、ポセイドン様。
と祈りつつ竿をシャクル。
海は明るくなってきた。
今が、カンパチを釣る絶好のタイミングなのに・・・。
餌がない!-ああ
かたさんも苦戦していた。

やっと餌が
午前5時15分。
暗い谷間に僥倖が。
「奮戦する者にこそ偶然が味方する」
焦心苦慮のハナダイが釣れ。ーホッ
早速、カンパチ用竿の仕掛けにハナダイを付け、湖のような海へポチャーン!
その数分後、今度は餌にはやや大きめのアジが1匹。
ないよりましと、予め準備しておいたもう1本のカンパチ用竿の仕掛けにアジを付け、
「Play for all or nothing!(のるかそるか)」
と、ポチャーン!
これが良かった。
なんでもやってみるべきですな~。

                                            
前アタリだ!
餌の分だけ
午前5時半。
鏡のような海面から浮子が一つ消えた。
「・・・?」
5~6センチのハナダイを泳がせていた浮子だ。
糸ふけを取り竿先を持ち上げると、手応えあり。
でも弱い手応え。
初めの1匹は、期待はずれの20センチ。

それから10分後。
餌釣りをしていると、ガガガ・・・とコンクリートを擦る音。
ハッと振り向くと、アジを泳がせていた竿が海へ引っ張られて行く。
餌釣り用の竿を放り投げ、
「マテーーー!」
と叫びながら竿を掴んだ。

竿を起こそうとすると、ガガーンと引き込まれ、
漬物石を載せたように竿が持ち上がらない。
ーコナクソーーー!
と叫びながら、強引な引きに耐え。
やったりとったり、戦うこと1~2分。
敵を岸まで寄せ、竿を持ち上げようとしたが、なかなか持ち上がらない。
磯2号5.3メートルの竿が満月のように撓り、そのままポキンと折れそうに。
「南無八幡台菩薩!」
激しい抵抗に耐えながら、全身で竿を持ち上げた。
2匹目は35センチあった。

そのあと、
なんとか餌のハナダイを1匹追釣。
それを泳がせ、午前6時半に小ぶりなカンパチを1匹追加、これが今日の最後だった。

納竿
結局、餌はハナダイが2匹とアジが1匹しか釣れず、
その3匹分がカンパチになったことに。
このあと、人間の餌サイズのアジを泳がせたが、
前アタリはあるけど、カンパチの口には大き過ぎるのか食べてもらえなかった。

今日は、アリケンさんカップルも釣りにきていた。
やはり餌釣りで苦戦したようだ。
かたさんは、残念ながらカンパチに振られてしまった。
午前8時半、撤収。

本日釣果
 カンパチ 20~35センチ 3匹

The END
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