2010年9月26日(日) 午前4時~午前9時 某堤防(アジ釣り)
那珂湊 水温 
ーー.ー度 <潮>中潮 満潮  5:43 干潮 11:12
ノビタの釣り天国


       見果てぬ夢だった


                                     つれたのは・・・
カンパチへの想い
「秋風起こりて白雲飛び
 草木黄落(そうもくこうらく)し 雁(かり)南に帰る
 蘭に秀有り 菊に芳有り
 環八(カンパチ)懐(おも)いて
 忘る能(あた)わず
 ・・・・・・・・・」
(漢王武帝の『秋風辭』より、
 但し、「環八」は「佳人」が正しい)

カンパチもそろそろ終盤。
もう一度逢いたいと、その想いは天を駆け、
海に奔るのだが・・・。
ー・・・、難し難し難し。
釣れるのは小物ばかり。ーああ


    ホワット・ユー・ネヴァー・ノウ


サラ・ブライトマンが歌う『ホワット・ユー・ネヴァー・ノウ』が何処からか聞こえてくるような・・・。

What you never know won't hurt you
What you never know won't desert you
What you never know won't hurt you

 知らずにいたなら 傷つくことはなく
 知らずにいたなら 捨てられることもなく
 知らずにいたなら さよならを耳にすることもなく



目的は・・・

先日、逃がしたカンパチが、寝ても覚めても忘れられず、
嵐が過ぎるのを待ち。
そして、
まだ夜が深い午前3時に家を飛び出した。
目的は確かにカンパチだった。
アジ釣りは、その餌を確保する手段であった。
のに・・・。

群青の空に高く遠く、無数の星と丸い月が輝きを競い。
月灯りが昼間のように港を照らしていた。
海はまだ台風の余波が残り、
黒々としたうねりが、次々と岸に向かって走っていく。
弱い西風があった。
今日も堤防には誰もいなかった。

餌が釣れない
午前4時。餌釣り開始。
竿の先に付けた鈴が鳴らない。
目も耳も口もひま。
待つ身には、、夜明け前の寒さが身に応える。
ポットの熱いコーヒーを啜ると、その温かさにホッと一息。

釣りを開始してから10分経過。
と・・・。
「リリーンリリーンリリーン」
と竿先に付けた鈴が鳴った。
ところが、引き上げる途中でポチャーンとバラシ。
このあとも井伏鱒二の漢詩訳、
「花ニ嵐ノタトエモアルゾ
 サヨナラダケガ人生ダ」
のようなバラシが続いた。
それでも、ポツリ、ポツリ釣れたが、
サイズは15~23センチ、または3~4センチと餌にならない規格はずればかり。

運の尽き
午前4時半、
水平線が淡い紅色に染まるころ、アジの食いが活発になってきた。
ワンキャスト・ワンフイッシュが、ワンキャスト・プルーラル・フイッシュに。
そしてとうとう、餌サイズのアジを1匹ゲット、
大喜びで網付きのバケツに入れ、サビキ仕掛けを海に返し、
網付きバケツを海に戻したのだが・・・。
この手順に手違いが起こった。

空が白みそろそろカンパチの朝食タイムと、
網付きバケツを海から引き上げ、さきほど釣った餌用のアジを・・・。
ーいない!
なんと!バケツの中で泳いでいるのは、餌にはちと大きいアジばかり。
と・・・。
ーアッ!
堤防の上で死んでいるアジ発見。
それが、さっき釣った貴重な餌のアジだった。
ーああ、哀し哀し哀し。
これが運の尽きだった。

背に腹は代えられないと、
デカアジを付けた竿を3本並べたが、まるで反応なし。
午前7時過ぎ、餌サイズのハナダイが釣れたので餌を交換したが、すでに食事タイムが過ぎたのか、反応なし。

                                         
食べるには小ぶり
納竿
午前9時、納竿。
別の場所で、カンパチを追っているかたさんに電話すると、
隣りにいるアジさんも、市さんも全員釣れていないと云う。
カンパチは、すでに常磐の海をあとにしたのだろうか?

開高 健は云う、
「一匹と十匹のあいだには、さほどの差はないのさ。
魚釣りは一匹つれたらそれでいいんだ。
一匹つれるのと、一匹つれないのとに、
ひどい差があるんだ」
身に沁みる言葉だよ、ほんとに。

本日釣果
  アジ  17~23センチ  54匹

The END
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