2010年10月5日(火) 午前4時~午前7時 某堤防(アジ釣り)
那珂湊 水温 
22.0度 <潮>中潮 満潮  0:56 干潮  7:46
ノビタの釣り天国


       たかがサバされどサバ


                                       なんとか6匹確保
応答なし
午前4時、釣り開始。
空は雲に覆われ月なく星なく、まだ一面夜の底だ。
一昨日は、夜明け前から襲来した。
なら暗いうちが勝負、
「サー来い、サバ乃助!」
と呼びかけながら、一振り入魂の第一投。

電気浮子が、闇に赤い尾を引きながら飛んでいき、
30メートルほど沖にドボーン!と着水。
弱い北風が海を小波で覆っていた。
釣りを開始してから、10分、20分、30分、40分・・・。
ー応答なし。
電気浮子の赤い灯りが、どす黒い海上でユラユラと揺れているだけ。
「お~い、サバ乃助どうした?
 まだ寝てるんか?
 早く起きな、朝飯だぞ!」

悲しき堤防
午前5時、雲の裂け目が白んできた。
4~5分おきに、弾薬(コマセ)を詰め替えては仕掛けを投げ直す。
ー走れサバ乃助!
サバ乃助は走らない。
ノーヒット、ノーランだ。
弾薬が、どんどん減っていく。

午前6時を廻った。
弾薬は底が見えてきた。
ー今日はもう来ないのか?
足元でザザーッと砕ける波の音が、
デル・シャノンが歌う『悲しき街角(RUNAWAY)』に聞こえてきた。

   
As I walk along I wonder
What wrong with our love
A love that was so strog
And as I still walk on I think of
the thing we've done together
While our hearts were young
I'm walkin in the rain
to the park and I feel no pain

歩きながら考えてみる
僕らの愛はどこへ消えたんだ
二人が恋していた頃
いつでもどこでも一緒だった
雨に打たれて痛む心
公園まで歩いてみる

                                           雲多き夜明け
禍福糾纆(かふくきゅうぼく)
午前6時10分。
浮子が海面から消えた。
「キターーー!」
竿をつかみリールを巻く、確かな手応え。
やっと掴んだ幸せは33センチのサバだった。
ー好機到来!
とばかりに、仕掛けを海へ返そうと投げたとたん、
「バン」
仕掛けを堤防の壁に叩きつけてしまった。
道糸が竿先に絡んだのだ。

見ると、なんと!浮子がナイジェリア。
道糸から解放された780円が岸際の波間に漂っていた。
予備の浮子は持ってきていない。
禍福は糾える纆の如し。ーああ
堤防を駆け回り、タモを借りてきて無事回収。-ホッ

                                            
焼きサバとスダチ
納竿
1匹目を釣ってから15分あとに、釣りを再開。
パタパタパタと5匹追釣したところで、食いが止まった。
午前7時。
弾薬がなくなり、納竿。

帰宅し朝食。
トレトレのサバを焼き、我が家の庭に生るスダチを添えた。
焼きサバには、スダチがよく似合う。

本日釣果
  サバ  32~34センチ 6匹

The END
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