2011年1月13日(木) 午後1時20分~午後5時半
           某堤防(ドンコとメバル釣り)
那珂湊 水温 
11・0度<潮>長潮 満潮 23:05 干潮 16:43
ノビタの釣り天国


       この時期ではまずまずか?


                                        久しぶりの再会
寒波がなんだ!
いつまでも正月気分ではいられない。
世間の人は2本足でウロチョロ働いている。
俺はコタツで丸くなり韓国歴史ドラマ「女人天下」なんぞ見て、女の怖さに震えている。
思わず、
この世に女がいなければ、世の中すべからく平和なのにと思ったりして。

ー釣りはどうしただって?
この冬将軍隆盛の中、出撃しようとすると、
「今、海に行ったら凍死する可能性大、出撃絶対反対!」
と、全身が反旗を翻すのである。
明治35年(1902年)1月23日陸軍青森第五連隊は、
八甲田山を雪中行軍しようとし彷徨い、210名中199人が凍死したそうな。
無理をしちゃいけんのだ。

でもまだお日様が照っているうちなら凍死することもあるまい、
ほんの一寸さわりだけでも、
寒けりゃ逃げてくりゃいいじゃないか、
そんな危険を冒してまで行く価値があるのか、
と永遠と自問自答した結果、
”虎穴に入らずんば孤児を得ず”となり、
「ゴー・フォー・ブローク!(当たって砕けろ)」
と家を飛び出したのである。

景気付けに、
こわ~い女が可愛い顔をして、
「チャンスを待つよじゃ あいつに負ける・・・」
と歌う「ジンギスカン」を聞きながら・・・。

      Berryz工房「ジンギスカン」
「チャンスを待つよじゃ あいつに負ける
ウッハ ウッハ
二度とは燃えない 嵐が吹くぜ
ウッハ ウッハ
キラキラ輝く御殿 ひとめぼれしたあの女
黄金(こがね)をつかむのさ ウッハ

ジンジンジンギスカン
ヘイ ブラザー ホー ブラザー
ナイス ブラザー ゴー ブラザー
ジンジンジンギスカン
ヘイライダー ホー ライダー
ナイス ライダー ゴー ライダー

若者ならワッハハハー 
チャンスだ今 ワッハハハー
一緒に手をかざせ
・・・」




初めの1匹

やはり冬の海は厳しかった。
乾いて鋭い寒風が海上をビョービョーと走り、
ピリピリピリと空気にひびが入りそうな冷たさ、
息をする度にのどの奥がスーッと冷やされ、鼻水が滴り落ちる。
逆巻く波は、ザブンザブンと白い牙を剥き出し堤防に噛み付いていた。
風に逆らいながら竿を4本並べた。
2本はカレイ狙い、他の2本はサンマの切り身をつけた胴突き1本針仕掛け。

                                         
   海騒ぐ
午後1時20分。
釣り開始。
全ての竿を並べ終わったと思ったら、胴突き1本針仕掛けの竿の鈴が、
《リリリーンリリリーン・・・》と鳴り、竿先が上下に揺れている。
ー何だろう?
もう少しまとう初めの1匹だ。
10、9、8、7、6、・・・。
とカウントダウンし、竿を振り上げた。
手応えがあった。
けど・・なんとも頼りない。
途中何度も逃げたのでは・・・と思いながら引き上げたのは22センチのドンコだった。
この厳しい冬の海、魚を選んでいる余裕はない、嬉しい1匹である。

場荒れした海
遠くで百戦錬磨の古兵が、風に吹かれる枯れ木のように揺れている。
来る時に、一緒に話しながら来た。
彼の話しでは此処も場荒れが激しく、
今はウサギの穴さえ見つからない、と言っていた。
何故来るのかと聞くと、奇跡が起きるからだと云う。
その奇跡について話してくれた。
それは全て遠い過去の話し、
彼はラッキー・ストライク・アゲインを夢見ているようだ。

ドンコが1匹釣れたあと、魚の気配は消えた。
カレイ狙いは、餌の青イソメが知らぬ間にドンドン消えていく。
餌泥棒はフグであろう。
午後の4時までに、買ってきた1パックの青イソメが全てなくなったので、
竿4本、すべて胴突き1本針のサンマ餌仕掛けに変えた。
釣りを開始してから、
1時間、2時間、3時間・・・、
寒さに震えながら、絶えがたきを耐え忍びがたきを忍び待ち続けた。

           
沈黙
夕暮れの戦い
いつか丘の上から日が消えて、その上にたなびく雲が金色に輝き、
地上はみるみる暗くなってきた。
夕まずめの絶好の好機が、何ごともなく過ぎて行く。
と・・・。
午後5時20分。
風に揺れていた竿が、《リリリーンリリリーン・・・》と呼び鈴を鳴らした。
今度こそと期待したのだが、先ほどと同じサイズのドンコだった。

もうこれでよし、と竿を片付けることに。
3本目を片付けようとした時だった。
竿を持ち上げると、いきなり竿先がククククーーッと海に引っ張られたのだ。
転瞬、
頭の中に疑問符(?)が花火のように散った。
ーなんだ、なんだ?

森羅万象、生き物は逃げるものに飛びつくという習性がある。
どうやら何かが、逃げる餌に慌てて飛びついたらしい。
クイーン、クイーン、クイーン・・・と引きが良い。
強引に岸に寄せ、そのまま海から陸へ。
「オッ!」
メバルが、口いっぱいにサンマの切り身を咥えて、陸の上に転がった。
ー破顔一笑!
嬉しい23センチのメバルだった。

納竿
午後5時半、撤退。
夕闇があたり一面を覆い、もう人の形は見分けがつかない。
百戦錬磨の古兵は、すでに帰ったようだ。
コチン、コチンに凍った冬の夜を一人、久々に会えたメバルに寒さも吹き飛び帰って来た。

本日釣果
 メバル 23センチ 1匹
 ドンコ 23~24センチ 2匹


The END
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