2011年3月27日(日)


ノビタの釣り天国


        暗くなるまで待って

                                           たすけて~
あなたならどうする?
今でも1日に十数回、余震が訪問する。
いつも不意打ちだ。
時には、震度5に近いやつもやってくる。
その時、
不幸にもトイレか、風呂に入っていたら・・・。
トイレに入って、
「カガ・マ・リコ」
スペイン語で、
「もっと気持ちよく雲古する」
なんてやっていた時にきたら、お尻もふかずに飛び出すしかないだろう。

風呂に入っていたらもっと悲惨だ。
なんせ、無防備なのである。
ナチュラル・ボデイなのである。
フル**なのである。
ギャートルズなのである(関係ないか)。

         
今日も快晴なり
春の黄昏は長い。
日が沈んだのにまだ明るい夕刻に。
ノホホーンと風呂に入り、
「シャバダ、ドウビドウバ、シャバドウバ~
なんて鼻歌を歌いながら、ヒトの本性は果たして善なのであろうか、悪なのであろうか、
それともその場その場の条件に対する反射があるだけなのだろうか。
とけんめいに巨大な主題に挑戦していると。

いきなり、
《ドドーン、ガタガタガタ》と、大ナマズの一撃を喰らう。
その時、
ーあなたならどうする?

バシャッ!とそのまま家から飛び出し、
見せる方も見せられる方も気の毒な事態に甘んじるか、
それが嫌ならそのまんま家の下敷きとなって男らしく散華するか。
「To be or not to be.That is the question(生きるべきか、生かざるべきか。それが問題だ)」
(『ハムレット』by シエクスピア)
この命題を、千分の1秒で決しなくてはならない。
やはり、
私は恥をしのんで飛び出そう。
不幸中の幸いになるよう、これからは暗くなってから風呂に入ろう。

                                         
写真をクリック
まるでインディ・ジョーンズ
午前9時半。
定刻だ。
ボロ自転車でスーパーに行くと、ちょうど午前10時の開店に間に合う。

真っ晴れ。
碧い空に白い雲。
産地直売店の旗が6本、風にユラユラ揺れていた。
最近の空気には酸素や窒素だけでなく、花粉や放射線など有害物質が混じっているので危ない。
モーツアルトのように感じやすい私は、マスクが必須だ。
このマスク、今日で3日も付けている。
なぜなら、鬼より恐いかみさんに3日間は同じ物を使えと厳命されているから。
気持ち悪いぞ、ホント!
坂が近づいてきた。
全長500メートル。
ーくるぞ。くるぞ。
なだらかな道を、アンマレーが歌う『スノーバード』を聞きながらスイスイ走る。
まるで鳥のように。
景色が後ろに流れ、風が《ヒューッ》と耳をかすめていく。
そして、
快走が疾走に変わり、疾走が激走に変わって。
風が《ゴーゴー》うなりはじめた。
思わず、
「セ・シ・ボ・ン(とてもいい)」

と・・・。
目の前を黒い影が横切った。
長い尻尾、小さい頭。
ーリスだ!
チラとこちらを振り向いて、
「チッ、気をつけろ、ボヤボヤするんじゃネェ」
と言ってるような顔をして、林の中へ消えた。

          
危なかった~
「アッ!」
一瞬、身の毛が逆立った。
次に目ん玉に飛び込んできたのは、アスファルトに敷かれた鉄板。
陥没した道を塞いでいたのだ。
絶体絶命。
もう遅い。
止まらない。
止められない。
ーアア。

そのまま盲進。
すると、
スーッと、何事もなく地獄の三丁目を通過。
危なかった。
ーホッ。
デンジャー・スロープをインディ・ジョーンズの如く走り切ると、畑を横切るカントリーロードだ。
このエキサイテングなサイクリングに今日も没我。
ひょっとすると、釣りよりおもしろいかも。(チャンチャン

スーパーはほとんど通常の状態に戻っていた。
ただ、天然水は2リットルのペットボトルお一人様1本と、昨日と変わらなかった。

The END
SEO [PR] !uO z[y[WJ Cu