2011年5月15日(日)
       那珂湊 海水温  -.ー度
             中潮 満潮 14:52  干潮  8:08
ノビタの釣り天国


       那珂湊沖のヤリイカ釣り!

                                   14ハイ、形が良いので良しとしよう!
出遅れた!
「山僧(さんそう)甲子(こよみ)を数えるを解せず
一葉落ちて天下の秋を知る」
中国の古典『淮南子』より。
なにごとも小さな兆しを見て、将来の大勢を予測する意味だと云う。
ヤリイカ絶好調と聞き出撃したけど、すでにピークは過ぎたのか数は伸びなかった。
ヤリイカはそろそろ終盤なのか?

夜明け前。
ロシナンテのヘッドランプをたよりに、スローモードで那珂湊港内を行く。
まだ道は、震災の爪跡が残っていて危ないのだ。
午前3時半、船着場に着いた。
ーオッ!
黒々と並ぶ、車、車、車・・・。
どの車も静かにエンジンをふかしている。
釣り師の朝は早い、でもまさかこんなに早く。

ロシナンテを止め、荷物を持って船に乗ると、
ーああ。
ヘッドランプに映しだされたのは、
船縁にならぶ先客の荷、荷、荷・・・。
左舷の中央に空きがあったので、そこに荷を下ろした。
ー残り物には福が来る。
と念仏を唱えながら、釣りの準備。

港内は、まだ閑静な闇の中。
雲がない空に無数の星が瞬いていた。
潮騒の音もない。
風も、空気の動きがわかる程度の微風。
今日は絶好の釣り日和になりそうだ。

昼間、イカを追うなんて、はじめての経験だ。
それも形の良いヤリイカらしい。
気分は、シルヴィ・バルタンが歌う『あなたのとりこ』だ。
写真をクリックすると、YouTubeにジャンプ。
訳詞は、毎度おなじみのKeiさんである。










とんでもない経験者
白々と明るくなると、皆さん船に乗り込み釣りの準備を始めた。
と・・・。
「おはようございます。久々ですね、隣りでいいですか」
と言いながら隣り(左側)に来た古兵、覚えていない。
話しをすると、どうやらノビタと此処で遇ったのは今年3度目だそうだ。
栃木の益子から来たと言う。
そでふりあうなかも他生の縁、荷をずらし場所を少し空けてやった。

                                 
3月11日の塩釜港(写真クリックYouTubeへ)
話しをして分かったのだが彼は、
あの悪夢のような3月11日に、なんと塩釜港から『東北丸』に乗り、メバル、カレイ、イアナメのトリプルリレー釣りをしていたのだ。
彼の話しでは、その日は朝から信じられないほどの入れ食いで、黒メバルもカレイも午前中にそれぞれ100匹を超へ、地震の直前までアイナメも入れ食い。

と、その時、
ドン、ドン、ドン、・・・と船が海面から突き上げられるような大きな揺れが、そのあと山のような津波。
海上で一晩を過ごし、流れてくるコンテナや船などのゴミを縫うようにして帰港したのは翌日の朝だったと云う。
船にエンジンがかかると、話しが聞きとれなくなり彼の話しは終わった。
それにしても古兵は、本にしたら一冊になるような貴重な体験をしてきたようだ。

    
午前5時10分 集結
いきなり1匹
午前4時45分、出航。
予定より大分早い出航だった。
今日の同船同夢のつわものは13人、満員御礼状態である。
沖に向かって25分ほど疾走すると、
なんと既に10艘ほどの船が海上に停止していた。
どの船もヤリイカ狙いのようだ。

午前5時10分、釣り開始。
水深50メートル。
錘が海底に着底した所で、1メートルほど底を切ると。
《グイーン、グイーン、グイーン》
ー入れ食いだ!
シャクリもなにもあったもんじゃない。
電動リールのレバーをオン、中速でヨーソロ!
船に上ったのは、本命の50センチ近いヤリイカ。
                                         
いずこも同じ
期待が膨らむ一匹だったのだが・・・。
いつものことながら、あとが続かない。
それでも、ポツリ、ポツリと午前7時までに9ハイ。
両隣りも同じような感じ。
午前7時を過ぎるとますますアタリは遠くなり、
ひたすら食べることへの執着を心のバネにして、竿をシャクリ続けた。
海上に揺曳(ようえい)している15~6艘の他船も、船縁に立つ釣り人はボーフラのように竿をシャクッているだけ。
一昨日は、海が沸騰したかのようにヤリイカが爆釣したそうだが・・・。
まったく、
釣りは、丁と出るのか半と出るのか、その日、その日の風まかせである。

カレイ戦
午前10時。
とうとう我々の船はヤリイカ戦線から離脱し、カレイが棲む海へ移動した。
午前10時半、カレイ釣り開始。
シンプルだが、自作の自画自賛の仕掛けで臨んだのだが・・・。
まったくアタリなし!

隣りの古兵が、35センチほどのマコガレイを一匹釣った。
ーお前、人を選んで釣られなきゃ~。
 俺のような釣り師に釣られなきゃ、釣られがいがないんでは。ーン?
と言葉に出さずつぶやく。
最後の最後まで、特上の仕掛けも実力を発揮できない髀肉の嘆で終わった感じ。
ではなく腕が悪かったのかしらん?
カレイ釣りは不完全燃焼で終わった。

沖上がり
午後12時、沖上がり。
隣りの古兵は、6月1日の『東北丸』再開初日に、また船に乗ると云い、
一緒にどうですかと聞くかれたが、もう少し様子を見てから行くと応えた。

本日釣果
ヤリイカ  45~48センチ  14ハイ

The END
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