2011年11月15日(火)  午前6時20分~午後12時
       那珂湊 海水温 17.2度
       那珂湊の潮汐 中潮 満潮  7:34  干潮 12:01
ノビタの釣り天国

       
2011年11月15日(火) 那珂湊沖のタコ釣り

          悔しさ満載のタコ釣り!

                                         良形タコ5杯!
気分はスティーブ・マックイーン
今日のタコ釣りも、聞くも涙、話すも涙の奮戦記となった。
水戸黄門の、
「人生楽ありゃ苦もあるさ
 涙のあとには虹もある
歌のような。

  
映画『大脱走』のスティーブ・マックイーン












午前4時半。
まだ暗い道を那珂湊港にぶっ飛んだ。
映画「大脱走」のスティーブ・マックイーンは、バイクに乗りナチス軍を翻弄、《バリバリバリ・・・》と爆音を響かせ丘の上を逃走した。
ノビタは、ナチスに追われているわけではないけど。
スティーブ・マックイーンのように足も長くなく、格好もよくないけど。
《バリバリバリ・・・》の爆音も響かせないけど。
スティーブ・マックイーンになったつもりで、走った。
闇にしずむ国道245号を。
《トトトトトト・・・・》と、小太鼓を打つようなエンジン音を響かせ、
「この道まっすぐ 
  逢えるよろこびを
   いそぐ」(山頭火)
と。

BGM
今日のBGMは。
ナンシー・シナトラとリー・ヘイゼルウッドが歌う『サマーワイン』。
この歌、最後に字幕で出てきますが、”気おつけよう女の甘い言葉に”と、男への警告の歌なんですね。
















ドブネズミのように
那珂湊港に着いたのは、午前5時10分。
ボーゼン。唖然。愕然。
だ~れもいない。
いつもなら必ず船着場に先客がいるのに。
ーひょっとしたら中止!
もしそうならなんと惨めな話し。
どこからか、
「ボローン
 ドブネズミのように
     美しくなりたい
と、”宮崎あおい”の歌が流れてきそうなシチュエーションであった。

ぼんやり船の前で待つこと40分。
船長が来たのは、出船時刻の10分前であったぞなもし。
そして、ナント!、今日の客はノビタ一人とのこと。
ノビタがこの船を、貸し切ったようだ。
こんな豪勢な釣りもないけど、あまり嬉しくなかった。
船長も同じだろうけど、張り合いがないのである。

       
自作のタコ天仕掛け
濁っている時のタコ天仕掛けの色
ともかく出船。
外洋は並走する遊漁船が波間に半分見え隠れすくらいのうねりがあり、飛沫を頭から浴びていた。
午前6時半。
釣り開始。
船長の合図で、《ドボーン!》と一音、タコ天仕掛けを海に投下。
空は一面雲に覆われ、小山のような波が沖から陸へ次々と流れて行き、その波が船の下に潜るたびに、船は横に縦に大きく揺れた。
立っていられないので、座りながらタコ天仕掛けをシャクッていた。

タコ天仕掛けは、2種類持参した。
海が澄んでいる時は赤色、濁っている時は白色を使用する、これは常識だそうな。
今日は、海が菜っ葉色に濁っていたので、白色のタコ天仕掛けを使用した。
全て自作である。
この錘120号のノビタオリジナルを、1個350円で販売したら価格破壊になるような気がする。
ノビタの小遣い稼ぎになるかも。
                                        
湾内は静かだったのに
はじめの1匹
午前7時5分。
釣りを開始してから約30分。
仕掛けが海底で何かをひっかけた。
「・・・?!」
グッ、と道糸を引くと。
「乗った!」
ズッシリと重量感が道糸を走り腕に、のしかかってきた。
水深5メートル。
一気に道糸を手繰り寄せると、まったく毛がないライトブラウンのタコ入道が八方に足を伸ばして、海面に浮上してきた。
何時の間に来たのか船長が、タモでバシャッ!と一掬い。
はじめの1匹は、2キロほどの良形であった。

悲劇3連発
問題はこの後に起こった。
それは午前8時までの、悪夢のような出来事だった。

海底をヒョコヒョコ踊らせていたタコ天が、ストップ。
ー来た!
「ソレーッ!」
とばかりに道糸を手繰りよせると、タコ入道が海面に。
・・・が。
タモ入れ担当がいない。
そのころ船長は、ノビタの反対側の大トモで、タコ釣りに夢中になっていたのだ。
迷っている場合ではない。
「エーイ!」
とタコを船上に引き上げようとすると、タコが針から外れて。
ーああ。
 男子一生の不覚!

        
今日は白が良かった
気を取り直し、また海底をタコ天でツンツク、ツンツク小突いていると。
またブレーキが。
今度こそと、タコを海底から引き上げ、タモを使おうかと迷っているうちに。
ーああ。

落胆をリセットし、再挑戦。
そしてまた・・・。
タモ入れ寸前に、
「ブルータス、お前もか!」
逃げられてしまった。
ーああ。
男子一生の不覚を、三度も。
まるで、チャップリンが、ボクシングで、3回ノック・アウトさせられたような出来事であった。

悲劇一直線
気を取り直し、再挑戦。
このあと、なんとか3匹追加したのだが。
神の試練は、まだ終わっていなかった。
潮の流れが速く、かつタコ天仕掛けが船の底を通り、反対側に流れていた。
その時。
またも《ググググッ》と来た。

手応え充分。
「エンヤードット、エンヤードット
と、重量感タップリの相手を引き上げて来ると。
ーああ。
ノビタをあざ笑うが如く、船底に張りつかれてしまったのだ。
船長が飛んで来て、ノビタに変わって道糸を引いたのだが・・・。
結局、グッドバイ!
ーああ。

終章
このあと、なんとか1匹追釣したけど、あとが続かず。
午後12時、沖上がり。
「人間は行動のない快楽よりも、行動に伴う困難を選ぶ」
(アランの『幸福論』より)
タコとの戦いは、まだまだ続く。

本日釣果
真ダコ  800グラム~2.5キロ  5匹

The END
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