2012年5月20日(日)  午前5時40分~午後12時00分
       那珂湊 海水温 15.4度
       那珂湊の潮汐 大潮 満潮 16:40  干潮  9:39
ノビタの釣り天国

       
2012年5月20日(日) 那珂湊沖のマコカレイ

       昨日の半分とは言えこの釣果

                                      これだけ釣れれば充分
マコカレイ自粛規制解除!
海はずーっと波の高い日が続き。
かつ放射線量による出荷自粛で、遊漁船もカレイ釣りをひかえていた。
ところが5月17日、一日千秋の思いで待っていた規制が解除。
つづけて。
マコカレイ爆釣の祝報が、目と耳に飛び込んできたのである。
もう待っていられません。
エンジン全開、気力充溢、笑顔満タンと、心は常磐の沖にブッ飛んだのデス。

カレイ釣りはなんて言ったって沖釣り。
『トン、トン、トン、トン、トン・・・・・・』
『スーッ、スーッ、スーッ』
『トン、トン、トン、トン、トン・・・・・・』
『スーッ、スーッ、スーッ』
 ・・・
という地球外生命体から送られてくる信号のような、一連の仕掛けの動き。
釣りの用語では、”小突き”そして”聞きあわせ”と言う。
これが、沖釣りカレイ釣法の金科玉条なのである。
仕掛けなどは、付録のようなものであまり重要ではない。
ついでに釣り用語では、陸から置き竿で釣ったカレイを「釣れたカレイ」、船で小突いて釣ったカレイを「釣ったカレイ」と言うらしい。


今日のBGM
最近、散歩のお供に聞いている歌、ジッタリン・ジンの『プレゼント』を今日の歌に。
春川玲子が無表情で、単調な振り付けで、単調なリズムで歌っている。
そこが良い。
むかつく東電への思いを、替え歌にしてみた。

あなたが私にくれたもの
 体に危険な放射線
あなたが私にくれたもの
 原発は安全という ひどい嘘
あたなたが私にくれたもの
 人の住めない町や村
あなたが私にくれたもの
 人をバカにした電気料金値上げ
(東電、役員クラスの年収は3千万、一般社員の平均年収は6百万とのこと)





沖のマコカレイ釣りは今がチャンス
『トン、トン、トン、トン、トン・・・・・・』
『スーッ、スーッ、スーッ』
はカレイ語で、
「お元気ですか?もしおりましたら応答願います」
の呼びかけ。
すると、海底から10KBPSの速さ(正確ではない)で、
「ググッ、ググッ、ググググ、グーーーッ」
の返信、訳すと。
「こちらはマコカレイ、元気だよ!」
ー来た!
間髪をいれず、
「着信御礼!」
と返しながら、一気に引き上げる。
これぞカレイ船釣りのダイゴミなのである。
これからがカレイ釣りの最盛期、みなさん今がチャンス、「チャンスが二度、扉を叩くとは考えるな」(シャン・フォール)ですぞ。

                                         
鏡のような海を行く
デッカイ希望の雲が湧く
休日なので客も多かろうと、那珂湊の船着き場に着いたのは定刻1時間前の午前4時5分。
雲に覆われた空が、少し青みがかっていた。
まだ先客は3人。
ノビタの定席、右舷のややミヨシ寄りは空いていた。
闇の中、ヘッドランプの灯りで釣りの準備をしていると。
次々と車が到着し、
「おはようございます」
「おはようございます」
と、釣り士たちがやってきた。

午前4時半過ぎ、すっかり明るくなった。
と・・・。
「お久しぶりですね」
と言いながら釣り士が、ノビタに近づいてきた。
ー見たことのある顔だが・・・?
話しをして、やっと分かった。
彼は昨年3月11日、東北丸に乗り東日本大震災に曹禺した人だった。
沖上がりの時に、他の釣り士に教えてもらったのだが彼は栃木のカレイ釣りのプロであった。
その彼に、彼がいる左舷中央の隣りに来るよう誘われたけど、やはり自分の指定席にこだわり移動しなかったのだが・・・。
このため、名人芸を見ることができなかったことが悔やまれる。
本日、同船同夢の釣り士はノビタを含め8人。
空は雲で覆われていたが、風もなく海も静か、今日も絶好の釣り日和である。
船長から、昨日は18匹から38匹と爆釣、今日も期待できるよと激励され、デッカイ希望の白い雲が胸中に湧きあがった。

     
満員御礼のカレイ船
はじめの1匹
午前5時10分、出航。
鏡のような海をカレイ命の船長が、爆音を轟かせながら船を疾走させる。
現場に着いたのは午前5時40分。
現場着。
遠くに見えるカレイ船は、客が鈴なり今にも沈みそう。

水深は40メートルほど。
海は幾分、濁っていた。
3本針の仕掛けに白い夜光の錘40号をブラ下げ、《ドボーン!》と一振り入魂の第一投。
と・・・。
その直後に、右隣りの釣り士が30センチほどのマコガレイを釣り上げた。
入れ食いである。
ーウッソーーー、早すぎる!
左舷側でも、ワーッと歓声が上がった。
これお見て、聞いて、燃え上がらない人はいない。
ノビタも、火炎放射器で焙られたように燃え上がり、必死に海底を小突く。

40~60回ほど《トン、トン、トン、・・・》と海底を小突いたあと、《スーッ》と竿先を40センチほど持ち上げ2~3秒停止、そのまままた《スーッ》と持ち上げるこれを3回繰り返す。
この小突きと、聞き合わせを繰り返す。
聞きあわせで仕掛けの端が、海底から50センチほど持ち上ったとき、
「ククク、ククク、ククク・・・」
と天を指す竿先が、ヒクヒクとお辞儀を繰り返した。
逃げる餌に、カレイが飛びついたらしい。
引き上げたのは30センチほどのマコガレイ、やはり3本針の一番下に掛かっていた。
今日は聞きあわせで掛かることが多く、ほとんど3本針の一番下か、2番目の針に掛かっていた。

                                      
40センチ近い良形まじり
渋い釣り
今回、カレイ釣りの天敵であるフグの気配がまったくなかった。
放射能を恐れて、どこかの仮設住宅に引越ししたのだろうか。
ところが、また新たな伏兵が邪魔をしにやってきた。
ネコザメである。
ネコザメとカレイのアタリは区別がつかず、海面に現れてはじめて知り、何度も落胆させられた。

午前6時までに30センチクラスが2匹。
午前7時までに累計6匹。
午前8時までに累計8匹。
午前10時までに累計12匹。
午前11時までに累計15匹。
と平均、時速2匹のスピードで釣り上げていた。
ノビタにしては、まずまずの成果であったが。
船長が、「今日は昨日の半分しか釣れない」とぼやいていた。

ユーザ・ミ・デイッチ・マイ!
午前11時50分。
沖上がり10分前だった。
小突きから、聞きあわせに移った。
一度目の聞きあわせは空振り、そのまま竿先を持ち上げ2度目の聞きあわせ、その時だった。
重厚な《ググッ、ググッ、ググッ・・・》のアタリが返ってきて、竿の先が張り倒された。
そのまま、ギリギリとリールを巻く。
水深40メートルが、この時ほど長く感じたことはなかったよ。

     
毎度おなじみ
途中なんども、敵の追撃にあいその度にハラハラドキドキ。
引き上げに3分ほどを要し、とうとう海面に敵を浮き上がらせた。
それは、50センチち近いマコガレイだった。
竿を左手に持ち変え、右手に持ったタモでカレイを掬う。
カレイがタモに入った。
ーホッ。
と思った時だった。

怒ったカレイがタモから飛び出し、そのまま海中深くに逃げて行ったのである。
ハリスを切って。
ーああ。
まるで、空が落ちてきたような衝撃であった。
トッポ・ジージョがぼやく。
「ユーザ・ミ・デイッチ・マイ!」
英語で、
「何ってこったい」
未練がましく、
ー帰って来いよ~
と心で叫びながら海底を小突いたけど、空振りであった。

沖上がり
午後12時沖上がり。
今日もノビタを知る釣り士2人に会った。
この日、栃木の名人は20匹、ノビタは17匹。
われながらよく健闘した気がする。
これから常磐の海のマコガレイ釣りは、ますますおもしろくなるのでは?
今日も、日々是好日。

本日釣果
カレイ  24センチ~40センチ 17匹
ネコザメ  40~50センチ   6匹(すべてリリース)

The END
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