2012年7月19日(木)  午前5時20分~午後12時
       那珂湊 海水温 18.6度
       那珂湊の潮汐 大潮 満潮  2:56  干潮 10:08
ノビタの釣り天国

       
2012年7月19日(木) 大洗沖のマコガレイ

        沖カレイ釣りは奥が深いな~


                                   なんとか13匹ゲット
必殺「誘剣カレイ落とし」
海は燦々と振りそそぐ日の光に、磨きたてられたように輝いていた。
炎天下、命がけの釣りを覚悟してきたけど、北東からのひんやりとした微風に救われていた。
釣りを開始して2時間強。
海底を小突いて誘ったけど。
ーまるでおかゆです。
 歯ごたえがないのです。
 味がないのです。
「泣きなさ~い 笑いなさ~い
いつの日か いつの日か
花を咲かそうよ」
と、今日も喜納 昌吉の歌が聞こえてくるような釣りに。

午前7時半。
背中合わせ右舷側の客人に、
「何匹釣った?」
と聞かれた。
3匹と応えると、彼は現在8匹、付けたしで先日は35匹釣ったと言う。

         
鏡のような海で
叶わないと思った。
けど・・・こちらには、必殺「誘剣カレイ落とし」の技がある。
ー今に見ていろボクだって。
と密かに闘志を。

午前9時。
2匹追加して5匹。
この時、右舷側の客人は12匹釣っていた。
その差は、また広がったのである。
思わず、声を出さずに叫んだね。
ーお前、人を選んで釣られろよ!
と。

BGM
きっとなんとかなる、夢は最後まで捨てるな。
喜納 昌吉の『花~すべての人の心に花を』をBGMにした。
















                                         
今日も釣り日和
本日4人乗船
話しを前に戻す。
今朝、那珂湊港の船着場に着いたのは午前4時半。
すっかり夜は明け、空は西から東へ青色から桃色のグラデーションに染まっていた。
釣り船の前に車が一台、先客が一人釣り具を下ろしている。
ロシナンテをその車の前に止め、釣具を船に運んだ。
今日も先日と同じ左舷側のミヨシ側で釣ることに。

ロッドキーパーを船縁に固定し、竿にリールを取り付け、仕掛けを取り出し。
と準備をしていると、
「おはようございます」
と挨拶しながら、一人また一人と乗船してきた。
いずれも百戦錬磨の古兵のようだった。
本日、カレイ戦に臨むのは、ノビタも含め4人。
近藤船長も今日は珍しく、定刻20分前にやってきた。
船長が早く来たので、定刻10分前に港を出撃。
船は桃色を流したような太平洋を、飛沫を上げて快速前進。

        
隣は釣れているのかな?
手強い敵
午前5時20分、戦場とうちゃこ。
釣り開始。
一斉に仕掛けを、ドボーンと海に投入。
船のカレイ釣りは、”小突きと誘い”がワールド・スタンダード。
ところがギッチョン、その小突きと誘い方は皆さん違う。
シャカシャカシャカ・・・と竿先を小さく振る人。
トーン、トーン、トーン・・・とゆっくり竿先を上下する人。
シャーッ、シャーッ、シャーッ・・・と間を取りながらシャープに竿先を振り上げる人。
うぶなカレイなら、どのやり方でも飛びつくのだろうが・・・。

この時期。
鹿島灘のマコガレイはスレッカラシが多い、まるでカスバの夜に咲く女のような。
今度、ロンドンオリンピックの新体操に出場する韓国の妖精、ソン・ヨンジェ18才のような純情可憐なマコガレイはいない。
時の経過とともに、同じ小突きと誘い方に不信を抱くのか、はじめ釣れていてもいつか釣れなくなる。
マコガレイ釣りはほんとに奥が深い。

ノビタの時が来た
午前10時までに6匹。
右舷側の客人は13匹と、フグ5匹。
右舷側の客人は急に勢いが衰えたようだ。
かれの誘い方は、シャカシャカシャカと竿先を小刻みに振り、合間に竿をしばらく青眼に構へ停止させる誘い方。
時の経過とともに、その誘い方に興味を持ったのはフグだったのか。

                                         
40センチオーバー
午前10時10分。
トン、トン、トンと小突いていると、一瞬、海藻を引っ掛けたようなクッと軽いブレーキが。
ソーッと竿先を持ち上げてみたが、40号の錘の手応えしかない。
仕掛けを戻し、また小突いているとモンヤリとした重さ。
「・・・・・・?」
ソーッと竿先を持ち上げてみたが、錘の重さだけ。
ーでも何か変?
海底に怪しい気配。
誘いをかけながら、
ーカモーン!
と叫ぶと同時に、竿先がバシッと引き倒され。
「キターーー!」
8匹目は40センチオーバーのマコガレイだった。

今日も不幸なドラマが
ここから快進撃だ。
それまでのたるみきった5時間の不振が、ウソみたいに。
やはり”愛は生きる勇気を与えるんだ”、なんてつぶやきながら小突いていると。
次々とやつぎばやに30センチクラスがきた。

そして。
10時40分。
誘いをかけた直後、ドドドド・・・と、はでなアタリが。
リールを巻くと、はじめは軽かった。
操舵室から船長が顔を出し、
「いいぞいいぞキタキター!」
と叫んでいる。
フグかもしれないと応えると、それはカレイだと怒ったように叫んだ。

      
10時を過ぎると風が強くなり
船長の叫びを裏付けるように、リールを巻いている途中からズッシリとした重厚な追撃に変わった。
そして、水面に浮上したのは目測50センチ近い、ダークブラウンの菱形。
「タモを使へ!」
と、船長が怒ったように叫んダ。
持参の軽いタモをザブン!と海面に落とすと。
ー転瞬。
敵はタモからジャンプし、そのまま海中へララバイ。
晴天が一転、岩に叩きつけられたようなショックだった。
船長は何も言わず、操舵室に引っ込んだ。
しばしボーゼン自失。
「落胆のない人生なんて味気ない人生です、落胆を肥やしにするんですよ」
(グレース・ケリー 故モナコ王妃)

沖上がり
午後12時、沖上がり。
右舷側の客人に、
「何匹釣ったの?」
と聞かれたので、13匹と応えると信じられないような顔をした。
なぜなら彼も13匹だったのだ。
彼が不振の時、ノビタが好転したようだ。
これは、運命を司る女神ラケシスの采配か?
それとも、万国一天、四海同胞、人類皆兄弟、恵みは平等に分かち合おうのキリストの采配かしらん?

本日釣果
カレイ  22~41センチ  13匹

The END
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