2012年9月10日(月)  午前1時25分~午前5時
       那珂湊 海水温 ーー.ー度
        那珂湊港の潮汐 小潮 満潮 12:35  干潮  4:36
ノビタの釣り天国

       
2012年9月10日(月) 那珂湊のアジ釣り



         渋い夜だった



                                      なんとか・・・
狂気の沙汰
最近、視力が落ちてきた。
放射能が、老化を促進したのかしらん?
目が使えなきゃ仕掛けも作れない。
ー俺の釣り人生、カウントダウンが始まったのか?
とつぶやいた途端に、
「バカ言ってんじゃない。すでにロスタイムだ!」
と天から叱声が降ってきた。
悔いを残さないよう、もう1日だって釣りは休めない。

ガンバロウ、日本!
ガンバロウ、野田!
ついでに、
ガンバロウ、ノビタ!
向かうは那珂湊港。
那珂湊港は好きだ。
那珂湊港には、目障りな立ち入り禁止の看板がどこにもない。
釣り人に優しい港なのだ。
午前0時半。
気合を入れて外に出ると、本日はもったいないくらいの好晴。
空に雲なく。
群青の夜空に溢れる星の輝き、東天にはオレンジ色の三日月が神々しい。
夜のしじまに虫の声が響き渡る。
ロシナンテにまたがり、風を切って国道245号を疾駆した。
まるで、
頼山陽の詩『不識庵撃機山図』を、地で行くような夜だった。

 鞭声粛々 夜国道を奔る(夜河を過る)
 暁に見る 千兵の大牙
 遺恨十年 一剣を磨き
 流星光底 蛇(信玄)を逸す

詩と違うのは、蛇(アジ)を逸することは絶対ないということ。

BGM
星降る夜には相応しくないけど、ホセ・フェリシアーノの『雨のささやき』















遠い応答
午前1時20分。
釣り場着。
人の気配なし。
釣り場は蕭条としていた。
風もなく蒸し暑い夜だ。
                                       
暁の攻防に
午前1時25分、開始。
電気浮子の赤い灯りが、鏡のような海に赤い尾を曳く。
浮子は海面を這うように右から左へ、そして左から右に動いていた。
10分、20分、30分・・・、応答なし。
いつか、目ん玉は黒々とした対岸の堤防を彷徨っていた。
と、
ーアッ!
ググッ!と、いきなり竿を引く奴が。
見ると、電機浮子が黒々とした海から行方不明に。
この瞬間、脳がピンク色に。
倒れた細竿を持ち上げようとするが、なかなか持ち上がらない。
そして、陸に引き上げたはじめの1匹は、23センチ。
このあと堰を切ったようにポン、ポン、ポンと4匹追加したのだが、勢いはそこまでだった。
以降は終始、10~20分置きの渋いアタリとなってしまった。

        
老いも若きも
午前4時、まだ暗い海に、ドドドドド・・・と漁船が、次々と出船して行った。
ヒラメが解禁になっつたので、ヒラメ漁かな?
午前4時半に20センチオーバーが1匹、これが最後だった。
このあと海面が、ザバッ、ザバッ、ザバッと騒がしくなり、あっちこっちにナブラが起きた。
カンパチかイナダが、アジやイワシを捕食しているようだ。
これでは釣りにならないと、午前5時、納竿。
明るくなると、平日だというのに港は、若い男女や、ジジババの釣り人で溢れていた。

帰途
海岸通りを帰って来ると、平磯で10人ほどが投げ釣りをしていた。
噂では、今、ここで石持が釣れているらしいけど・・・。
たまには、石持に挑戦してみるか?
そして、
いつもの平磯海岸。
ーいました!
                                    
今日もいた
岩礁に立つフイッシャーマン。
彼は、まだ健在でした。
先日、波に飲まれなかったようです。
まずは、ご祝辞を。
今日も、ルアーを波間に何度もブン投げていた。

本日釣果
アジ   15~23センチ  16匹





The END
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