2012年10月16日(火) 晴れ
       那珂湊 海水温 20.2度
        那珂湊港の潮汐 大潮 満潮 15:54  干潮 22:30
ノビタの釣り天国

       
2012年10月16日(火) 午後6時15分~午後9時 那珂湊港でアジ釣り



               やっと2匹



                                           片口イワシのおまけ付き
カマキリの残酷物語
釣り話しなんて、所詮、金太郎アメ。
どこを切ってもみな同じ。
そこで、最近は釣りとあまり縁のない話しを前段に。

今日は、カマキリの共食いの話しから。
昔々、小学生だったころ。
秋のある日、柳の木の下にお疾呼をしに行くと。
そこで柳の枝につかまり、カマキリが交尾をしていた。
日中、陽が燦々と降り注ぐ下、俺なんぞただのゴミのように見下し、見せつけるようにせっせと”昼下がりの情事”に熱中していたのだ。
それを見ながら俺は、木の根っこにお疾呼をかけていた。

しばらくして、またそこにお疾呼をしに行くと。
ビックリ仰天の助。
ーナント!
交尾をしながらメスが、オスを頭からムシャムシャ食べていた。
ーたまげた!
メスが何かに怒って、オスを食べてしまったのだ。

それから数日後、柳の木の下にお疾呼をしに行くと、柳の枝にクロワッサンを小さくしたような固形物が張り付き風に吹かれて揺れていた。
それを見て俺は、カマキリのオスが雲子になったと思った。
あとでそれは、カマキリの卵だと知ったけど・・・。

あれから多くの秋が過ぎた。
でも、カマキリのメスが、交尾をしながらオスを食べる姿は二度と見ることはなかった。
あの”危険な情事”は、夢か幻だったのだろうか?

BGM
今日のBGMは、シャリー・バッシーの「若かったあの頃」を。

















釣れない雰囲気が・・・
午後6時過ぎ。
那珂湊港は、すでに夜の闇に消えていた。
いつもの釣り場に行くと、先客が一人、闇の中で動物のように蠢いていた。
冷たい風が北の方から吹いていた。
闇の中に黒々と伸びる向かい側の堤防に、釣り人のヘッドランプが1つ、2つ、3つ、4つ・・・6つ。
今夜は飛行機が多い。
月は無いが星が点在する夜空を、北から南へ、南から北へ、東から西へ、赤や青のランプを点滅させながら飛んでいく。

午後6時15分。
釣り開始。
と思ったら、先客が帰って行った。
彼は釣れたのだろうか?
気になったけど、もう遅い。

対岸で話しをする釣り人の声が聞こえてくる。
「やっぱりダメナノダ」
「困っタノダ」
「ドウスルノダ?」
そのまま場所を移動して行った。
何を狙っているのか分からないけれど、あまり景気がよくないようだ。

開始から、10分、20分、30分、40分、・・・まったくアタリなし。
「人の希望は初め漠然として大きく、後(のち)漸く小さく確実になるならひなり」
(『墨汁一滴』by正岡子規)
午後7時を過ぎるころ、5匹のハードル(目標)を一匹まで落としたのだが・・・。

なんとか目標達成
午後7時10分。
ダルマのように着込み、山のように道具を積んだキャリーをキーキー運んできた百戦錬磨が来て、様子を聞く。
応えると、「おかしいな~」と言いながら、空の牛乳パックで作った集魚灯を出し、隣りでトリック仕掛けのアジ釣りをはじめた。

午後7時20分。
待望のアタリ、スパッと何の前触れもなく電気浮子が海中に消えてしまった。
勢いがあり、カンパチの引きと錯覚しそうな引きだった。
ところがこの初めの1匹、バシャッと海面で跳ね、そのままトラバーユ。
ーああ。

直後に、またアタリ。
ーでも変?
軽々と陸に上がったのは、片口イワシだった。
それから1時間後、やっと待望の22センチが、20分後に同サイズを追釣。
午後9時。
隣りの百戦錬磨は、まったくアタリなしと撤退。
ノビタも目標達成したので納竿にした。

本日釣果
アジ   22センチ  2匹
片口イワシ  17センチ 1匹 

The END
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