2012年12月14日(金) 快晴
       那珂湊 海水温  13.6度
        那珂湊港の潮汐 大潮 満潮  5:24  干潮 10:16
ノビタの釣り天国

       
2012年12月14日(金) 午前6時20分~午後12時 常磐沖のヒラメ釣り


      4勝4敗の大漁でした!

                                          42~53センチ
敬遠
「いのち短し 釣りせよノビタ
 目や足や腰が 使えるうちに」
と声なき声が聞こえてくる。
と、船長から誘いの電話が。
相手はヒラメだと言う、了解はしたのだが・・・。
話しは変わるが。
韓国の歴史ドラマのなかで視聴率が歴代第2位となった『太祖王建(テジョワンゴン)』のワンゴンは、第一から第26まで順位別に夫人が26人いたそうな。
大変なことである。
全て政略結婚なので好きや嫌いは言ってられなかったようだ。

ノビタの場合、かみさんは別格として、第1夫人がカレイ、第2夫人が真タコ、第3夫人がカンパチ、・・・今のところヒラメは第10夫人にしてある。
なぜヒラメはランクが低いかというと、手強いので敬遠しただけである。

常磐沖で6年アタックしたのに、とうとうその顔を拝むことができなかった。
昨年、宮城県の仙台沖で60センチオーバーを拝むことができたが、これは仕掛けを引き上げる途中、たまたま釣れただけ。
第10夫人はそれ以来、拝んでいない。
でもね、
「一度も失敗したことのない者は、挑戦したことのないものだ」
  (アインシュタイン)
この言葉をささえに、10回目(?)の挑戦で~す。

  
   東海村の住吉神社
苦しい時の神たのみ。
東海村の散歩コースに住吉神社がある。
散歩の途中に寄り、お金を持っていなかったので、
ーお金はあとで払います。
と神さまにことわり、お願いだけ先にしてきた。
二礼二拍手一拝一揖(にれいにはくしゅいっぱいいちゆう)、住所氏名を名乗り大漁祈願。
この住所氏名が大事、言わないと誰が頼みにきたのか神さまはわからないと教えられた。



BGM
BGMは、サンタナとアリカ・ケーの『ブラック・マジク・ウーマン』。
洗練された都会的センスのサンタナの演奏をバッグに、牝豹のような眼差しで歌うアリカ・ケーのボーカルが良い。
















寒い朝
那珂湊港の船着場に着いたのは午前5時半。
夜明け前。
空には微かに星が瞬いていたが、晦冥の闇が港を隠していた。
西寄りのコチンコチンに凍った風が吹いていて耳が千切れそうだ。
船の前に先客の車が並び、船上で黒いシルエットが蠢いている。
ノビタの指定席左舷のミヨシ寄りは既に先客の荷物が置いてあったので、その反対側に釣具を運んだ。
甲板は氷が張っていて危険だったので、ソロリソロリと用心して渡った。

かたさんが後ろの方からやってきた。
彼とは昨日、一緒に船に乗ることにしていた。
かたさんの釣り座は、右舷側の大トモである。
ノビタと同時に、船長の2トントラックが到着した。
船長が生きたイワシを2トン車から船の水槽に移すのを、かたさんが手伝っていた。
残念だが、ノビタは不器用なのでこういう手伝いができない。
午前5時45分。出航。
 
                                      本日好天、最高の釣り日和
3度目の正直
ベタ凪の海を滑るように走り、現場に着いたのは午前6時15分。
すでにヒラメ釣り船が、5艘ほど薄闇が這う海上に浮かんでいた。

午前6時20分。
乾坤一擲の第一投。
生きたイワシをつけた錘60号の仕掛けをドボーン!
水深24メートル、錘が底に着いたところで20センチほど持ち上げ、竿をゆっくり上下させながら待つ。
10分、20分、30分・・・応答ナシ。

船長が右舷側でヒラメが3枚上がったと教えてくれた。
と、かたさんも良形のヒラメを上げた。
この後もかたさんは、順調に数を伸ばす。
7時半過ぎ、最初のアタリが。
確かな手応えを感じたのだが・・・。
仕掛けを引き上げると、イワシの背中にヒラメの歯形が残っていた。
8時過ぎ、竿をロッドキーパーに置き魔法瓶の熱いお茶を飲んでいた。
その時、置竿の先端が、フラフラと酔っ払いが千鳥足で歩くような動きをしている。
「・・・???」
そのうち、竿先がムチを打つように斜めにビシビシと上下に振りだした。
「!!!」
慌ててロッドキーパーから竿を外し、手に持った。
「まだだ、じっくり待て!」
と船長が操舵室から飛び出し、タモを片手に側に立った。
ドラマはそこまでだった。
竿先は頭を下げたまま動きを止めてしまった。
食い逃げであった、餌だけ取られていた。

午前8時50分。
3度目の正直だった。
船長にタモ入れしてもらった初めの1匹は40センチオーバー。
船長が、小さい小さい・・・と5回ほど連発したが、ノビタにとっては欣喜雀躍の待望の1匹であった。

このあと10時までに食い逃げされたのが1匹、追釣したのが2匹。
かたさんは5匹釣っていた。

   
     波がアクビをしていた
男子一生の不覚
11時過ぎ。
海底から微かな信号が手に届いた。
ピーンと伸びた糸の上に枯葉が一枚落ちてきてカサッ!と触れたような感じ。
ーひょっとすると?!
竿先を水面に突っ込みながら、ドラグをフリーにして待った。
竿先は水平になったままだ。
ドラグを通常に戻し竿を立てると、竿先が舐めるように上下に揺れている。
「・・・?」

そのまま少しリールを巻くと。
重量感が竿にのしかかってきた。
ー根掛かりか?
と、次にドドーンドドーンとドアを足で蹴るような引きが。
「船長!」
と叫ぶと、操舵室から船長が飛び出し、タモを持って側に立った。
竿を起こしながらリールを巻く。
「重い!」
途端に、バシッ!と張り倒された。

海底から5メートルも引き上げたか。
ドドーン、ドドーン、ドドーンと痛打の3撃、そしてフッと竿から重量感が消へ、竿先がわずかに跳ね上がった。
「切れたな!」
と船長。
ーああ。
「マドのサンサもデデレコデン
 ハレのサンサもデデレコデン
ー泣くがイヤさに笑い候!

仕掛けを回収すると、4号のハリスが針元で切れていた。
運が悪いことに、このバラシ事件の前に根掛かりがあり、ドラグを目いっぱいきつく締めていたのだ。

沖上がり
このあと午前11時40分に、50センチ強を1匹追加したのが最後だった。
午後12時、沖上がり。
本日、バラしたのが4匹、釣ったのが4匹、4勝4敗である。
かたさんは7匹釣った。
でもノビタがヒラメを4匹も釣ったのは、生まれて始めてである。
特筆大書の日となった。
ヒラメは、これから第3夫人に昇格させよう。

この日、トップが8枚、裾が4枚、すなわちノビタがドン尻でした。
でもこの溢れる満足感、ノビタにもヒラメが釣れたという喜びで笑いが止まらない。
ー次は10枚だ!
 ワッハッハッハッ。
「 明日は明日の風が吹く
 今日は今日の風に任せる
 好日、好事だった
 ありがたし ありがたし」
  (山頭火)

本日釣果
ヒラメ  42~53センチ  4匹
ソイ   28センチ     1匹

The END
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