| ２０１３年４月２３日（火） 快晴 凪 那珂湊 海水温 １３．８度 那珂湊港の潮汐 大潮 満潮 １４：２８ 干潮 ８：１６ |
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| ２０１３年４月２３日（火） 快晴 凪 那珂湊 海水温 １３．８度 那珂湊港の潮汐 大潮 満潮 １４：２８ 干潮 ８：１６ |
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２０１２年４月２３日（火） 午前５時４５分～午後１２時 大洗沖のマコカレイ釣り 今日は渋かった マコカレイ４匹とムシカレイ１匹  同船同夢の釣り侍１０人セピア色の街灯に染まり。 ぼんやりと伸びる国道２４５号を疾駆する。 ダンプカーがロシンンテを押しのけ、次々と追い越して行った。 そのたびに、その風圧に負けてロシナンテがヨロメいて。 オヨヨとハンドルにしがみつき、ハフーとため息を。 森羅万象、弱肉強食。 ー猪口才千万な！ とダンプカーを追うのだが、敵はすでに遠く闇の中だ。 家を出たのは午前３時１０分。 昨日の朝（４月２２日（月））、今日（４月２３日（火））の予約を入れたとき乗船客はノビタも含め６人。 それから何人増えるのか、いずれにせよ”先ずれば他人を制す”と。 望む釣り座を得るため、花もセンベイも乗り越へて港に着いたのは、午前３時４０分。 まだ誰も来ていなかった。 ーホッ。 今日も釣り日和  岸壁から離れた船を、ロープを手繰って寄せ、荷を目指す右舷のミヨシに運んだ。ー寒い！ 吐く息が白かった。 冷たい北風が、肉に染みる。 と・・・。 車が２台到着し、 ｢おはようございます｣ と船に２人乗り込んできた。 タッチの差だ。 聞くと、東京から来たと言う。 東京にカレイはいないのか、と聞くと。 ｢東京の船釣りは竿を２～３本出して待つ釣りです。要は陸っぱりと同じですよ。 カレイの小突き釣りを覚えたら、とてもやってられません｣ と、きれいな標準語でおっしゃる。 生まれも育ちも良さそうな、５０代の釣り侍だった。 彼が本日の竿頭であった。 次々と客が乗り込んできた。 ノビタの右隣りに週間釣りニュースの記者、その隣りは船長いわく名人Ｗさん。 結局、ノビタも含め乗船客は１０人と、平日の火曜日らしからぬ賑わいであった。 白く輝く海  イザ、敵は大洗沖にあり午前５時１５分。出航。 水平線上に朝日が昇り。 その光の粒子が海面にギッシリと詰まり、細かい乱射を繰り返し海は白く輝いていた。 ベタ凪。 風も弱く。 潮は大潮。 絶好の釣り日和であったのだが・・・。 はじめの漁場に着いたのは午前５時４５分。 さっそく釣り開始。 一斉に、仕掛けをドボン、ドボン、ドボンと海に投入し。 水深３０メートルの海底を、錘５０号で小突く。 １０分、２０分、３０分・・・。 ー応答ナシ。 隣りの週間釣りニュースが、２０センチほどの花鯛を釣っただけ。 ここにはいなと。 近藤船長ははじめの戦場に見切りをつけ、さらに南下。 本命はタコではないぞ  はじめの１匹は２０分ほど走った所で、釣りを再開した。 午前７時１０分。 トントントン海底を小突いていた仕掛けが、突きたての餅を踏んだように動かなくなった。 ー根掛かり？ そのまま仕掛けを引き上げると、ズッジリとした重さが、ゆっくり上昇した。 ーこれはタコだ！ ｢エンヤードット、エンヤードット  ｣と船に引き上げたのは、８００グラムほどのタコだった。 周囲から、 ｢うらやましい｣ の連呼。 まるで、タコが本命の騒ぎだ。 渋い釣り ｢どれだけ待てばいいのですか 届かぬ愛を ｣と、小突いて小突いて、誘って誘って。 いつまでも続く不幸はない、暗闇の向こうにピカッと光が見えたのは、午前９時２５分。 待望の１匹は、本命からそれたムシガレイの３４センチであった。 この時、週間釣りニュースも名人Ｗさんも、ムシガレイ混じりの２匹を釣っていた。 あと一匹で彼らと並ぶと竿を振ったのだが。 この１匹が、なかなか来ない。 ｢剣の極意は、攻撃精神の純粋持続である｣ （柳生延春） と、ひたすら海底を小突き、攻めた。 そして。 午前１０時１０分。 こぶりながら、熱烈歓迎のマコガレイ３８センチが来た。 このあとなんとか、同サイズのマコガレイを３匹追釣したところでジ・エンド。 沖上がり 午後１２時、沖上がり。 今日は１０人とも、みな似たりよったりの釣果であった。 左舷のミヨシで釣っていた人が、ムシガレイ１匹まじりの６匹で竿頭。 数ではノビタと１打差の差であったが、彼は４０センチ級を３匹釣っていた。 名人Ｗさんは３匹、週間釣りニュースは結局２匹。 ｢思いどうりにならないことがいっぱいあって、いつも負け戦、それが人生｣ ーもういい加減、及ばぬ恋いとあきらめますか？ いや、あきらめません勝までは。 ｢今日の我に、明日は勝つ！｣ 本日釣果 マコガレイ ３４～３８センチ ４匹 ムシガレイ ３５センチ １匹 真タコ ８００グラム １ハイ Ｔｈｅ ＥＮＤ |
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