2013年5月6日(月) 快晴  風弱く海は凪
       那珂湊 海水温  ーー.ー度
     那珂湊港の潮汐 中潮 満潮 13:37  干潮  7:31
ノビタの釣り天国

       
2012年5月6日(木) 午前6時~午後12時 日立沖のヤリイカ釣り


 日立沖にまたまたヤリイカ襲来!


                                    ヤリイカ76杯(スルメイカ8杯含)
天国と地獄
またも日立沖でヤリイカ大爆!
まるで、核爆弾が、いや水素爆弾が、いや富士山が、爆発したような騒ぎであったぞなもし。
なかでも近藤船長の船は、前代未聞の74~164杯と、他船を大きく引き離した。同じ日立沖で釣っているのに。
それには分けがある。後述。

先日はベートーベンのピアノソナタ『悲愴』第2楽章が、終始流れているような重苦しいヤリイカ戦であった。
今日はうって変わって、
「マドのサンサはデデレコデン
 ハレのサンサもデデレコデン
と、『コキリコの唄』が、終始流れるお祭り気分のヤリイカ戦であった。

ーああ。
「人間よ。
  汝、微笑と涙とのあいだの振り子よ」
  (by ジョージ・ゴードン・バイロン)
詳しい乗船記は以下に。

前日(5月1日)の話し
夕刻、午後7時。
晩酌に発泡酒と、ワインを飲んでいた。
突然ムラムラと、胸に白い入道雲が湧き起こった。
ネットの釣果情報ではヤリイカ船の多くが、本日50~100杯の釣果である。
「Take on chance for you!(チャンスを掴め)」

乗るなら気心の知れた近藤船長の船でと電話をすると、明日(5月6日)は3日前からカレイの予約が入ってるとのこと。
駄目かと、あきらめかかったが、
「今日のネット情報見た?」
「いや見ていない」
「ヤリイカがどの船も50~100杯釣ってるよ」
「ゲッ!」
「今がチャンスじゃないの?ヤリイカは瞬間風速だから、あっと言う間にいなくなるよ」
この瞬間、機を見てせざるは勇無きなり、
「わかった!カレイ客をキャンセルしてヤリイカを募ってみる」
ーガチャン。
それから30分後。
「6人(ノビタも含む)揃ったからヤリイカやるよ!」
の返事が。
ー凄い!
船長の檄で、アッと言う間にカレイ客をキャンセルし、5人のヤリイカ客を集めたのだ。
この船長の頭の柔らかさ、その判断、実行力、にただただ感服。
でも言いだしっぺのノビタ、ちと責任が・・・。
                                        
穏やかな夜明け
戦場の選択がビクトリーロードに
午前5時。
近藤船長の船は暁天の空の下、日立沖を目指した。
暖かい朝だ。
風も無く、陽光がキラキラと弾ける海を船は疾走して行く。
航程1時間は、
「行かなくちゃ 君に逢いに行くかなくちゃ」
と、逸(はや)る心には長かった。

午前6時一寸前に現場に到着。
船長は数分、魚群探知機で魚影を追ったあと船を停止。
この時、だれが此処が本日の主戦場になると思っただろう?
事実は小説より奇なり。
とうとう最後の最後まで、近藤船長はここから動かなかった。
これが、ビクトリー・ロード(勝利への道)だった。

ーなぜ船長は船を動かそうとしなかったか?
船長もイカ釣りに夢中になったからである。
イカ釣りに没頭する船長の眼の前を、他船が「プップー」と汽笛を上げながら移動して行く。
そのたびに、
「うるせえ奴らめ」
とぼやきながら、近藤船長はイカ釣りをしていたのだ。
おかげで我々も釣りに専念できたことも、他船との釣果に差をつけた要因の一つである。

        
ヤリイカ戦場風景
そして入れ食い
午前6時。
船長の開始指示。
起死回生面目躍如乾坤一擲の弟一投。
錘120号7本針仕掛けを、水深85メートルの海底にドボーン!
錘が、ズン!と海底に落ちたところで、一シャクリ。
と・・・。
ググッと応答が。
ー入れ食いだ!
ググッ、ググッ、ググッとさらに重さが加わったところで、電動リールのレバーをオン。
「ジージージー・・・」
と電動リールは、苦しそうに喘ぎつつ道糸を巻いてくる。

そしてとうとう。
「ヤリイカ・テリーノ御一行様、お着き~」
すると。
「あなただけが 生きがいなの
 お願い お願い すてないで
 てなこと言われてその気になって
 油断をしたのが大間違い
引き上げる途中でポチャーン!、と逃げられてしまった。
でも残り2匹は、無事回収できた。
このあとも怒涛の勢いで、ヤリイカが押し寄せてきた。

船長惨戦
と・・・。
船長が操舵室から出てきて、ノビタの隣りで釣りの準備を。
そして仕掛けを投入。そして入れ食い。
このあとが大変。
船長のリールは手巻きなのだ。
船長の錘は150号、それに巨大なヤリイカをいくつかブラ下げて、水深85メートルから手動で、
「エンヤードット、エンヤードット、エンヤードット・・・」
と、頭から汗を散水しながら引き上げてくるのだ。
やっとのことで水面に浮上させたヤリイカを、船に引き上げようとして海へポチャーン!。-ああ。
トッポ・ジージョが目ん玉を大きくして、
「ユーザ・ミ・デイッチ・マイ!(何てこったい)」
と叫んでいる。
それでも残りの3匹は無事引き上げた。

船長のヤリイカ戦はこの繰り返し、その重労働に、
時々、深いため息をつき、
「ああ、やってられないよ」
と叫びながら、天下無双の馬鹿力で、また力闘、力闘、力闘・・・。
ー恐れ入りました。

沖上がり
人数が少ないのでお祭り(仕掛けの絡みあい)も少なく、これも他船との釣果に差をつけた要因の一つであった。
それとノビタを除く全員がヤリイカ釣りの百戦錬磨で、一度に6点、7点・・・掛けさせて釣っていた。

そして。
午後12時、沖上がり。
狂瀾怒涛、濃縮果汁100パーセントの、類稀な1日が終わったのである。(チャンチャン

本日の釣果
ヤリイカ 40~55センチ  68杯
スルメイカ 30~35センチ 8杯

The END
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