2013年6月8日(土) 雨のち晴れ  波3メートル
       那珂湊 海水温  ーー.ー度
     那珂湊港の潮汐 大潮 満潮  2:37  干潮  7:05
ノビタの釣り天国

       
2012年6月8日(土) 午前3時~午前4時30分 磯崎漁港寄りの堤防 アジ釣り


         今日も釣れなかった


                                           海は荒れていた
思案橋
午前3時前。
磯崎漁港寄りの堤防。
ヘルメットを脱いだとたん、ドドーンと腹に響く潮騒が耳に飛び込んできた。
海は荒れぎみのようだ。
闇に溶ける堤防に、人の気配はない。
北風に小雨が混じっていた。
堤防先端で砕けた波が、白い柱となって天を突く。

大アジを釣りたい一心が、足を前に進めた。
堤防の先端は、波で洗われていたので、中央付近で荷を下ろした。
目の前を白波が走り、その沖を黒い山が次々と陸に向かって走って行く。
コリャだめだと思ったが、ひょっとすることもある。
ーいっちょうヤッタロウカ!
と竿を出した。

熱願冷諦(ねつがんれいてい)、求めるときはひたむきに求めるが、かなわぬ時には冷静にさらりと諦めるは、賢者の判断。
釣りバカは、たとへ海が100度の熱湯になっても、ひょっとすると魚がいるのではないかと竿を出すのである。

風に逆らいながら、15号電気浮子のついたサビキ仕掛けを海に投入した。
午前3時半過ぎ、まだ暗い堤防に次々と釣り人がやってきた。
いつの間にか堤防に、6個のヘッドランプが輝いた。
釣りを開始して1時間半、夜は明けた。
浮子は、一度も沈まなかった。
ひょっとすることはなかったのだ。

周囲に6人の釣り人がいたが、海は誰にも応えてくれなかった。
午前4時半、納竿。
ボーズ。
今年はまだ此処でアジを釣ってはいない。
ー本当にいるのだろうか?
「今日の憂いは 今日にて足れり
 なにとて汝 明日を想い煩(わずら)うや」

本日釣果
 ボーズ

The END
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