2013年6月20日(木) 曇り時どき雨  凪
       那珂湊 海水温  17.5度
     那珂湊港の潮汐 中潮 満潮 14:21  干潮 19:08
ノビタの釣り天国

       
2012年6月20日(木) 午後5時10分~午後7時40分 磯崎漁港寄りの堤防 アジ釣り


         デカアジがいっぱい


                                    デカアジとデカ花鯛
なかなか幕が開かない
「命みじかし 釣りせよ ジジイ
 足腰が萎えぬ間に
 熱き血潮の 冷えぬ間に
 今日はふたたび 来ぬものを」
 (『ゴンドラの唄』を変えてみた)
雨が止んだ夕刻、今日も海へぶっ飛んだ。

午後5時10分から竿を手に、ドラマの開演を待っていた。
南よりの弱い風があり、海はのったりと物憂げだ。
空は厚く雲で覆われ、ときおり空気にこぬか雨が混じる。
余の他に先客の2人が、その時を待っていた。
10分、20分、30分・・・1時間経過。
開演のベルは、まだ鳴らない
・・・期待の綱が細くなり、切れそうになってきた。

          
ベタ凪
その時だ。
午後6時40分。
ユラユラ海面を漂っていた15号浮子が、2~3回跳ねたと思ったら、そのまま海中深く沈んで行った。
「キターーー!」
元気の良い引きが竿を持つ手に伝わってくる。
ーもっともっと引くんだ!
と、心の中で応援しながら慎重に岸辺に寄せると。
ーエッ?
青色ではなく赤い物体。
そして、陸に転がったのは、招かれざる客ながら熱烈歓迎の花鯛であった。
これが、本日開演の合図であった。


血みどろになって
仕掛けを海に戻して2~3分。
今度は、浮子が一気に海中に消えてなくなった。
ーオーッ!
引き味は強く、そして重く。
陸に寄せ、慎重に、慎重に、宙に持ち上げると。
ーダブルだ!
本日、はじめのデカアジはダブルと喜んだのも束の間、1匹は宙で暴れて針が外れ、海へドボーン!

                                                    
本日使用サビキ
そして。
陸で暴れるデカアジを手で押さえた瞬間、針が左手の小指にブスッと深く突き刺さってしまった。
それでもデカアジは容赦しない、大暴れ。
右手でギューギューとアジを締めながら、やっとの思いでクーラーに入れ。
そのあと。
弱虫の余は、目をつむりながら針を抜こうとしたが・・・。
ここは死ぬ気でと、エーイッ!と針を抜き取り。-ホッ
その瞬間、小指から真っ赤な血がドバドバ噴出し、一瞬、目がくらくら、足元フラフラ。
「あなたが刺した 小指が痛い
 そっとくちびる 押しあてて
 あなたのことを うらんでいる
なんて歌っている場合じゃない。
小指の痛さをこらえながら仕掛けを海に戻すと、ズボッとまた浮子が海中へ。
ー入れ食いだ!
他の2人も入れ食いに。

納竿
日がくれ真っ暗になっても釣れ続く。
他の2人は午後7時半に帰った。
ー弾薬(コマセ)がなくなったのだろうか?
余も弾薬は残っていたが、今日はこれで充分と午後7時40分、納竿。

帰りは途中からドシャブリの雨が待っていた。
でも気分はルンルン。
ジーン・ケリーの『雨に唄えば』のメロデーが頭の中、いっぱいに。

本日釣果
アジ   20~25センチ   20匹
花鯛   27センチ       1匹

The END
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