2012年6月20日(木) 午後5時10分~午後7時40分 磯崎漁港寄りの堤防 アジ釣り デカアジがいっぱい デカアジとデカ花鯛 なかなか幕が開かない 「命みじかし 釣りせよ ジジイ 足腰が萎えぬ間に 熱き血潮の 冷えぬ間に 今日はふたたび 来ぬものを」 (『ゴンドラの唄』を変えてみた) 雨が止んだ夕刻、今日も海へぶっ飛んだ。 午後5時10分から竿を手に、ドラマの開演を待っていた。 南よりの弱い風があり、海はのったりと物憂げだ。 空は厚く雲で覆われ、ときおり空気にこぬか雨が混じる。 余の他に先客の2人が、その時を待っていた。 10分、20分、30分・・・1時間経過。 開演のベルは、まだ鳴らない ・・・期待の綱が細くなり、切れそうになってきた。 ベタ凪 その時だ。 午後6時40分。 ユラユラ海面を漂っていた15号浮子が、2~3回跳ねたと思ったら、そのまま海中深く沈んで行った。 「キターーー!」 元気の良い引きが竿を持つ手に伝わってくる。 ーもっともっと引くんだ! と、心の中で応援しながら慎重に岸辺に寄せると。 ーエッ? 青色ではなく赤い物体。 そして、陸に転がったのは、招かれざる客ながら熱烈歓迎の花鯛であった。 これが、本日開演の合図であった。 血みどろになって 仕掛けを海に戻して2~3分。 今度は、浮子が一気に海中に消えてなくなった。 ーオーッ! 引き味は強く、そして重く。 陸に寄せ、慎重に、慎重に、宙に持ち上げると。 ーダブルだ! 本日、はじめのデカアジはダブルと喜んだのも束の間、1匹は宙で暴れて針が外れ、海へドボーン! 本日使用サビキ そして。 陸で暴れるデカアジを手で押さえた瞬間、針が左手の小指にブスッと深く突き刺さってしまった。 それでもデカアジは容赦しない、大暴れ。 右手でギューギューとアジを締めながら、やっとの思いでクーラーに入れ。 そのあと。 弱虫の余は、目をつむりながら針を抜こうとしたが・・・。 ここは死ぬ気でと、エーイッ!と針を抜き取り。-ホッ その瞬間、小指から真っ赤な血がドバドバ噴出し、一瞬、目がくらくら、足元フラフラ。 「あなたが刺した 小指が痛い そっとくちびる 押しあてて あなたのことを うらんでいる」 なんて歌っている場合じゃない。 小指の痛さをこらえながら仕掛けを海に戻すと、ズボッとまた浮子が海中へ。 ー入れ食いだ! 他の2人も入れ食いに。 納竿 日がくれ真っ暗になっても釣れ続く。 他の2人は午後7時半に帰った。 ー弾薬(コマセ)がなくなったのだろうか? 余も弾薬は残っていたが、今日はこれで充分と午後7時40分、納竿。 帰りは途中からドシャブリの雨が待っていた。 でも気分はルンルン。 ジーン・ケリーの『雨に唄えば』のメロデーが頭の中、いっぱいに。 本日釣果 アジ 20~25センチ 20匹 花鯛 27センチ 1匹 The END |
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