2013年6月22日(土) 曇りのち晴れ  凪
       那珂湊 海水温  ーー.ー度
     那珂湊港の潮汐 大潮 満潮 16:17  干潮 21:06
ノビタの釣り天国

       
2012年6月22日(土) 午後6時10分~午後7時50分 磯崎漁港寄りの堤防 アジ釣り


         今日もデカアジが待っていた


                                    デカアジ6匹と河童の屁3匹
夢は夜開く
「暮れかかる空に あなたを想い
 今日も待っています
   どれだけ待てばいいのですか
     ああ届かぬ愛を 」
   (『万里の河』byチャゲ&飛鳥より)
と、愛するデカアジを待っていた。

午後6時10分に竿を出す。
先客が3人、竿を脇に置きボーッと海を眺めていた。
一日、雲に覆われていた空が青い空を覗かせ。
南よりの微風が海面に縮緬皺を刷き。
あくびをしているようなゆるい波が岸辺を洗っている。

10分、20分、30分、40分・・・経過。
海面に突くき刺さった浮子に変化は表れない。
まったりと時が流れていった。
ー夢は夜しか開かないのか、ナ?
 それとも今日は来ないのか、ナ?

はじめの1匹
午後7時。
岸から15メートルほど沖を漂っていた15号浮子が、ペタンと転んだ。
眠っていた心ノ臓がぴくりと跳ねた。
ー来たか?
道糸のたるみを取ると、確かな手応えが。
岸に寄せ引き上げると、堤防の縁に転がった。
手を伸ばし捕まえようとすると、デカアジがピョンと跳ね海へ。
ーああ。
人生はいつもチョッと間に合わない。

        
浮子は不動
落胆をリセットし、仕掛けを再投入。
浮子が海面にポチャン!と落ちた瞬間、沈んだ。
ー入れ食いだ!
手応えはあるけど・・・。
仕掛けにブラ下がっていたのは、さっき逃がしたデカアジとは大違い、河童の屁だった。




終章
今日は、このような河童の屁のような小物だけかと思ったが、このあとポツ、ポツ、とデカアジも来た。
今夜のドラマは、短かかった。
正味20分ほどで、ラブ・イズ・オーバー。
「あなただけが
  生きがいなの
   お願い お願い すてないで
  (『ハイそれまでよ』by 植木 等より)
と、みれんたらしくその後もしばらく待ったのだが、とうとう余は捨てられてしまったようだ。

                                         
月が輝いていた
午後7時50分、納竿。
夜が濃くなった堤防には、もう誰もいなかった。
東の空に、真ん丸い銀色の月が煌々と輝き、静かな波の反響が静寂を深くしていた。
今日も、
「リーリーシーハオリー」
中国語で、
「日々是好日」

さて次は、
「Spice up your fishing life」
たまには船に乗って、マコガレイを追うか、ナ?


本日釣果
アジ   18~20センチ   3匹
デカアジ 23~25センチ 6匹


The END
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