2012年6月28日(金) 午後6時35分~午後7時50分 那珂湊港 アジ釣り 釣れたのは河童の屁ばかり 河童の屁7匹 俗世間の中で たそがれの那珂湊港。 ここは俗世間真っ只中の釣り場。 昼間は買い物客でごったがえすが、この時間は店も閉まり閑散としている。 港を蠢くのはアジを釣るおっちゃんおばちゃん兄ちゃん姉ちゃんだけ。 余が釣りをした所は、陰陽師安倍晴明(おんみょうじあべのせいめい)風を含む5人の釣り侍がいたところ。 ここは、噂ではデカアジが混じるという話しだが・・・。 午後6時35分。 釣り開始。 まだ明るい。 釣りを開始して10分ほど、2B浮子が海中に消えた。 サッと竿を振り上げると、まるで木の葉をひっかけたような軽さ。 宙を飛んで陸に転がったのは、15~6センチの豆アジだった。 石川五右衛門かアル・カポネのような大物は期待しないが。 せめて、ネズミ小僧二郎吉かスリ吉三平ぐらいの中物を捕りたいと思っていた。 ところがギッチョン捕まえたのは、期待外れの河童の屁。 ーああ。 待てども浮子は・・・ 明るいうちはそれでも、同サイズがポツリポツリ釣れていたけど。 黄昏が濃くなるとそれも遠くなり、周囲にいた釣り人は一人去り二人去り。 陰陽師安倍晴明も竿を仕舞い帰って行った。 冷たい東風がヒューヒューと吹き。 暗い海は静寂(しじま)に沈み。 聞こえるのは、波がチャプチャプ岸を洗う音だけ。 そんな寒々とした海で、老人は一人、デカアジを待っていたけど。 釣りを開始してから1時間経過。 アタリはますます遠くなり。 ーもう限界だ! 根性なんか若いうちに使いはたした。 もうたくさん。 帰ろう! 午後7時50分、納竿。 本日釣果 アジ 15~18センチ 7匹 The END |
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