2016年6月3日(金) 晴れ
       那珂湊 海水温  17.6度
  那珂湊港の潮汐 中潮 満潮  15:30  干潮  8:30
ノビタの釣り天国

       
2016年6月3日(金) 午前5時45分~午後12時10分 鹿島灘沖


     
  釣り人生初の63センチ!

                                  マコカレイ4枚、イシガレイ2枚
マコさまを追い続けて
マコさまを船で追い続けて15年以上。
俺にとって彼女は永遠の恋人であり、永遠の好敵手でもある。
なぜ俺は彼女に魅せられたのだろう。
俺にとって彼女はフェアレデイなのだ。
ひょっとすると、永遠に理解できない謎の女かもしれない。
つい先日、彼女を理解したと思い、これからは連戦連勝と思ったけど。
それは断片的な理解でしかなかった。
いつの日か謎を明かさんと、これからも俺は彼女を追い続けるであろう。

名人と言われる人の話しを聞き、実戦で試したが釣れなかった。
カレイ釣りは百人百説である。
その多くは、中国のことわざ「群盲、象を撫ず」なのかもと信じられなくなった。
                                             
おまけの真ダコ2キロ
象を知らない盲人たちが象を触り、
ある者は「桶のようだ」
あるものは「箒のようだ」
ある者は「杖のようだ」
ある者は「太鼓のようだ」
と本質から外れたことを言う例え。

友遠方より来たる
6月3日(金)午前4時10分、那珂湊港に着いた。
空はすでに青々としていたが、地上はまだ薄い闇が漂っていた。
船の周囲に、車も人影もない。
ー?
Gakuさん、きむさんはまだ来ていないようだ。
船に乗り準備をしていると、20分ほど遅れて彼らが到着した。
Gakuさんは昨夜仕事で徹夜し、かつ足をねんざしたらしくビッコを曳いていた。
まさに満身創痍である。
大丈夫かと心配になったが、やはり・・・。
遅れてもう一人、釣り士が来た。
我々3人は左舷側、もう一人の客は右舷側で釣ることになる。

   
船は一路 鹿島灘を目指す
敵は鹿島灘にあり
午前5時、出船。
今日は鹿島沖で釣ると船長が言う。
沖のカレイ釣りはいつも未知の世界だけど、今日は飛びっきり未知の世界だ。
冷たい風のせいか、今朝はだいぶ気温が下がっていた。
ー天気晴朗なれど波高し。
快晴だが海は少しうねりがあった。

航走45分。
鹿島灘沖にトウチャコ。
さっそく釣り開始。
水深27~30メートル。
底は砂地。
開始直後にきむさんが、25センチほどのムシガレイを釣った。
これが船中最初の1匹だった。

はじめの一匹
釣り開始から、10分、20分、30分・・・。
まったくアタリ無し。
つい先日までは仕掛けが悪いのか、小突き方が悪いのか、と頭の中に暗雲が湧き風が吹き荒れていたが。
今は違う。
迷わない。
ひたすら仕掛けを信じ、小突き方を信じて小突く。

                                          
はじめの1匹は47センチ
午前6時40分。
仕掛けが海藻をひっかけたようなカサカサとした乾いた手応え。
そのまま小突いていると、また乾いた手応え。
空中に疑問符(?)をまき散らしながら、小突く。
と・・・。
海底から送られて来るこの威圧感は何だ?
竿先を少し持ち上げてみた。
竿先がプルプルプル・・・と小刻みに振動した。
ーいる!?
さらに数秒待ち、竿先をグーンと持ち上げると。
竿が、しなりガタガタ・・・と竿先が暴れた。
ーキターーー!
本日、はじめの1匹は47センチのマコガレイだった。
このあと10分後に、41センチのマコガレイを追釣。

釣り人生初の63センチ
それから30分後の午前7時20分に。
とんでもないドラマが。
水深30メートルの海底を小突いていた錘40号の仕掛けが、フワーっと浮き。
そのまま横に流れた。
まるで錘が外れたような感触。
「錘が外れたのか?」

不審に思いリールを数回巻いた時だ。
竿先が、いきなりバシッと海面に張り倒された。
その瞬間おれの頭の中は。
火災報知器のボタンが押された時のように、警報がジャンジャンジャン鳴り響いた。
続けて、竿が大きく揺れながら左の方に引っ張られていった。
ーこれはサメだな。
と思い、強引にリールを巻こうとしたが巻けない。
リールが空回り。
海中にいるミスター・ダイナマイトは、とんでもないパワーを持っていた。
汗を頭から散水しながら、海中と船上の強烈な綱引きが始まった。
ハリス5号、幹糸8号、切れるなよと祈りつつ。
大きくポンピングし、ジワッ、ジワッとリールを巻く。
                                               
大満足
海底から5メートルも引き上げたか。
いきなり道糸が船底を越えて、右舷側に引っ張られた。
タモを持って側に立っていた船長が、右舷側に向かって、
「お祭りしていないか?」
と怒鳴ると、祭はしていないと返事が返ってきた。
強引に巻き続けた。
ミスターダイナマイトが、とうとう水面に浮上した。
「これはデカイ!」
と船長がタモ入れ。
格闘10分、壮烈な闘いを制して釣り上げたのは、63センチのイシガレイ。
ーこれぞ僥倖の極み!
我が釣り人生、初の大物カレイだった。

                                            
    楽しい一日であった
終章
このあとの釣りは余禄のようなもの。
それでも。
午前10時35分に42センチマコガレイ。
午前10時50分に2キロの真ダコ。
午前11時に43センチのマコガレイ。
を追釣した。
午後12時10分、沖上がりの船長の合図が。
この直後に、Gakuさんがマコガレイをダブルで釣り上げた。
これぞ、ラッキー・ストライクだ。

今日は鹿島灘の海で、一滴の燦爛を心に刻んだ。
日々是好日。

本日釣果

マコカレイ    41~47センチ  4枚
イシガレイ     42センチ1枚、63センチ1枚
真ダコ        2キロ  1ハイ

The END