2017年2月26日(日) 午前6時15分~午後12時20分 那珂湊沖 前回と同じような釣果 カレイ7匹 常磐沖のカレイが生き甲斐 一進一退を繰り返しながら、確かに春は近づいている。 来週の予報では、最低気温が零下を割る日はなさそうだ。 暑さ寒さも彼岸まで、春うららはもう目と鼻の先だ。 ーいよいよ。 常磐沖にマコガレイが乱舞する季節だ。 先週の今年初釣戦は、25センチほどのマコガレイ1匹とちとさびしかった。 目的は40センチオーバーの座布団ガレイだったのに。 確かにそうだったのに。 なのになのに狙いはそれて、脇役のムシガレイや真ダコ三昧。 お土産には充分であったけど、オレ納得できない。 良型のマコガレイはいる。 こむさんがそれを前回、7匹も釣って証明してくれた。 こむさん様様 期待に胸をふくらまし那珂湊港に着いたのは午前4時50分。 まだ夜は濃く陸は闇に消えていた。 風を感じない。 空には星が青白くいくつか輝いていた。 タコ4ハイ 防寒着を着ているせいなのか、実際暖かいのか寒くはなかった。 左舷も右舷も大トモは先客の荷物が置いてあった。 空いていた右舷の胴の間で釣ることに。 釣り用具の入ったバッグを開けヘッドランプを探したが無い!? 忘れてきたのだ。 街灯のぼんやりしたセピア色の灯りを頼りに、釣りの準備をしていると、こむさんが来てヘッドランプで照らしてくれた。 頼りがいのある人だ。 いつも困っていると、どこからか来て助けてくれる。 まるでスーパーマンではないか。 おまけにこむさん自作の仕掛けまで頂いてしまったヨ。 今日は難易度100%の上級コース? 午前5時50分、出航。 本日の釣戦者は先週と同じ6人。 いずれも百戦錬磨のつわ者に見えた。 今日はどこが戦場なのか、船長まかせだけど。 これは俺の妄想だが、船長は釣戦者を見て上級コース、中級コース、初級コースを選んでいるのかな? 今日の結果からすると、今日は難易度100パーセントの上級コースに連れられて行った気がする。 午前6時過ぎ、空も海も明るく青々としていた。 海は凪、水天一髪の沖の上に灰色の帯状の雲が幾重にも重なっていた。 やがて日が昇り空も海も金色に輝き。 今日も快晴 やや北へ25分ほど走ったところで船は停止。 そして。 午前6時15分、釣り開始。 カレイよ、起きろ起きろと海底を小突き続けたが。 10分、20分、30分・・・。 ノーアンサー。 ノーヒット。 ノーストライク。 右舷で初めの一匹が釣れたのは午前6時50分。 釣ったのは左隣りの若者で、35センチほどのムシガレイだった。 その5分後に、俺にも25センチほどの小ぶりのムシガレイがきた。 若者はこのあともポツリポツリと釣っていたけど。 俺にはあとがなかった。 ーなぜ、若者だけが釣れる? 暗雲が頭の中で、渦を巻き始めた。 ギブアップ、仕掛けをこむさんに頂いた仕掛けと交換すべく、竿をロッドキーパーに固定し交換の準備をしていると。 周期的に波に揺れていた竿先の、揺れが乱れた!? ー? 仕掛けを回収すると、30センチ強のムシガレイが付いていた。 これを見て、仕掛けの交換は時期早々と交換を中止した。 ひねもすのたりのたりかな こむさんが座布団を5枚 8時45分に30センチオーバーのムシをまた1匹追加した。 左舷側の胴の間で釣っていたこむさんの様子を見にいくと。 ちょうど40センチオーバーのイシガレイを釣り上げたところだった。 聞くと。 ナント!、こむさんはすでに40センチオーバーのマコガレイ5匹を釣っていた。 ーたまげたーーー。 同じ人間なのに、なぜこうも違う? やはり仕掛けのせいなのか? 午前10時までに20~30センチのムシガレイをなんとか5匹。 午前10時過ぎ船長も参戦。 船長、隣りにきた直後、ありうべきことか40センチ近いムシガレイを釣り上げた。 そのまま、あれよあれよと言う間に、ムシガレイを3匹も釣っていた。 おれの左隣りの若者も、ポツリポツリと釣っている。 ーなぜ俺には来ない? 不思議に思っていたが、船長と若者の仕掛けをよく見るとナント同じ! それは、つれたか丸のオリジナル仕掛けだった。 俺の仕掛けと違うポイントは、天秤。 どうやらムシガレイとマコガレイでは仕掛けが若干違うようだ。 目から鱗、今日も嬉しい知識を得たヨ。 「ボーズよ大志を抱け!」 次回は、ムシガレイ用の仕掛けも用意してこようっト。 青い海、碧い空、白い船 沖上がり 今回も10時を過ぎると、タコが釣れ出した。 引き上げる途中、かなりの大物をバラしてしまったが。 時を同じくして、こむさんが右舷側で3キロの真ダコを釣り上げていた。 なんとか俺も500グラム前後の真ダコを4ハイゲット。 ひょっとすると、常磐沖はマコガレイより真ダコの群れが濃いのかも。 午後12時20分、沖上がり。 こむさんも苦戦したらしく、良型マコガレイ5匹とイシガレイ1匹を釣ったあとはムシガレイ3匹で終わったそうだ。 今日も前回と同じような戦果になってしまった。 ー進歩なし。 つづまるところ天が下に新しいということもなく、奇手ということもなし、というところか。 戦いの戒めについて「信濃戦雲録第二巻」はこう記している。 「およそ軍勝。 五分を持って上と為し、七分を中と為し、十分をもって下と為す。 その故は。 五分は励みを生じ、7分は怠りを生じ、十分は驕りを生ずる。」 今日の戦いは五分以下、上々のできかな? 次回に期待しようぜ。(チャンチャン) 本日釣果 ムシガレイ 20~33センチ 7匹 真ダコ 400~600グラム 4ハイ The END |
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