2017年3月5日(日) 快晴
       那珂湊 海水温  11.4度
  那珂湊港の潮汐 小潮 満潮   7:58  干潮 15:41
ノビタの釣り天国

       
2017年3月5日(日) 午前6時15分~午後12時10分 那珂湊沖


     
   なんとか良型マコガレイ1匹ゲット


                                  
     マコカレイ3匹、ムシカレイ1匹
苦戦した

3月5日(日)の常磐沖カレイ戦は最悪であった。
釣戦者(ちょうせんしゃ)16人を乗せた満員御礼状態の『つれたか丸』は、カレイを求め海の砂漠を迷走して終わった。
読売新聞のコラムの引用だが、
「下手くそが自転車に乗ると。
車輪は”行ってはいけない”と思う方向へ転がって行く。
”行くな行くな”と思えば思うほど、余計にハンドルがそっちに向いてしまう」
まさにこの日の船長は、下手くそな自転車乗りだった。
本人は釣れるところを探しているつもりだが。
「なんでいない?」とぼやきながら、カレイのいない所へいない所へ向かって行った。

そいうわけではなく、ひょっとすると。
客の顔ぶれを見て、資源保護のため上級者コース難易度200パーセントの場所を選んだのかしらん?
本当のところはわからない。(チャンチャン)
俺はいつも初級者コースを望んでいるのだけど・・・。

満員御礼
午前5時に那珂湊港に到着。
まだ夜を引きずる闇の中、船の前にギッシリ車が並んでいた。
ー驚いた!
予想外のこみようだ。
釣り座を確保しようと船に乗り込もうとすると。
船の釣り座は、ほとんど先客のクーラーボックスで占められていた。

       
午前5時50分出航
ーさて何処にする?
その時、闇の中から現れました。
「おはようございます」
と言いながら、正義の味方こむさんが。
彼に案内されたのは、左舷の中央だった。
そこに空きスペースがあった。
彼は今日は乗らないという、様子を見にきただけのようだ。
少し張り合いが抜けた。
今日は彼が目標だったから。


天気晴朗なれど波高し

大分明るくなった午前5時50分、出港。
薄紅色に染まる空の下、船は沖に向かった。
背中にホッカイロを二つも背負っているのに寒さが身に沁みた。
弱い東よりの風が、さざ波を起こし海全体を覆っていた。
                                              
うねりがあった
戦場に着いたのは午前6時15分。
水深30メートル。
うねりがあるので、8:3先調子錘負荷40号の幾分柔らか目の1.8メートル竿にした。
即、釣り開始。
小突いても小突いても応答なし。
釣りを開始してから45分、左舷側8人だれも来ない。
フグさえ来ない。
まるで海の砂漠だ。

はじめの1匹
午前7時。
クククク・・・と軽い応答。
はじめの1匹は、32センチのムシカレイだった。
まだ今年は、ムシカレイのフグと見分けがつかない軽いアタリだけ。
あの微細にして重厚、柔軟にして強引、転瞬にして強烈な、マコガレイのアタリがこない。
山口百恵のイミテーション・ゴールド風に言うと。
「今年のカレイは
 引きが違う
 強さが違う
 重さが違う
 力が違う
 ごめんね 去年のマコと また比べている

       
天気晴朗なれど波高し
海はうねっていた。
波はふくらみ、そして谷底に落ちるを繰り返す。
その度に船は上下に浮き沈みし、錘が底を離れる。
立っていると、めまいがし海に落ちそうになるのでその度に座って竿を操っていた。

2匹目のアタリを感知したのは、午前8時25分。
歯ごたえのない薄味のお粥のようなアタリだった。
船上に引き上げたのは、28センチのマコガレイ。
釣れないよりましな1匹であった。



本日最大の山場
そして。
午前9時。
本日、何度目の転戦だったろう、また戦場が変わった。
左側の釣戦者はアタリの無さにうんざりしたのか、仕掛けを投入せず海を眺めていた。
と・・・?
小突いていた錘が、何かにつまずいて転んだような衝撃。
そのまま小突こうとすると。
ググググッとあのなつかしい重厚なアタリが。
                                             
マコガレイ42センチ
ー喰え、もっと喰え!
竿先を下げ少し待っていると、ググッ、ググッ、ググッと確かなアタリが。
リールを巻いた。
ググ、ググの軽い抵抗を感じるだけ、なんてことなくリールを巻く。
ところが・・・。
いくら巻いても上がってこない。
水深メーターを見るとまだ20メートルだった。
ーそんなバカな?
ドラグを少し強くしてみた。

とたんに、ズシンと重量が加わり竿先がのめった。
ドラグが緩かったので、リールが空回りしていたのだ。
この後は、ズンズンズンと追撃のパワーがもろに竿を持つ手に伝わってきた。
上げるまで数分、とうとう良型のマコガレイが波打つ海面に浮上してきた。
右側の釣り士が、それをタモに入れしてくれた。
俺もだが、彼もその時気がつた。
ーダブルだ!
タモの下にもう1匹ぶら下がっていたのだ。
波に邪魔されタモ入れに難儀したが、無事船上に引き上げたのは、42センチと37センチのマコガレイだった。
試合を放棄していた左側の釣り士が、またやる気をだしたが遅かった。
このあとが続かない。

沖上がり
このあと3時間、カレイを求め海を転戦したが向かうところ敵なし(敵がいない)。
午後12時10分、沖上がり。
翌日の船発信の釣果を見ると、カレイ1~7匹とあった、左舷側には7匹釣った人はいなかったけど・・・。

本日釣果
ムシガレイ 32センチ  1匹
マコガレイ 28センチ1匹、37センチ1匹、42センチ1匹


The END
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