2017年4月24日(月) 快晴
       那珂湊 海水温  12.4度
  那珂湊港の潮汐 中潮 満潮  14:36  干潮  8:32
ノビタの釣り天国

       
2017年4月24日(金) 午前5時半~午後12時 那珂湊沖


     
  脇役が多かった


                                  
   マコガレイ3匹、ムシカレイ7匹、アイナメ1匹
高い山

今日は当初、ヤリイカを狙うはずだった。
ところが。
昇仙丸に昨日予約すると、今日はマコガレイだと言う。
マコガレイ戦が続いているので、気分転換しようとしたのだが。
でも。
船のマコガレイ釣りは、飯より好きなので。
即、ターゲットを変更し予約した。

マコガレイ釣り、おれにとって世界最高峰のエレベストより高い山である。
その山とは、釣果で上位に入ること。
すなわちこの釣りを極めること。
ところが現実は厳しい。
いつも現実を期待の色に染め挑戦しているのだが。
何度挑戦しても中腹かそれより低いところでギブアップ。
それでもおれは懲りずに挑戦する。
「悩むな。 迷うな。立ち止まるな」
(NHKのドラマ『PTAグランパ』より)

船はガラガラ
午前4時15分。
那珂湊港に着いた。
空は雲でふたされ星なく月なく、弱い風が吹いていた。
まだ港は闇に溶け、夜明け前の閑静に包まれていた。
船の前に乗船客の車はない。
どうやら一番乗りらしい。
船の釣り座は選り取り見取りだ。
迷わず左舷の胴間からややトモよりに、釣り座を確保した。
午前4時半を廻ってからポツポツ乗船客がやってきた。

       
本日波高し
夜が明けた午前5時10分、出船。
本日の釣戦者は、5人。
左舷に3人、右舷に2人。
本日、曇天ニシテ波高シ。
海は風もあり、波もうねっていた。
船は20分ほど沖に疾走したところで停止。
午前5時半。
釣り開始。

初めの1匹
水深30メートル。
いつものことながら、今日も期待外れのスタート。
海底をトントントン小突いても小突いても音信不通。
釣り開始から20分ほど経過、ミヨシにいた釣戦者が25センチほどのムシガレイを釣った。
これが本日、船中はじめの1匹。
午前6時、グググと本日初めての応答、期待したが船上に上がったのは招かれざる客40センチほどのサメ。
この時点で、潮の流れがないので仕掛けを短めに変更した。

午前7時10分。
ククククと軽いアタリ。
期待したが、脇役のムシガレイ26センチ。
7時25分、また脇役のムシガレイ28センチ。
脇役が釣れるたびに船長がタモを持って操舵室から飛び出すが、その手をわずらすことなく海面からゴボウ抜き。
主役のマコガレイがきたのは、午前7時50分だった。
マコガレイにしては小ぶりの34センチ、でも待望の1匹。ーホッ
このあと11時までは脇役のムシガレイがポツリポツリ。
                                               
43センチ
助演男優賞が釣れた
8時55分。
ドドーンとバイクが壁に追突したようなアタリ。
この時、マコガレイだと思った。
かなりの重量感、マコガレイなら良型である。
敵の反撃を何度も交わしながら、リールを巻いてくる。
ー慎重に、悠々として急げ!
竿がガクンガクンと何度も張り倒される。
ーこれは変?
 マコはこんな引きはしない。
海面に浮上したのは、正体見たり一升瓶。
それは丸々と太った43センチのアイナメだった。
船長曰く、桜の咲くこの季節のアイナメは絶品だという。
脇役ながら助演男優賞獲得間違いなしの一品だった。

         
悪役の大ボス
悪役のボス登場
午前11時10分、船に揺られ脳味噌が緩くなっていた時だった。
錘で海底を小突いていると、いきなりドカーンと地雷を踏んだような衝撃が。
直後、竿先が海面に張り倒され、グングングン引き込まれる。
船床に足を踏ん張りながら竿を持ち上げ、そのままリールを巻く。
竿が右に左に振り回され、俺は竿にしがみついているだけ。
ーマコガレイではない、何だ?
頭上で疑問符(?)が花火のように飛び散った。
強引な引きと戦いながら海面に浮上させたのは、ナント!70センチオーバーの巨大サメ。
またまた招かれざる客の登場だったが、眠気を覚ましてくれた悪役の大ボスであった。

このあと11時半に主役の38センチのマコガレイが登場、これが最後の1匹となった。
午後12時沖上がり。

本日釣果
マコガレイ    32~38センチ 3匹
ムシガレイ    25~38センチ 7匹匹
アイナメ     43センチ  1匹


The END
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