ノビタの釣り天国
 
2020年11月10日(火) 午前5時45分~午後12時
  那珂湊沖でタコ釣り



        タコ釣りの迷路にはまる




















他人の不幸は蜜の味

「強くなれる 理由を知って
 僕を連れて 進め!
映画「鬼滅の刃」の主題歌の冒頭だ。
5~7才の孫たちが歌うので、こちらのお頭にもコピーされてしまったヨ。
「鬼滅の刃」じゃないけれど、タコ戦に強くなれる理由を知って。
ー進め!
敵は那珂湊沖にあり。

今日は俺を含む18人が釣戦した。
デパートのバーゲンセールではないが、船上から18人でタコの争奪戦を展開する。
そして。
隣りが釣る度に心の中で悔し涙を流し。
ただモクモクと海底を小突く。
10分、20分、30分・・・1時間。
ーアタリなし。
また隣りがタコを海底から引き上げている。
その途中でバレタ!
ー惜しかったですねー。
と言いながら、心の中で拍手。
でも釣られると。
ー良い型ですねー。
なんて笑いながら、心の中で悔し涙を流し。

タコ釣りは。
日常生活からの逃避。
なのにストレスがたまる釣りだ。
いまだ解が見えない。
今夜も島崎藤村の『酔歌』を口ずさみながら。
「甲斐なきことをなげくより
来(きた)りて美(うま)き酒に泣け」
美味くはない、ひたすら苦い酒を飲み干す。
                                                 天気晴朗なれど
初めの1匹
港を出航したのは、午前5時32分。
寒い朝だった。
北風が冷たい。
暗い海は風にあおられ逆立つ波が騒いで」いた。
午前5時45分。
釣り場到着。
即、釣り開始。
水深25メートル。
左舷に並ぶ12人、もくもくと海底を小突く。
10分経過。
まだ誰も釣っていない。
と・・・。
俺の仕掛けが何かに引っ掛かった。
ーアタリか?
ぐっと竿を持ち上げてみる。
錘80号より重い違和感がある。
ぐーんと竿を持ち上げる。
ー重い、タコだ!
そのままリールを巻き続ける。
これが本日、船中初の1匹だった。
重さは約400グラム。
小さいけどタコである。

        白波が立つ
なんとか釣れた
この後、6時50分、7時30分、7時35分。
そして9時25分に1キロのタコを釣ったのが最後だった。
午後12時、沖上がり。
今回もなんとか最下位を免れたけど、納得には程遠い結果に終わった。






本日釣果
タコ  400グラム~1キロ 5匹

The END