ノビタの釣り天国
 
2020年12月9日(水) 午前6時~午後12時
  那珂湊沖でタコ釣り



          今日も試練の釣りだった























策を練ったけど
昨日(12月9日)の船宿の釣果報告に。
1.4キロのタコをぶら下げた俺の写真が載っている。
渋い顔をしている。
他の釣り師はみんな笑っているのに。
上を見たらきりがない、という教訓はタコ釣り師の教訓か。
昨日のトップは17匹、キリは2匹。
俺はかろうじて4匹、キリにならなくて良かった、ホッ。

タコ釣り歴20年、俺にとってまだその釣方はカオスの世界だ。
隣りの初心者が、俺を抜いている。
それなのに・・・。
その度に、あの手、この手と策を練ってきた。
一度も策は効を生したことはない。
「過ぎたるは及ばざるが如し」
策を練れば練るほど迷路にはまって行くようだ。

    朝は荒れていた
朝は荒れていた
午前4時半に港に着いた。
空は雲で覆われていたが、風も無く寒くもない。
釣り具を船に運び、釣りの準備を開始。
不器用はおれの親友、人の倍ほど準備に時間を要す。

午前5時半、出港。
本日の釣戦者は15人。
外洋は荒れていた。
うねりがあり船は波をかき分けかき分け、しぶきを上げて沖を目指す。

はじめの1匹
午前6時、釣り場トウチャコ。
まだ黒々とした波間にドボーンと仕掛けを投入。
水深30メートル。
潮に流れあり、仕掛けが流れる。
今日はひょっとして良い日かも。
慎重に海底を叩く。
と・・・。
開始から15分。
仕掛けが海底に吸着した。
竿を少し持ち上げてみる。
ー重量感アリ、キター!
手巻きでリールを巻く。
水深30メートルの長いこと。
海面から一気に抜け上げた。
はじめの1匹は360グラムの小ぶりであった。
                                               船上に上がったのは・・・
渋い釣り
午前7時に2匹目が上がった。
800グラムの平均サイズだ。
8時半に1.4キロの良型がきた。
そして、午前10時45分に650グラムの3匹目が。
このあとが続かない。
何度か、期待が膨らむ重量感に内心歓喜したのだが・・・。
船上に引き上げたのは、3キロ~5キロの石だった。

今日も山口百恵の”横須賀ストーリー”をぼやきながら海底を小突き続けた。
「これっきり これっきり
 もうこれっきりですか

 これっきり これっきり
 これっきりですか・・・

今日も夢を見て、船に乗り。
夢が覚めて船を下りた。


本日釣果
タコ  360グラム~1.4キロ 4匹

The END