2001年 8月9日(木)〜8月12日(土)東海某堤防         
      名人の大捕物&アジ爆釣!

8月9日(木)                        名人と大物との長〜い戦い
第一投から!
現場に着いたのは、午後2時。
薄い雲の影間から陽射しが地上を射すと、一瞬、全身から汗が滲み出る。
海上を吹き抜ける北風が、心地良い。
さすがに平日、広い堤防に釣り人はまばら。

釣り場を物色していると、見覚えのある姿が前方にあった。
向こうも気がついた様だ。
無明庵さんだ。
近ずいて話をする。
無明庵さんはジグサビキでアジ、メタルジグでカンパチの2兎を追っていた。
ノビタも無明庵さんの隣りに陣取り、早速、投げサビキの準備を始める。
長さ4.5メートル、重り負荷5号〜8号の磯3号を出した。

アジ用8号針のピンクのスキンサビキ、その下に8号の重りをぶら下げ、仕掛けを60メートルほど沖に投げる。
道糸の出が止まった所でリールを巻き、道糸の弛みをなくすと、いきなりググググと竿先が海底に引っ張られた。
アタリだ。

追い食いをさせる為、スロー、スローでリールを巻いて来ると。
竿を立てる度に、竿先がヒクヒクと御辞儀を繰り返す。
堤防に獲物が近ずいた所で、一気に抜き上げた。
第一投目、17〜18cmのアジ2匹ゲット。

初心者マークが御満悦
この後、3回投げると1回の割りでアジが釣れた。
午後4時、人の気配を感じ振り向くと、カミさんと宮城から来た義兄が、こちらに向かって歩いて来る。
一瞬、幻かと思った。
義兄は、今、宮城から来たばかりで。
釣りの様子を見たくて、カミさんに案内され見に来たという。
義兄は、今年から釣りを始めたらしいが、まだハゼしか釣ったことがなく、ハゼ以外の釣りをしたくて来たらしい。

   
義兄御満悦
「ならば釣らしてやりましょう」
と、ノビタの磯3号を貸してやった。
釣り方を教えてやると。
「アタリはどのようにわかるのか」
彼の質問に、
「釣れると分かります」
と答えた、納得したようだ。

義兄、投げる。
まるでへたの見本の様な投げ方である。
それでも第2投目に、
「キタキタ」
と叫んでいる。
獲物を海から引き上げると。
アジが満艦飾でぶら下っていた。
義兄の顔は総崩れ、目と口だけでなく、鼻まで笑っていた。


名人の大捕物を見た
我々のいる場所から100メートルほど先に、東海村のアジ釣り名人がいた。
彼の所に行くと、「スカリの中を見なよ」と言う。
波間に漂うスカリを見て仰天!。
スカリが、魚でパンパンとなり今にも弾けそうだ。
水面から持ち上げようとすると、ズッシリと重い。
腹に力を入れて、引き上げた。
スカリの中には、60cm近いスズキが1本、30〜40cmのカンパチが8本、イナダ1本、他20cm以上アジ数十匹。
小アジは全てリリースしたようだ。

午後5時10分、名人のいる方を見ると、彼の竿が弓の様に湾曲していた。
しばらく様子を見ていたが、なかなかケリがつかない。
遠目にも異常な雰囲気が伝わって来る。
カメラを持って名人の所に走った。
                                 
 名人ひたすら耐える
行ってみると、彼が支える竿の先は海中に突き刺さり、時々強烈なパンチを食らって、ガク、ガクと御辞儀をしている。
名人の顔は、もう明家サンマではない、宮本武蔵となり海中の巨人をジッと睨んでいる。

名人をとり囲む様に、ギャラリーが10人ほど。
竿が、堤防の角を中心に、左へ、右へと移動する度に。
ギャラリーも移動する。
竿が投打を浴びると、曲りくねった坂道を登る車が、絶えずギアをチエンジする様に。
名人は道糸を送ったり、逆にリールを巻いたりと忙しくリールを操作する。

「これはエイだな」
「いやサメじゃないか」
「俺が前に巨大なエイを釣った時と同じだ」
「エイがこんなに動くわけねぇ」
「いやエイだ」
「ハリスは何号なんだ」
名人が悲鳴に近い声で、
「2.5号」

ノビタが来てから20分ほど経過した頃。
ギャラリーが、
「少し浮いてきたぞ」
ノビタには、さっぱり分からない。
ノビタの目に写るのは、道糸を出したり、巻いたりを繰り返している名人の姿だけ。

「上げろよ、逃がすなよ、これだけギャラリーが期待しているんだから」
「........」
名人応えず。
ノビタが来てから30分ほど経過。

   はちきれそうな名人のスカリ
水面下に黒く巨大な影が現れた。
一瞬、ギャラリー全員が息を呑み、水を打った様にシーーンとなった。
黒に近い濃緑色、流線形、サイズは70〜80cmほど。
そのまま黒い影は、海中深く消えて行く。

「ワラサだ」
「ヒラマサだ」
ギャラリーが活気ずいた時に。
ピシッーと、竿が空中に弾けた。
バラシ!。
一瞬、また全員沈黙。


直後に、
「バラシだ」
「バラシたよ」
の合唱が湧いた。
「あ〜あ、えれえ時間が無駄になったよ」
「見たかったーー」
「欲求不満になるぜ」
ギャラリーがぼやくこと、ぼやくこと。
「入場料も払わないくせに」
名人が、ぼやく。
腰を伸ばし、腕を伸ばす名人の顔には、疲労、困憊、落胆の色が出ていた。

ギャラリーが、傷ついた狩人に追い打ちをかける。
「一生に一回あるかないかのチャンスを逃がしたな、死ぬまでにまたチャンスが巡ってくればいいけど、ま無理だな」
名人、
「こんなの近いうちに仕留めてやるよ」

午後6時半まで我々も投げサビキをやったが、この後は二度と同じドラマを見る事はなかった。
本日、17〜20cmアジを2人で40匹ほど釣る。
釣果写真を撮る前にカミさんに料理され写真無し。

8月10日(金)

                                    
きむさん苦戦
期待一杯、夢一杯だった
「勝って来るぞと勇ましく♪」
と、義兄と一緒に家を出た。
目指すは昨日、東海村のアジ釣り名人が、ワラサか、ヒラマサか正体不明の大物を取り逃がした場所だ。
ズンダカ、ズンダカ、ズンダカ♪と、勇み足で現場に着いたのが、7時半。
薄曇りだが、風は南東、今日は暑い。

昨日、名人がいた所は空き家、ラッキー♪。
まず義兄に、沖アミを餌に、ハナダイを釣ってもらう。

初心者マークが...
その間に泳がせ釣り用の竿を、セッセと4本準備してと、突然。
「ウオーいい引きだ」
義兄が、叫んでいる。
磯1号の竿を湾曲させながら堤防に上がったのは、25cmの大アジ。

   
ノビタ1匹、後は義兄の釣果
しばらくしてまた義兄が、竿を湾曲させている。
今度は、20cmほどのカンパチだ。
この後、義兄がハナダイを上げる度に、それを餌にした仕掛けを、海に投入していく。
大物狙いの竿を4本並べ終ったのは午前9時。

義兄は、ハナダイだけでなく、大アジ、カンパチ、ワカシをポツ、ポツと上げていた。

きむさん登場
午前10時頃、きむさん登場。
きむさんとは、1年ぶりぐらいの再会である。
久々ながら、何か2〜3日ぶりぐらいにしか思えないのは、メールで交信していたせいかも。
きむさんには、昨日の名人の話をメールで連絡し、かなり期待を持たせてしまった感じ。

昨日と、今日では海の様相がすっかり変っていた。
1時間、2時間、3時間、4時間、5時間、6時間...海は眠った様に応えてくれない。

そしてついに来た!
この広大な海に棲む魚族は、繊細で、臆病で、移り気で、気まぐれで、掴みどころがないスレ者が多い。
この魚族の行動パターンを、チビた人間の脳味噌で推し量るなど、身の程知らずのヘボ釣り師かもしれない。
と、分かっちゃいるけど止められないのが、釣り人の妄想。
昨日の、東海名人が仕留めそこねた巨人が、チャポチャポと風に騒ぐ波間の下を悠然と、威風堂々と泳いでいる様な気がしてならないのだ。

午後5時、気分転換にと、遠くでルアーフイッシングをしている無明庵さんの所に、様子を聞きに行った。
無明庵さんと話しをしながらも、大物用にセットした4本の竿をチラチラと窺っていた。
距離は100メートルほど離れている。
また振り返り、竿を確認すると、1本の竿が....。
間っ逆さまに海に突き刺さっている。
心臓が轟音を上げ駆動し、一気に頭に血が逆流した。
走った、獲物を追う豹の様に走った。
義兄は反対側で、堤防にドカッと腰を降ろし、竿を手にのんびりと魚を探っている。
そのコントラストが、歯がゆい。

竿には紐がついている。
ドラッグも何度も確認し緩めておいた。
ハリスは4号である、待ってろ巨人。
竿のある場所に着くと、体中から滝の様に汗が流れ、体中で息をしていたが、それどころではなかった。

無我夢中で紐を掴む。
竿を引き上げ掴む。
竿を両手で持ち上げる。
重量感タップリの手応えが両手に伝わって来る。
そこまでだった。
敵の強烈な1撃を食らった瞬間に、竿先が空中に跳ね上がった。
エンドだ。
道糸が風に吹くかれ空中で泳いでいる。
道糸の途中から切られたのだ。
ラインチエックをしていなかったのが敗因か。

隣りに、きむさんがタモを持って立っていた。
「逃がしたんですか」
「大きかった〜、逃がした魚はまた大きい」
偶然なのか、昨日、東海名人が大物をヒットさせた午後5時10分に、寸劇は幕を下ろした。
午前9時から永遠8時間、されどくやしさが湧いて来ない。
よほど運がよくなきゃ処先、高嶺の花なのだと思う心が、あきらめさせてくれるのか。


この日、きむさんは終始、フグの猛攻にあい苦戦し、小カンパチ1匹。
ノビタは25cmアジ1匹である。
時間の経過とともに、ますます釣れなくなリ、午後6時撤退。

 本日釣果(義兄の釣果)
   アジ    24〜27cm  4匹
    ″     15〜17cm  2匹
   カンパチ  20cm前後  4匹
   ワカシ    30cm    1匹


8月12日(日)
                                     
蘇った堤防
クリーン作戦
本日、午前7時より東海某堤防のクリーン作戦を実施。
午前6時半頃から参加者が集まり、午前7時までに予定者50名に予告なし参加者10名が加わり、総勢60名を越す参加者が集まった。

あいにくの強い北風が吹き荒れ、ドラえもんさんが準備して来たクリーン作戦の横断幕が、なかなかフェンスに貼れない1コマがあったり。
ノビタは、肝心のデジカメを忘れて来てしまったり。

強風の中、何とかゴミの回収が終ったのは、午前8時半。
皆さんの御協力の結果、大変な量のゴミを回収する事が出来ました。
休日の中、貴重な時間を奉仕作業に費やして頂いた、参加者に深く御礼を申し上げます。次回は何時、何処を対象にクリーン作戦を実施するか決めていませんが、また企画した際には、今回同様ご協力のほど宜しく御願い致します。

アジ爆釣
午後3時、東海某堤防に義兄と出撃。
北東の強風が吹き荒れ、釣りずらかったが終始アジの入れ食い。
湾の中は、自然に出来た生け簀状態になっていた。
午後3時半〜6時半まで投げサビキ釣り、2人で80匹ほどの釣果。
竿を2本持って行ったのだが、ノビタが慌てて1本を折ってしまい、1本の竿を2人で交互に使っての釣果である。




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