先着3名様のじゃまにならないよう、彼らから100メートル程離れた所で始めた。
風は左から右へ強烈に吹き抜ける。
磯5号の5.4メートル竿は、風でなぎたおされそうになり、非常に投げにくい。
置き竿にして待つ。
竿は風に揉まれ、竿先はたえず上下左右の首振りダンス。
魚信なし。
どんなに竿が揺れても、魚が引くと竿先のリズムは確実に変化する。
これを見逃すようじゃプロじゃない!?
7時までに魚信2回、いずれも食い逃げ。
食い逃げされても当然、仕掛けは去年の仕掛け、針も錆びている。
まだましな仕掛けと交換した。
やっと石持がかかったが、強風で、テトラ越しに引き上げるのは容易ではない。
重りがテトラにカチーンと当ると、魚は宙を舞い海に帰って行った。
サイズは23〜25センチか?
先着3名様は8時にお帰えり。
誰もいない、風、雨、寒い。
耳の奥から”北島
三郎”の歌が、”帰ろかな〜、帰るのよそうかな〜”。
帰ることにした、8時半納竿。
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