1998年 11月2日(月)阿字ケ浦             
阿字ケ浦の浜と堤防

                                    
阿字ケ浦の柵
阿字ケ浦で石持が釣れていると聞き、様子を見に行った。
気温が昨日から急に下がり、殆ど期待出来ないが、座布団カレイを期待し、ポイントに向かった。

砂浜は、点々とカニ釣りの人が点在する。
カニ網を上げる度に1〜2匹カニが上がった。今年は、例年と比べると全く数が少ない。
北東の風が真向かいから吹き、大分投げにくそうだ。
         
                            カニ釣り風景
魚信無し
午前10時、港の南側堤防に着いた。
此所は40センチ近い座布団カレイの上がった場所だ。
1本の竿は石持狙いの胴仕掛け、もう1本の竿は、カレイ仕掛けをセットして投げる。

2時間経過、全く魚信無し。
竿はそのままに、一寸、堤防先端の様子を見て来ることにした。

 
オンボロおじさん   オンボロ人生がいた
カタツムリが這うように、タコを探っているおじさんがいた。
様子を聞くと、元気がはじける顔で、1.8キロと1キロそれに300〜500グラムを2匹、計4匹釣ったとのこと。

おじさん、急にドカッと腰を降ろし、タバコを吸い始めた。
ノビタもつられるように座った、おじさん待ってましたと話し始める。
涸沼川で会ったおじさんと雰囲気が似ている。
用心しないと、又3時間永遠にしゃべりまくられる。

おじさんは見るからに、オンボロだ。     
オンボロ人生が行く
ジャンパーもズボンも元は青い色のようだが、上から下まで全て色褪せて黒ぽい濁色、テカテカ光っている。

年は71才、毎日タコ釣りが日課だそうだ。
ノビタの未来と、対話しているような錯覚を受ける。

彼の話し。
タコ釣りはいつもは大洗だが、月曜日は工事で駄目なので此所に来る。
此所で試しに甲イカを狙ったら、1日で24匹釣れた。
見ていた人達が翌日、友達も連れ大勢押し寄せ、皆、大釣りとなった。(今年の6月の話しのようだ)

写真でおじさんが手にしている棒は、不要となった竿の半分を、おじさんが加工して作った、1.2メートルのタコ釣り用の竿。

おじさんは1時半頃に納竿。
背中にアレや、コレや、タコや、を背負い、フラフラ立ち上がる。
タコ釣りは一番の健康法だよと、笑いながら自転車で去って行った。

全く釣れない堤防          
                堤防風景
堤防先端より200メートル程手前、湾側にサビキ釣りが6人、外側に浮子釣りが4人。
風はさほどではないが、曇よりした天気のせいか、寒々とした風景だ。
話しを聞くと、今朝の5時からアジを狙っているが、釣れないとのこと。

それにしてもよく粘る。

      
堤防より阿字ケ浦を望む      坊主の釣りだった
午後2時まで、堤防から阿字ケ浦側に投げていたが、全く魚信無し。
昨日、テレビで松方弘樹の「世界を釣る」を見た。
今年もハワイで坊主、5年間、魚の姿を見ていないと、さすがにガックリしていた。
彼の忍耐の釣りに比べりゃ、4時間がなんだ、でもがまんの限界だ〜。
納竿。



 
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