1999年 5月5日(水)東海某堤防                 
 泥んこの太平洋に石持がいた

 
    泥んこの海              朝の海
朝6時半、昨夜の豪雨が上がり、陽が射してきた。
朝食の前の散歩気分で海に行くと、川から泥んこの水が海にどんどん押し出されている。
太平洋が1面、泥色だ。
堤防にポツンと釣り人が一人。

様子を聞いたが、全く魚信がないようだ。
彼の近くで竿を1本出し、泥々の海に仕掛けを投入。
1時間粘ったが、餌取りに餌を横取りされただけで、魚信は全くない。
あきらめて帰って来た。

午後の海
午後4時、また海を見に行く。
朝は誰もいなかった堤防に20人ほどいる。
   
                                            この波の下に石持ちがいた!
川も、海も、朝と変わらぬ泥だらけ。
海は内も外も波が高く、まだ荒れ模様だ。
それでもポツリ、ポツリと石持が上がっている。
竿を1本出し、泥々の内側に仕掛けを投げる。
たまに餌取りが餌を取る希薄な魚信が、竿先にプルプルくるだけだった。

バラシの連続
1時間経過、湾内をあきらめ、外洋に仕掛けを投げる。
置き竿にすると、波に道糸が引かれ竿がテトラの下5メートル程に落下しそうになる。
竿を手に持ち待つことにした、と、魚信だ!!。
竿先を連打するドド、ドド、ドド、続く引き込み。
大きく合わせると、魚が掛かった衝撃が手に伝わる。
リールを巻く、1巻き、2巻き......、途中、大波に仕掛けが巻き込まれた。
その瞬間、糸が弛む。
急いでリールを巻き糸を張ったが、空虚な軽さ!??。
        
                                            黄昏の堤防
バラシだ!!!
あわててリールを巻き再投入。
仕掛けが水面に落下直後に魚信だ。
今度は無事取り込んだ。
26センチと良い型だ。

まばらにいる周囲の人は、ノビタの興奮に気がつかない。(見かけはさりげなく、気ずかれないように)
この後も魚信が続くが、なかなか針がかりしない。
WHY?
セイゴ針16号は大き過ぎるのか?
同じ事は過去にも何度か経験している。
思考錯誤を繰り返し、1時は細いチタン製のメバル針を使用したこともあった。
少しは効果があったようだったが。

    
   23cmと26cm
5月3日は、もともと石持を狙う予定ではなかったので、針13号の市販のカレイ仕掛けを使用した。
この仕掛けはバレは殆どなかったが、毎回針を飲まれ、針をはずすのに手間取った。
これは、回遊する石持の僅かなタイミングを逃す可能性大であり、薦められない。

石持釣りは「魚信があったら針がかりさせる技術」をマスターしないと、数釣りで差が出るのだが...。
大波に巻き込まれ途中でバラシたり、合わせたタイミングでスッポ抜けを繰り返し、その内に魚信が遠のき、23センチを1匹追加しただけで幕切れ。
午後6時、たそがれがせまり、あわてて竿をかたずけ帰って来た。


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