1999年 10月3日(日)東海〜日立の海偵察             
いつもと変わらぬ釣り人の海
                                             車とゴミのある風景

午前8時、家のカミさんや娘達から「魚の持ち込み禁止令」が出ているため釣りを断念、しかたなくデジカメを片手にバイクで海に走る。

ニュースでは、放射能発生場所から半径350メートル以内の住民の避難は昨夕解除され、全員自宅に戻れたようだ。
東海村の農畜水産物全てから放射能は検出されず、今朝出荷された。

外気に放出された放射能は微量だったようで、大騒動の割りには影響範囲が少なかったようである。
とにかく一安心。


東海某堤防                                多くの釣り人がいた1文字堤防
朝8時半、駐車場は8割りほど車が埋まっていた。
相変わらず駐車場の廻りにはゴミが捨てられている。
放射能の影響も恐いが、目の前に捨てられたゴミも確実に環境を汚染し続けていることに間違いない。
こちらの方もマスコミはもっと騒いで欲しいのだが。

風は北風、空は今にも降り出しそうな天気、それでも堤防には点々と結構な釣り人がいる。
普段と何も変わらない光景だ。

午前9時〜10時、我が家で人に会う約束があり、一旦自宅に帰った後、また出かける。


日立港と久慈川河口                             石持釣りで賑わう河口
午前10時45分、久慈川河口の堤防をバイクで行くと途中から釣り人が一杯で進めず、バイクが停止した位置から撮ったのが右の写真。

放射能漏れ事故現場から一番近い久慈川の水質に問題なしの発表があった事は、海も問題ないと言うことか。

反対側の第5埠頭には、海がしけていない限りこの時間帯にあるはずのない遊漁船があった!
放射能騒ぎでキャンセルがあいついだ結果か?
周辺の岸壁は、釣りをする子供連れの人達で賑わっていた。


    
遊漁船は本日臨時休業


久慈川の赤い橋から50メートル程下流では、サケを底曳き網で獲る人達の舟が4〜5捜待機している。

岸から上がってきた人の手に、獲物で膨らんだ南京袋がぶら下がっていた。
外から見た目測だが、80センチほどが5〜6本入っていると見た。
              
     サケ漁の舟








久慈川の東海側突堤
午前11時、東海側突堤先端を見に行くと、
4人が石持釣りをしている。
海は、少々うねりがあるが、青く、濁り気がなく、石持がいる気配はない。
                  
                              アタリなしの持久戦
10分程様子を見ていたが、誰にもアタリは来ず4人のうちの1人は、あきらめて帰り支度をしている。
風は北西でやや強く、釣りには向かない。
それでも釣り人達はじっと竿を見ていた。
おそらく何匹かは上がったのだろう、潮はこれから上げてくる、これからに期待しているのか。

来週は、カミさんと意見が合わずとも出陣する予定だが...。

今回の事故で、とにかく我が家で一番ピリ、ピリしているのがカミさん、問題無いと発表されても、その発表を信用していない。
「勝手に心配してな」と言いいたいのだが、その前に「外を出歩き放射能を拾ってきた」と、カミさんは、とうとう切れてしまった。

何か、とてつもなく疲れた休日が終わる。

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