2002年11月23日(土)三流の釣り場 

      久々の釣果


寒い朝
目が覚めると、窓の外が明るい。
寝坊だ!、と一旦は釣行をあきらめたけど。
念の為、時計を見ると午前3時。
(外の明るさは月灯りだった)
まだ間に合う。

でも寒くて・・・。
「あなたな〜ら どうする♪」
の思案橋。
何とか、一滴(ひとしずく)の元気を捻(ひね)り出し。
布団から這い出した。

行くぞアトム
「俺には、おめ〜という強え〜味方があるんだ」
と国定忠治は、赤城山で月に刀をかざしたとか。
ノビタは文明の力、オンパックス「はる」を電灯にかざし。
体中にペタペタと貼った。

50CCのラッタッタッに乗ると。
弱虫が、鉄腕アトム(古いな〜)に変身し。
寒風に向かって突進して行った。
                           
十万馬力だ
「空をこえて ラララ 星のかなた
 ゆくぞ アトム ジェットのかぎり
 心やさしい ラララ 科学の子
 十万馬力だ 鉄腕アトム ♪」

目的の駐車場に着くと。
薄暗い駐車場に車が2台、ひっそりと止まっていた。
こんな寒い夜に、夜釣りとは・・・・・
ハハハハ
目やにが、鼻たれを笑う。

こち吹かば
釣り場に向かって歩いた。
夜空は、雲に覆われ星もないのに。
大地も、海も、天も。
ボーーッと青く形を現わしていた。
以外な明るさだ。
後ろを振り返ると、白い月が雲間から顔を覗かせていた。

釣り場には誰もいなかった。
貸し切りの海だ。
荷物を下ろし。
月下の海で。

「 ノビタは釣りをする
  ヘイヘイホー   ヘイヘイホー
  こだまは返らない
  ヘイヘイホー   ヘイヘイホー♪」

カサカサカサと、東風(こち)が、ビニール袋を叩いて行く。
闇に埋もれた遠くの堤防に、ポツン、ポツンとヘッドランプの灯りが2個、蠢めいていた。
釣れているのかな〜。

アジがいた
釣りを開始したのは、午前4時。
コマセは使わない。
サビキに沖アミ、それに秘密兵器を付け、30〜40メートル投げてみた。
仕掛を投入して1〜2分。
電気浮子が、海中をピンクに染めながら沈んだ。
「イタ〜〜〜♪」
水温が12度まで低下し、もう姿を消すはずのアジがいた。
それも20cmオーバーのアジだ。
駅のホームで、来ないかもしれない恋人を待っていたら。
電車のドアが開き、そこから恋人が・・の様な嬉しさ。

秘密兵器の効果
竿を、もう一本追加した。
秘密兵器の予備がなく、サビキに沖アミだけの仕掛にしたが。
この差は歴然だった。
釣り開始から1時間半、秘密兵器を付けた竿は4匹、付けない竿は1匹である。
また1つ賢くなった。
                         
千金の価値さ
予想外のおまけ
それは午前5時45分だった。
ちょっと、ご用を足しに行き、戻って来ると。
浮子が、元の位置から10メートルほど移動していた。
潮の流れが早くなったのかな〜。
と気になって。
リールを巻くと、根掛かりの感じ!。

強く引くと、動く。
そのままリールを巻いて来ると、足元まで来た所で、ドドドドと抵抗した。
堤防に上がったのは、何と20cmオーバーのメバルではないですか。
予想外の獲物だ。
ノビタにとっては、明日に夢をつなぐ、千金の価値ある魚だった。

納竿
午前4時から凡そ2時間、ささやかな釣果だが、充分に満ち足り。
”願わくば”は、明日の楽しみにと、午前6時に現場を後にした。
帰る頃には、この三流の釣り場に、10人ほどの釣り人がいた。
来た時は、暗く分からなかったが、いたる所にゴミが。
人間形成の本質的な所に関わる、暗くおぞましい部分の露呈だ。
これを抑制できるか、出来ないか、その人の品格にも表れるのでは。

 ”美醜は問わないが卑しさは救いがたい。
 男の容貌は精神の高さと意志のあらわれである”
       「四十七人の刺客」 by 池宮彰一郎

  本日 釣果
     メバル 22cm 1匹
     アジ  18〜23cm 5匹











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