2003年9月12日(金)久慈漁港
   午後7時〜8時10分          

    復帰第二戦もボーズ


                         人影のない夜の港
今日もボーズ。
こんな日の日誌は、ひどい便秘になったように書けない。
毎度のことながら、それでもなんとかひねり出した。

迷う
夕刻、家に帰ると先にミーが帰っていて。
「オットーやめるか?どうせ釣れないゾ!」
と、ノビタの心を見透かしたような問いを投げてきた。

外は、どんよりした空、風、そして小糠雨と、憂鬱な天気だ。
ましてや、今夜も先週と同じ、足場は安全だが期待薄の久慈漁港である。
でも先に、ミーに「止めようか」と言われたので、行くことにした。
男の意地である。

 
灯りに透けて行くミー
お気をつけて
パタパタパタと準備をして、ピヨコタン、ピヨコタンと外へ出ようとすると。
「行ってらっしゃい、お気をつけてーー!」
と運転手のミーが、からかっている。

その後、
「オラオラ、じゃま、じゃま、じゃま〜」
と体の不自由な父上(ノビタ)を、まるで飼い犬のように追い払い、先に外に出て行った。

うるさいミュージック
車の灯りが跳ね回る245号線を、一路、久慈漁港へ。
車内は、浜崎・・とか、内田・・とか、・・・・とか、・・・・とかの騒々しい歌が鳴り響いていた。

目の前にあるボタンを、プチン!と押したら急に静かになり。
ホッとしたとたん、
「ヤメテヨーー!」
とミーが絶叫、即、スイッチをオンされたので。
またプチン!と押したら、
「オリナ!」
と車を止めようとするので、しかたなく、それからじっと我慢していた。

                             
また空振り
風の中で
午後7時、先週とほとんど変わらない時刻に漁港に着いた。
50メートルほど先に、先客が2人。
発電機の集魚灯で、海を照らしながら釣りをしているが・・・。

彼等もノビタと同じ、
「人の行く裏に道あり 花の山 (ウハッ!♪)」
狙いなのか。

「早くしなよーー!」
とミーにせかされながら、アジサビキ用の竿を1本用意していたら。
仕掛が、グルグル風に廻されゴチャゴチャに、それを解いたと思ったらまた風に廻され、と準備に15分ほど掛かかる。
風に混じる小糠雨が体を濡らし、体温を奪っていく。
準備が終った途端、家に帰りたくなってしまった。

魚は何処に
そして仕掛を海へ。
小波が騒ぐ暗い海に、赤い電気浮子が何ごともなく漂っている。
すぐミーに竿を手渡し、
「1匹釣れたら帰るゾ!」
と宣言し、車の中に退避した。

ミーが、
「ムリ、ムリ、ムリだ〜」
と叫びながら、竿を操っている。
その姿、やけくそなのか、前向きに燃えているのか、帰りたい一心で1匹釣ろうとしているのか。
よく解らないが、熱心な後ろ姿だった。

戦意喪失
北風の中で健闘するミー。
それを車の中から見ているノビタ。
いつかノビタの戦闘意欲が、
「吹けば飛ぶような干物になって〜♪」
と、カラカラと乾いた音を立てながら、どこか遠くへ転がって行く。

30分ほど、ミーの釣りを観戦していた。
ミーが代れの合図をよこすので、しかたなく選手交代。
それから30分、「耐へがたきを耐ヘ、忍びがかたきを忍び」の釣りをしていたが、1度もアタリ無し。
結局、午後8時10分、久慈漁港にグッドバイする。

The End
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