2004年6月4日(金)久慈川河口
               午後6時40〜午後9時

  
      石持は何処に?

天気は上々                         河に沈む夕日
日が沈んで行く、空と地を赤く染めながら。
その夕照、川面に黄金色に輝く一条の線を曳き。
幾千、幾万の乱光が波間に跳ね。
1日が幕を引かんとする華麗な夕暮れ。
一天に雲なく。風なく。
寒くもなく、暑くもなく、すべてこの世は事もなく。

河口の上流で、釣り人が数人竿を並べていた。
その日暮しの土地の者なのか。
平凡な勤め人なのか。
真剣なのか、倦怠モードなのか、置き竿にしたまんまボンヤリ川を眺めている。

堤防の先端付近で釣り人が一人、虫のようにテトラの上を這いずっていた。
先端側は、彼とノビタだけのようだ。
彼から50メートルほど手前に荷を降ろし。
豪華な夕景を前に釣りの準備を始めた。

   
干潮時の久慈川河口
フグはいた
青い空の末にあった黒い闇が。
徐々に空を覆い、白く霞んだ星が数個形を表した。

午後6時50分、川に向かって第一投。
竿は、波が川を登って来る度に、召し使いが主人を迎えるが如くお辞儀をし、また静止する。
30分ほど経過、餌をチエックすると、針だけに。
餌を付け替えて再び投入。


竿をテトラに立てかけた途端、竿先につけた鈴がリリリーン♪と鳴り、竿を大きく合せたが空振り。
その後も、餌を付け替える度にアタリが、そして空振り。
何度目か、とうとうフイッシュ・オン!。
「正体見たり枯れ尾花」上がって来たのは、体長15cmほどのフグだった。

    
満潮時の久慈川河口
8匹!
午後7時半、堤防の先端から釣り人が帰って来る。
どうでしたかと聞くと。
「朝からやって8匹ですよ」
エッ、そんなに?。
「フグですが・・・・」
それを先に言いなさいよ、ったく。

午後9時まで粘るも、あの痛快な石持のアタリを、とうとう見ることなしに納竿。

                                     
東の空に月が2つ
帰る途中振り返ると、海上に月が2つ。
上は空に輝く本物の月、下は海に写った偽物の月なり。
近日中に必ず石持をゲットするぞ、とつぶやいたけど。

本日釣果・・・・・ボーズ




The End
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