2004年11月5日(金)日立港第5埠頭
          午後2時〜午後5時半
 

        イワシが釣れた日

イワシの名誉回復                             イワシ釣り
スーパーのお魚コーナーに立ち寄ると。
せぐろイワシ30尾入りパックが128円、それと子持ちシシャモ10尾入りパック298円が、並んで飾られていた。
身分の差が、一目瞭然である。
イワシは、栄養価もあり、刺し身や、日干しなどにしてビールのつまみにすると、シシャモよりも美味しいのにだ。

一般にサバやイワシは、世間では非常に評価が低い。
それを食する家は、貧困家庭か、家柄や、人柄さえも卑しいと見られているような気がする。
もともと海の中で、鯛やヒラメと一緒に泳いでいた時には、身分の差などなかったのに、人間に釣られたとたん高級と低級の差がつけられてしまうのだ。

これはおかしいと。
ノビタは、低級と評価されたイワシやサバの名誉回復のために、メバルや石持だけでなく、サバやイワシもドンドン釣ることにした。

日中は渋かった
午後2時、日立港第5埠頭。
雲一つないカラリンコの空の下、10人ほどイワシを釣っていた。
ノビタも彼等の仲間に入る。

    
仕掛
仕掛は今日も、日立フイッシングセンターサウス店で調達した”港の常備薬”である。
この実力は、前回実証済みだ。
風もなく、秋の陽光が眩しい昼下がり。
右や、左の旦那さんたちは、熱心に竿の上げ下げを繰り返しているが、一向に釣れる様子がない。
右端の一番釣れる特等席で、忘れたころに1匹釣れる程度。

ノビタも皆さんと同様に、竿を上げ下げしていると。
竿を持つ手に、ククククッとデリケートな応答が伝わって来た。

                                     
    食べごろ
釣れたのは、大きさが15センチほどの”せぐろイワシ”1匹。
この後、忘れたころに1匹、また忘れたころに1匹、とアタリの間隔が遠かった。

イワシ狂い咲き
釣りを開始してから2時間半で12匹、渋かった〜。
午後4時半、夕闇がせまってきた頃。
周囲で、ポツ、ポツとイワシが釣れ始まった。

ヘトヘトになりながら竿を上げ下げしていると、クククッと久々のアタリ。
ソーーッと引き上げようとすると、グググッと引きが強くなり、竿先のお辞儀もしだいに深くなっていく。
まだだ、まだだと、追い食いを待っていると。
ククッ、ググッ、クーーッと、水中にいる魚の躍動が激しくなったので。
もう充分と竿を引き上げると、なんと5匹も掛かっていた。

これ以降、海が沸騰したかのように、入れ食いとなる。
「我ときて 遊べや 親のないイワシ」
と夢中で釣った。
ところが、ノビタは快進撃だったのに、周囲はさほどでもなかった。

           
時合だ!
左り隣りの人は、ノビタと同じ時刻から釣りを始めて、まだ3匹。
午後5時、とうとう左り隣りの人が、
「カンパイ!(完敗)!」
と一言叫んで帰って行った。

彼は、サビキをとっかえひっかえしていたが、いずれもヒットしなかったようだ。
たかがサビキ、されどサビキである。
”港の常備薬”なら・・・・。


納竿
携帯電話が鳴った。
Oからだ。
何を釣ってるのか?と聞くので。
エヘヘヘヘヘ・・・と罰が悪そうに、イワシと答えた。
イワシとなると、どうしてもエヘヘヘヘ・・・となる。
ワッハッハハハ・・・・とは笑えない。

Oに対するライバル意識が、イワシ釣りをしている自分を卑下しているのだ。
O曰く。
「イワシは釣るもんじゃねぇ、もらうもんじゃ」
彼の家の周囲は、漁師が多いので、うんざりすうほどもらうらしい。
午後5時半、すっかり暗くなると皆さん帰り始めたので、ノビタも納竿にした。

本日釣果
  せぐろイワシ 14〜17センチ  56匹

                  
   本日釣果




































The End。
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