２００５年９月２３日（金）　東海方面 　　　　　　　　　　午前１１時〜午後３時

ハゼ釣り♪ 今日は・・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヒクヒクとすぐアタリが ドラえもんさんから、今日は何を釣りに行くのですかと電話があった。 ハゼ釣りでっせと応えると。 ホントですか〜と怪訝そうな声が返ってきた。 おそらくまたノビタは、青物釣りだと思っていたのかも。 他人の期待を裏切るのも楽しからずや。 チョン、チョン♪。 今日は、メールを出しても音沙汰のない”ふったさん”の弔い合戦だ。 ”ふったさん”は、あちらに行く前はメバルやキスが好きだったので。 メバルやキスならば供養になったのかもしれない、でも返り討ちにあいそうだったのでハゼにした。 傷心の釣り 午前１１時に現場に着く。 重くたれこめる暗雲の下、鉛色した海が吠え。 粉雪が舞い散り。 烈風が吹き寄せ。 飛沫を浴びつつ一人岩礁に立ち、涙と鼻水を垂らしながらモクモクと竿を振るい。 �"海ハヨーー、海ハヨーー、海ハヨーー♪���錫鮠 ����を歌い、傷心を癒すつもりだったけど・・・・。 北東の風軟らかく。 海も穏やか。 雲の裂け目から青空まで顔を覗かせ。 汗ばむような陽気である。 そして、先客数人がワイワイ釣りをしている。 �"晴レタ空ーー　青イ空ーーー♪���錫鮠 ����のまるで傷心にふさわしくない釣り日和だ。 先客は、釣れているような・・・・、それを見た途端、期待で傷心の血が騒いだ。 第一投。 竿を置くと同時に、竿先がヒクヒクお辞儀を始めた。 竿を掴み合せると、確かな手ごたえが。 はじめの１匹は１０センチ未満の出来ハゼ。 竿をもう１本追加した。 ハゼ釣り教室 竿は、３．６メートル錘負荷６号の柔らか目。 仕掛は、錘６号の下にハリス長２５ｃｍ袖針６号１本を付けた。 あいにくと袖針は６号しか持っていなかったので、針を飲まれて往生した。 袖針ならば７〜８号の大きさが良いと思う。 餌は青イソメ。 はじめ置き竿にしたが、アタリがあってもなかなか針掛かりしないので、釣り方を誘引置竿法に替えた。 誘引置竿法とは。 仕掛が海底に着底したことを確認し、そのまま仕掛をナメクジが這うように、ゆっくり海底を引いて来る。 すると途中で、ハゼが動いているエサを見つけ、 �"餌だ！���錫鮠 ����と叫んで咥える。 ここで合せると、ハゼが驚いて餌を口から離してしまうので。 ハゼが餌を咥えるクック、クック、クックという信号を竿先が受信したら。 森羅万象、逃げるものを追う習性を利用して、餌を奪うように竿を持ち上げるべし。 そして道糸の弛みを取り、置竿にする。 １０秒ほど待つ。 ハゼが、今度は餌を逃がさないぞと一気に餌を飲み込み、ホッとするはず。 すると道糸がフケるので、そのタイミングで合せる。 この方法だと９９％の確率で針掛かりする。ホントだよ。 ジョーンズか？ 針が６号と小さいので、何度も針が飲まれ手間取ったが。 始めから終わりまで入れ食いだった。 　　　　　　　　残酷物語 そして異変が起こった。 針掛かりしたハゼを引いて来ると。 気がつかなかったがこの時。 映画��ぢジョーンズ��ぢのテーマ曲、ドッド、ドッド、ドッド、ドッド、ドッド、ドッド、ドッド、ドドドドドドド・・・・・・チャララーン、が鳴り響いていたのだ。 そして一発、ガツーン！と凄いアタリ、すごい重量感。 そのままグーーンと竿先が引っ張られ。 「何だ。何だ。どうした？」 友を失った傷心が、期待で破裂しそうになったが。 一瞬だった。 急に、風船の空気が漏れるように重圧が消えて、岸に上がって来たのは。 �"死ぬのは恐くはないが、体が半分では死んでも死にきれない���錫鮠 ����と口をパクパクしている、身が半分になったハゼだった。 驚いたーーー。 南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、チーン。 納竿 午後０時半に、雨がザーザー降ってきたが。 ドブ鼠になりながらハゼ釣りに夢中になっていた。 雨は２０分ほど降ったか、いつか雲間から青空が覗き、日が射してきた。 午後３時、餌がなくなったので納竿。 ハゼ釣りに夢中になり、ふったさんのことは忘れてしまったよ。 チャン、チャン♪。 本日釣果 　　ハゼ　　　１０ｃｍ前後　　５３匹＋１／２匹 　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　本日釣果 Ｔｈｅ　ＥＮＤ

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