2006年3月3日(金) 阿字ケ浦方面
             午後1時~午後5時
ノビタの釣り天国
 
       今日もカレイが釣れた♪
          

亭主族の教養講座
「日記帳、四日目からは以下同文」
      (読売新聞の時事川柳)
カレイ釣りが続くと、釣り日誌も以下同文ですましたくなってきた。
読む方も「またか・・・・・」と思っているのでは。

そこで、たまには目先を変えて知的なお話しでも。
熟年離婚が最近話題になっているが。
これから紹介する話しは、元読売新聞記者の白石真氏の「粗大ゴミ日記」(彩流社)に書か�れていた奥さんたちの不満である。

「粗衣、粗食、粗マンに耐えて」(ノンフィクション作家 大宅壮一)、朝夕満員電車にゆら�れ、安月給に甘んじ、せっせと働いて女房、子供を養ってきた亭主族なのに・・・・。

                                        
    夫婦の危機
ー「粗大ゴミ日記」よりー
12月○日の日記から抜粋。
読売新聞の読者投稿欄に投書された記事が紹介されていた。

<粗大ゴミを預る会社>(原文のまま)
風邪で2日続けて会社を休んだ。
ふだん私を会社へ送り出したあと、ひとりで昼間をむさぼってい�る女房も、看病や食事でなにかといそがしそう。
ようやく治って出勤する朝、玄関で女房がひとこと。
「会社ってありがたいとこね。朝九時から午後五時まで預かって�くれて、お給料までくれるんだから」。
亭主が苦労して働いている会社を、粗大ゴミ預かり所とでも思っ�ているのか。
                 (埼玉県坂戸市47才男子の方)

この奥さん、思わず本音を吐いたようですが、何処の奥さんも同じように思っているのか。�このご夫婦も熟年離婚の予備軍かもしれません。(ノビタ)

<退職後の夫、家庭で大活躍>(原文のまま)
この四月以来、私は一度もぞうきんを手にしていません。
決して主婦業を廃業したわけではないのですけれどー。

四月から”自由人”になった夫は、体を動かすことが何より健康の元と主張する一人で、い�まもって自分のペースを崩さない意志強固なところがあります。
夫は中学の校長をしていました・・・・。
やめた途端がっくりくるのではないかと心配しておりました。
ところがさにあらず、いままで外に向いていた目が内に向き出したのです。

私の職場を脅かし始めたのです・・・・この半年の間に家の中はだいぶ片付けられてしま�いました。
家事に目を向けられたので私は内心穏やかならず・・・・・。
朝も6時に起き、家の中の掃除、もちろんぞうきん掛けもします。
家中の掃除ですからたっぷり一時間はかかります。
・・・・・
新聞の切り抜きの中には、最近は家事に関するものもたまりました。
いままで家のことは見向きもしなかったのに、私にとってはますます脅威です。
でも夫にとってはこれが健康法。
男子厨房に入らず、なんて我が家には通用しなくなりました。

かくて夫の腕まくり、そのうちに冷蔵庫に目が向いてきそうです。
ぞうきんを取られたので、包丁だけは取られないように私もがんばろうと思います。
                 (岩手県大船渡市五十五才の主婦の方)

このような男性も世の中にはいるんですヨッ!。このご夫婦は壊れないでしょう。(ノビタ)

<「ゴルフと漬け物」>(原文のまま)
・・・・・日曜日はゴルフ行に費やされる。車がないので、早朝、同行の友人に迎えに来ても�らう。
そのお礼においしい漬け物を漬けて、そのつど持ち帰って頂くようにしろとのご命令!妻�がパートに出なければならない程度の生活で何がゴルフだ、働いてきて休むひまもなく食�事の用意、洗濯と家事をやって、そのうえよその家の漬け物まで漬けろとは!!
うらみつらみをのど元でぐっと、とどめて夜な夜なツメをといでいる古女房の気持ちをときに�は考えてみろってんだ!!
           (町田市・ゴルフに怒れる古女房・49才)

このご夫婦の一寸先は闇なのでは・・。(ノビタ)

<12月○日の著者白石氏の夫婦喧嘩>(原文を一部省略)
「定年退職して稼ぎの無くなった男は寄生虫みたいなものよね」
「寄生虫とは。ちょっと言葉が過ぎるんじゃないか」
「アラ、寄生虫だなんていってませんよ。寄生虫みたいなもの、といっただけ。あんたは虫�じゃなくて、立派な人間さまでしょう」
・・・・・・・・。(省略)

「うるさい!!オレは寄生虫も、みたいなものも、結局は同じ意味だといってるんだ。バカ�にすんな!」
「バカになんかしてるもんですか。あなたったら、すぐ怒鳴ればいいと思っているんだか�ら・・・。でも”同じ意味だ”というのは、正解。私もそう思っていってるんだから・・・」
・・・・・・・・。(省略)

「それじゃ伺いますがね、現役時代はオレの給料でなんとか食えたんだから、お前サンが�オレに寄生していたということを認めるかね?」
「寄生なんてしてませんよ。あんたが会社で働いたぶん、私は掃除、洗濯、食事の仕度、�全部やったでしょ。これ、すなわち内助の功。だから5分、5分だったというわけ。それがい�ま、あんたの収入はガタ減り(白石氏の年金やバイトの収入)になったのに、私の仕事は�掃除、洗濯、その他モロモロ、ちっとも変わらない。これじゃ5分、5分といえないでしょ。だ�から私に喰らいついている寄生虫みたいなもの、というわけよ」
・・・・・・
「家政婦を一日雇えば7、8千円もかかるのよ。これを一ケ月に換算すれば、私だって24�~25万は稼いでいる勘定・・・。奥サンの有り難味、判ってくれなくちゃ困るわよ」

(ノビタの感想)
所詮、カミさんと口喧嘩したって無駄ですよ。このご夫婦は口喧嘩でガス抜き(奥さんが)�している。亭主はひたすら”忍び難きを忍び、耐え難きを耐え”るしかないのかも。
ノビタも毎日、”バカときどき利口”とカミさんにからかわれているが、じっと耐えている。
これが男の生きる道か、トホホホホ・・・・。
  
                                    穏やかだったのに
3月3日釣り日誌
昼下がり雲間から陽射しがこぼれ、風もゆるく穏�やかな陽気だった。
ところが午後2時半を過ぎると天候が一変した。
重くたれこめる暗雲が地上にのしかかり。
疾風が波を吹き、三角波が岸に向かって走って�行く。
氷雨が釣り狂を襲い、防寒具の上でパチパチパ�チと弾け飛んだ。

空も海も陸も色が褪め。
堤防は孤独とロマンと哀愁に満ちた荒涼とした冬�景色に。
何処からか「シェーン・カム・バック」と少年の呼ぶ声が聞こえてきそうなロケーションだ。

錘負荷30号の剛竿は、風に耐えながら天を仰いでいたが何度も吹き飛ばされた。
眼鏡のレンズに雨粒が付着し、事物が白い霞の彼方へ。竿先に付けた鈴が風に吹かれて�「ルルル・・・・」と低く唸り続ける。

    
一天にわかに掻き曇り
頭から足までビショ濡れになりながら、耐えがたき�を耐え忍びがたきを忍び竿を見続けた。釣りを開始�してから3時間半、3本のうちの右端の竿の糸が異�常にフケていることに気がついた。

「ひょっとすると・・・・?」リールを巻き、大きく竿を後�ろにハネ上げた。
「手応えアリ!」。
リールをフル回転し敵を岸壁に引き寄せ。
海面を見て一瞬考えた後、一気にゴボー抜き。

上がったのは45センチのマコガレイ。
ノビタの廻りにはカレイ釣り名人が3人見にきていた。
タモを使わず良かったと内心ホッ、此処では50センチ以下のカレイをタモで上げると、初心�者と見られるのだ。

午後5時撤退。

本日釣果
マコガレイ 45cm1枚
                   
本日釣果























The END
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