２００６年８月２日（水）　阿字ケ浦Ｂ方面　アジ釣り 　　　　　　　　　　　　　　　　　　午後５時半〜午後７時

今日もジグサビキ 夕餉の菜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　赤紫の空に月が 午後５時。 夕餉の菜にアジを調達して来ようと、愛馬ロシュナンテに乗り家を出た。 この季節、お魚の調達先が海であることが嬉しい。 時々、空振りもある。 スーパーだって特売品は品切れの時があり、くやしい思いをすることがある。 森羅万象、いつも思い通りには行かないさ。 沈黙の海 黄昏色に染まりつつある海はベタ凪。 東から心地良い風がパタパタと吹いていた。 ルアーマンが７〜８人。 �"ビシッ！���錫鮠 ������ぢビシッ！���錫鮠 ����と竿を振っている。 もうどれほど投げているのだろう、まだ収穫が無いようだ。 竿を持ったままボーゼンと海を眺めているルアーマン、ため息が聞こえてきそうだ。 やっと 午後５時半。 磯３号、４．５メートル竿に、改良版ジグサビキを付け釣り開始。 １投、２投・・・・・・１０投、・・・・２０投、と空振りが続く。 午後６時１０分過ぎ、もう駄目かとあきらめかけていた時だった。 仕掛けが海底に着底、道糸の弛みを取り、竿を静かに持ち上げると。 グググーーッと竿先を引き込む待望のアタリ。 ーアジだ！。 心臓がはためく。 道糸が緩まないように絶えず微細な心で、かつ大胆に竿とリールを操り、堤防の上へ。 ２０センチほどのアジだった。 その後、午後６時半までに、やっともう１匹追加。 束の間の騒ぎ くれなずむ海。 終焉は近い。 ジグサビキ釣りは、海が闇に溶ける前の一瞬が勝負。 夕餉の菜はたった２匹か、とあきらめかけた時。 神は我を見捨てなかった。 いきなり海が賑やかに。 仕掛けが海底に着底する度に、ククッ、ククッと竿先がお辞儀をする。 時には、ダブルで。 午後６時半から約２０分ほど、先客万来熱烈歓迎ムードのパレードが続いた。 サイズは、みんな約２０センチと型もまあまあだ。 納竿 午後６時５０分過ぎ、ポセイドン（海神）が強制停止ボタンを押したか、ピタリと食いが止まった。 薄墨を流したような空に、三日月が白く輝き。 祭りが終った海からは、音が消えた。 あまりに静かなので、そこに海があることすら忘れてしまいそうだ。 午後７時、納竿。 闇が沈殿した堤防を一人帰って来た。 夕陽の残焔が、西の空を薄赤く染めている。 今日も、天の恵みに感謝。 　��ぢ君見ずや高堂の明鏡 　白髪を悲しむ 　朝には青絲の如く 　暮れには雪と成る 　人生意を得て須らく 　歓を尽すべし 　金樽をして空し 　月に對せしむる莫れ���錫鮠 ����　　　　　　　　（李白） 本日釣果 　　アジ　　１７〜２０センチ　　１０匹 　　　　　　　本日の釣果 Ｔｈｅ　ＥＮＤ

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